2025年1月~3月分のバックナンバー

更新日:2025年04月01日

2025年3月26日(水曜日)

令和7年度予算~次代に向けた飽くなき挑戦~

令和7年度の一般会計の予算総額は236.1億円。10年連続で200億円を超える積極型予算で、令和6年度3月補正前倒し分15.2億円を合わせて総額251.3億円となり、令和元年度の新庁舎建設以来の250億円超えとなり、特別会計、企業会計を合わせると総額398.4億円となります。

主な事業は、「妊婦健診の拡充」や「学童保育施設建設(小野東小)」の子育て支援、「新たな幼稚園整備」や「河合中学校の改修」、「学校体育館空調整備」の教育環境の充実、「トイレトレーラー整備」や「防災資機材拡充」の防災対策。更には、東播磨道の全線開通と連動した「新都市南北線」等の道路ネットワークの充実をはじめ、「図書館東側の市街地開発」、「浄谷黒川丘陵地の利活用」、「新ごみ処理施設の基本計画策定」など、小野市の資産価値を高める事業に果敢にチャレンジいたします。

多彩な事業を展開する中で、市税収入は79.3億円(ひょうご小野産業団地の稼働により過去最高額)、令和7年度末における基金残高は79億円、地方債残高は204億円(国の補填で市の実質負担は71億円)の見込みであり、市の財政規律のガイドライン(基金残高70億以上、実質公債費比率10%以下、将来負担比率30%以下)を達成しており、引き続き健全財政を堅持してまいります。

先行きが不透明な社会情勢のなか、「行政も経営」というぶれない本質を貫きながら、ハード・ソフト共に未来への基盤を築くための投資を行い、50年、100年先に「住んでよかった」と言ってもらえるまちづくりを進めてまいりますので、ご支援とご協力を賜りますようお願いします。
 

2025年3月19日(水曜日)

新たな幼稚園整備が始まりました

先日、わか松幼稚園と小野東幼稚園が統合再編する「おの幼稚園整備工事」の起工式を小野小学校敷地内の新幼稚園整備予定地で執り行いました。

当日は、あいにくの雨模様でしたが、式が始まる直前に雨が収まり、まさに「雨降って地固まる」ではありませんが、幼稚園の統合というこれまでにない挑戦に新しい風を吹かせてくれることを予感させられました。

高度経済成長期やベビーブームの流れの中で、これまでにわか松幼稚園と小野東幼稚園から1万人以上の園児が卒園しましたが、近年の少子化等の影響により、園児数は減少傾向となっています。そのような中、小野市においては画一的横並びの仲良しクラブではなく、小野市に適応した幼稚園の再編を新たなチャレンジとして、各園の園長やPTA代表をはじめ、教育委員会や関係者を踏まえて何度も検討を重ね、時代に即した幼稚園の整備に向けて動きたしたところです。
 

この令和8年4月に開園予定の新幼稚園は、小野市教育行政顧問である東北大学・川島隆太教授の『脳科学理論』に基づく16か年教育を推進する幼児教育のセンター的役割、幼児教育の実践の場として隣接する小野小学校との連携(幼小連携)や親子の愛着形成を図る取組を強化するとともに、魅力ある屋外教育環境を整備する予定となっております。

また、統合再編に向けて昨年11月から両園で新たに「預かり保育」を実施しており、保護者の方から「新幼稚園に通わせて本当に良かった」と実感いただける魅力あるオンリーワンの幼稚園を創造してまいります。
 

2025年3月12日(水曜日)

今年の「おの桜づつみ回廊」は平日が狙い目!

2月の最強寒波を乗り越え気温は段々と暖かくなり、春の訪れを感じる季節となりました。一級河川加古川の左岸、全長4km、650本の桜並木で西日本最大級の「おの桜づつみ回廊」が見ごろを迎えようとしています。

5種類の桜(江戸彼岸、大島桜、染井吉野、八重紅枝垂、思川)が上流から下流へ順番に咲き始め、3月下旬から4月上旬まで長期にわたって桜が楽しむことができます。散策しながらゆっくりと桜を見ることができる市民の憩いの場として、地元の有志により田んぼに水を張って水面に桜が写る「逆さ桜」や、幻想的な空間が広がる「夜桜ライトアップ」も人気を集めるなど、年々来場者も増えて昨年は約12万人の方々で賑わいました。

今年も多くの方々にご覧いただこうと開花に向けて準備中で、今回から来場ピーク時の4月5日(土曜日)、6日(日曜日)は、道路渋滞回避と安全確保のため「堤防道路の終日通行止め」「シャトルバス運行」を計画しており、加古川堤防(古川橋から粟田橋)通行止めや河川敷駐車場は閉鎖とし、小野市役所や北播磨総合医療センターからシャトルバスを運行します。

また、回廊周辺の警備やシャトルバス運行、仮設トイレの設置などの経費に充てる「環境保全協力金」をお願いすることになりますが、今後も「おの桜づつみ回廊」の桜を持続的に楽しんでいただくために、ご理解とご協力をお願いいたします。
 

2025年3月5日(水曜日)

記念すべき20回目の開催となる小野陣屋まつり

3月2日(日曜日)に、小野藩陣屋町として栄えた“小野商店街”の歴史を振り返ると共に、商店街の活気を取り戻そうと平成18年に始まり、記念すべき20回目となる小野地区地域づくり協議会主催の「小野陣屋まつり」が盛大に開催されました。

全長800mに及ぶ商店街には、キッチンカー14台を含む40ブースが出店した他、第20回記念として先着1000名への「小野陣屋まつり瓦せんべい」プレゼント、新企画のこどもビンゴゲーム大会、甲冑着付け体験などに多くの行列が出来ていました。また、恒例となっている11回目の「小野藩大名行列」に加え、昨年に引き続きとなる「ひなまつり十二単着付け体験」も人気で、いにしえの時代にタイムスリップしたような気分を味わうことができる祭りとなりました。

まさに、「地域づくりの不易流行」。歴史を大切にしながら、新たな変化を取り入れていく、小野地区地域づくり協議会を中心とした20年間の取り組みに敬意を表します。毎年、子どもから高齢者まで誰もがいきいきとされている様子を拝見するなか、“小野陣屋祭り”を通して、「賑わいづくり」「誇りづくり」となり、その「誇りづくり」が地域を愛する「愛着づくり」へと繋がるという理念が形として表れているものと感じるところです。

2025年2月26日(水曜日)

50回を迎えた“小野市スポーツ賞表彰式”

2月22日(土曜日)、令和6年中に様々なスポーツ大会において優秀な成績を収められた選手及び指導者の活躍を表彰する「小野市スポーツ賞表彰式」を、うるおい交流館エクラにて行いました。小野市のスポーツ振興と競技力向上を目的に制定されて今回で50回目を迎えますが、今年は個人、団体を含めて、96名の方を表彰しました。

小野市スポーツ賞には、「井上増吉賞」「スポーツ特別賞」「スポーツ大賞」「スポーツ選手賞」「スポーツ功労賞」「スポーツ勲功賞」の6種類がありますが、中でも選手として最高賞にあたる「井上増吉賞」には、日本の陸上界を牽引する田中希実さんが歴代最多となる10度目の受賞で、東京に続きパリ五輪代表として出場されるなどの実績は皆さんご承知のとおりであります。

また、次位表彰の「スポーツ大賞」では、全国中学校柔道大会男子50キログラム級で優勝した前田康介(小野中学校)さんや、日本陸上競技選手権大会で女子棒高跳び2位の大坂谷明里(園田学園女子大学)さんが受賞され、次世代を担うアスリートたちが各競技で成果を残されるなかで、その成長を支える良き指導者や家族などのサポートがあってのことと、各賞を授与しながら小野市のスポーツレベルの高さを再認識したところでありました。

一方、21年間にわたり、小野市スポーツ協会の副会長を務められた貝原一さんの功績を称え、同協会から「スポーツ特別功労賞」が授与されました。旧体育協会の発足当時から協会運営にご尽力されたこととは言うまでもなく、心からの感謝と敬意を表します。このように多くの方々が輝かしい成績を残される所以として、本人の努力に加え、家族や指導者、協会等の支援があってのものであり、この度の経験を糧として、小野市のアスリートたちがより大きく羽ばたき活躍していくことを期待しています。
 

2025年2月19日(水曜日)

「広報おの9月号(表紙)」が特選受賞!

県内で発行・発表された各種広報媒体の中から優秀な作品が選ばれる「第72回兵庫県広報コンクール」において、「広報おの9月号(表紙)」が広報写真部門 一枚写真の部で特選を受賞しました。

受賞した「広報おの9月号(表紙)」は、9月が「健康増進普及月間」及び「食生活改善普及運動」の期間であり、市民アンケートから96%の市民が野菜の摂取量が足りてない現状を受けて、それらを改善する取組を紹介する特集のトップページとして掲載したものです。

審査委員の講評では、「『野菜摂取量が足りない』というテーマの硬さを、子ども、野菜、青空、とある種定番の素材と構図だが、子どもたちのはしゃぐ姿をメインに持ってきたことで目を惹く紙面になっている。市が伝えたいメッセージやセリフではなく、あえて子どもの生の声をセリフにしておいたのも好感が持てる」と高評価をいただき、職員の普段からの取材や写真撮影などの取り組みが「見える成果」として現われたものであり、その姿勢と努力に敬意を表したいです。

また、2月17日(月曜日)に行われました、県下市町の広報担当者が集まる「兵庫県広報研究大会」で、市民サービス課の職員がパネラーとして登壇し、市民にとって、情報を入手する最も身近なツールである自治体が発行する「広報誌」をいかにして読みやすく、読みたくなる、そして愛される広報誌を作成しているかを発表したところです。

当該コンクールでは、他に広報誌部門で「広報おの10月号」が4位(佳作)、映像部門においても「小野市公式TikTok『小野まつり』」が3位(佳作)を受賞するなど例年高位の賞をいただいております。これらを糧として広報誌やSNS等の各種媒体を通じて市の魅力と情報を伝えると共に、市民の皆さんに「説得ではなく納得」してもらえる発信をし続けてまいります。
 

2025年2月12日(水曜日)

窓口からコンビニ交付へ!~土曜窓口終了~

他市に先駆けて平成12年より実施してきました「土曜窓口」は、マイナンバーカードによるコンビニ交付やスマートフォンによる申請の普及により、3月29日で終了します。

総務省の統計では、小野市のマイナンバーカード保有率は83.9%で養父市(92.5%)に次いで県内2位。証明書(住民票の写し、印鑑登録証明書、所得証明書)の交付手数料は、窓口が300円、コンビニでは100円と県内最安のなかで、「コンビニ交付」の割合は、令和5年度で28%、令和6年末で46%、今年度末には60%を超える見込みであり、「市役所に行って証明書を取得するという固定観念を変えて、マイナンバーカードを使ってコンビニで取得」の流れを加速させたていきたいと考えています。

また、既に1万5千人超の登録がある“持ち運べる市役所”「小野市LINE公式アカウント」では、住民票の写しのほか、戸籍謄本・附票や各種証明書を、ご自宅等に郵送(郵送料別途)でお届けするサービスを運用しており、4月3日からは、毎週木曜の市民課窓口を延長し、LINEや電話予約を優先してマイナンバーカードの交付や更新等を取扱う「木曜マイナンバーカード夜間窓口」(17:15~19:30、最終受付19:15)を開設するなど、窓口サービスの利便性は益々高まってまいります。

今回の取組においては、マイナンバーカードの利便性を実感いただくと共に、一方では行政業務の効率化に繋がるものであり、顧客満足度志向の徹底から窓口業務見直しを図り、創造的な業務に転換していくことで更なる行政サービスの向上に挑戦してまいります。
 

2025年2月5日(水曜日)

阪神淡路大震災から30年 ~継続し続ける防災・防火訓練~

昨年は、1月1日に最大震度7の「能登半島地震」が発生し、8月には「南海トラフ臨時情報(巨大地震注意)」が発令されるなど、災害の恐ろしさを改めて痛感しました。今年は「阪神淡路大震災」から30年を迎える年となりますが、これまでの教訓を未来に活かすための取り組みを市内で実施しております。

先月の25日(土曜日)には、阪神淡路大震災を経験していない世代に伝えるべく、市場小学校において山崎断層を震源とする大地震を想定する「地域教育防災訓練」を実施しました。
 

災害対応能力や防災意識の向上を目的とし、災害が発生しやすい場所を確認しながら登校する「危険個所確認訓練」や、登校後の人数を確認する「避難所受付訓練」、校舎から屋外へ避難する「学校避難訓練」、はしご等を使った「救出救助訓練」、火災に対応する「放水訓練」など、児童や保護者、先生方をはじめ、消防本部や消防団、自衛隊、自治会などの関連団体がそれぞれの役割を担うことで、「自助・共助・公助」による対応力を強化する実践的な訓練となりました。

また、翌26日(日曜日)には、国宝浄土寺において「文化財防火訓練」として、消防本部や消防団、文化財関係者、地域住民、電力会社が参集し、消火器等の初期消火やため池からの中継送水などの訓練を行いました。今年に入り既に3件の火災が発生しており、今から行われる“畔焼き”などの対策としても、平時から関係機関と地域が連携して危機管理体制を整えようというものであります。

災害発生時に重要なことは、「認識学ではなく体験学に学ぶ」ことであり、いかに落ち着いて行動できるか、また、いざという時に地域の中で互いに助け合える「地域の絆」を普段からいかに構築しておくかの2点であります。「悲観的に準備し、楽観的に対応する」ことを災害対策の基本とし、このような訓練を「継続し続ける」ことで、安全安心なまちづくりを行ってまいります。
 

2025年1月29日(水曜日)

小野藩陣屋町に春を呼ぶ! ~「ビッグひなまつり」、「陣屋町ひなめぐり」開催~

1月25日から、毎年恒例となった「第14回ビッグひなまつり」(小野市立好古館)「第11回小野藩陣屋町のひなめぐり」(小野商店街)を開催しています。

好古館では、今年も1階ホールで「ひな飾りの歴史をひも解く大展示」として、江戸時代から現代まで年代別に61組508体に及ぶひな人形が所狭しと飾られ、まさに“ビッグ”の名にふさわしい横幅9メートルに及ぶ壮大なひな壇が並びます。他にも、近世小野町の繁栄を伝える「旧小野町商家の御殿飾り」や、小野藩最後の藩主末徳(すえのり)の跡取りの妻が嫁入り道具として持参した「旧小野藩主一柳家伝来の御殿飾り」など、飾りを通して歴史を感じて欲しいです。

同時に、小野藩創始の商人町であった現小野商店街の26店舗と、伝統産業会館、コミセンおのでひな人形を飾っており、小野藩1万石の風情ある旧陣屋町を体感いただけます。加えて、市内のコミレスや観光協会協力店舗では、ひなまつりにちなんだ“食事やスイーツ”などの特別メニューが提供されており、小野市で「ぶらりとひなめぐり」を楽しんでいただければと考えています。

好古館の「第14回ビッグひなまつり」は3月30日(日曜日)まで、小野商店街の「第11回小野藩陣屋町のひなめぐり」は3月2日(日曜日)まで開催しておりますので、多くの方々のお越しをお待ちしております。
(詳しくはこちら)
 

2025年1月22日(水曜日)

二十歳にエールを ~2025小野市成人式を開催~

1月13日(月・祝)の成人の日、「2025小野市成人式」に出席し、二十歳の皆様の輝かしい門出を祝福させていただきました。

小野市では、「二十歳の手による二十歳のための式典づくり」を目指し、二十歳でつくる実行委員会による企画運営が行われております。この自らによる主体性のある取組は全国でも高く評価されており、令和元年まで成人式大賞に17年連続入賞しております。さらに、平成20年度と令和元年度は、最優秀賞である「大賞」を受賞するといった素晴らしい成果を上げております。※成人式大賞(成人式研究会主催)は、コロナ禍の影響により令和2年度以降開催されておりません。

そして、今年のテーマは「Be Real ~それガーチャー!ほんまこれからやで~」。これからの人生を考えていこうと式典を「成人としてのスタート」と位置づけ、若者間で流行しているアプリ「Be Real」を用いた過去から現在に至る動画、故郷への「愛着」を感じながら改めて小野市を知るクイズ「これがほんまのおの検定」、結びには実行委員長が二十歳の想いを述べるなど、創意工夫を凝らし、自分達の個性を存分に発揮した、テーマ通りの新たなスタートに相応しい素晴らしい成人式でありました。

式典前日に偶然見た虹に例えると、二十歳の皆さんには虹色が7色でないのと同様に、多様な生き方があります。常に「夢」や「希望」を持ち、『もう一つの自分探し(another ono)の飽くなきチェレンジ』を申し上げ、その実現のために『夢は限りなく、努力は惜しみなく』、『まずはやってみなはれ』とエールを送らせていただきました。二十歳の皆さん、本当におめでとうございます!
 

2025年1月15日(水曜日)

安全安心の道路インフラを目指して

1月上旬、久しぶりに雪が降って市内一面が雪景色となり、朝の通勤通学では普段より慎重に移動された方が多かったと思います。その影響は、市内の道路網にもありましたが、市として普段から市民の皆さんが安全で安心して利用できるように道路の管理に尽力しております。

今回のような道路の雪対策については、気象庁からの積雪予報等を受けて市道を管理する「地域振興部道路河川課」が、積雪に備えて前日に現場出動用の車両や道具、資材の点検、事前に調査した凍結しやすい箇所や、不測の事態に対応する当番制職員の出動体制を確認するなどの準備を行います。まさに、「後手から先手管理」の実践であります。

実際、前日の夕方には橋や坂などに融雪剤を散布するなど路面凍結に備え、夜中、状況に応じて警察と連携のもと危険箇所の交通規制等を行い、翌朝には、各班に別れて市内を巡回しながら除雪や融雪剤散布の作業を行うなど、道路の安全性を確保しているところです。国道や県道も兵庫国道事務所や加東土木事務所が同様の管理を行っており、9時ごろには一部通勤渋滞はあるものの市内の主要幹線道路は通常通り利用できる状況になりました。

このように組織横断的に国や県、そして市がそれぞれの役割を果たすことで、道路の安全が確保されておりますが、それは「悲観的に準備し、楽観的に対応する」の考えのもと、平時からしっかりと備えを整えることで、有事に実践できるものと考えるところです。とはいうものの、小野署管内では追突や脱輪など物損事故が10件発生しており、大雪の際には不要不急の外出は避け、外出される場合も十分の雪対策を図っていただきたいと存じます。
 

2025年1月8日(水曜日)

職員総活躍で更なるチャレンジを!

新しい年を迎え、仕事始め式において職員に訓示しました。

昨年、市制70周年という大きな節目を迎えましたが、その記念式典は、職員が試行錯誤しながら、新しい発想でこれまでにない形式で開催しました。「まずはやってみなはれ」と日頃から職員に申していますが、まさに「言うは易し行うは難し」で新しいことにチャレンジすることは大変であり、職員自らが方向性を示し、総括し、それを支える周りの職員の努力によって、一つの式典として完成したわけです。

我々行政に求められるのは、「市民の為に何を成し得たか」のただ1つであります。市民をお客様として顧客満足度志向を徹底し、何を成果として見せていくかを追求し続けていくことに、この少数精鋭(人口100人当たりの職員数0.557人で県内最小)でよく頑張ってきたと職員を讃えました。更には、幹部職員に対して新しい創造と変革に向けて取り組んでいくために、改める点は改め、個人ではなく組織力をどう高めるかを認識しながらやっていきたいと檄を飛ばしたところです。目指すは、「職員総活躍」であります。

今年は、市制71年目という新たなスタートとなる1年であり、更なる発展の礎を築くべく、国道2号と国道175号を結ぶ「東播磨道」や新産業団地内の基幹道路「新都市南北線」の開通をはじめ、新クリーンセンターの整備を含む「浄谷黒川丘陵地」の活用、市街地の新たな賑わいを創出する「図書館東地区市街地開発事業」など、小野市の価値を高めるためのチャレンジは続いてまいります。

「行政も経営」というぶれない基本理念を決して見失うことなく、未来に誇れる小野市を市民の皆様と一緒に築いてまいる所存でありますので、引き続きご支援、ご協力をよろしくお願いします。
 

2025年1月1日(水曜日)

未来に誇れる小野市に向けてチャレンジ

新年あけましておめでとうございます。皆さまお揃いで輝かしい新春の門出をお迎えになられたこと、心からお慶び申し上げます。

【市制70周年を迎えた小野市】
昨年は、昭和29年12月1日に市制施行以来、70周年という節目の年でありました。この70年を振り返りますと、高度経済成長時代における人口の増加と超少子高齢社会による人口減少だけではなく、小野市の財政を支えていただいている産業構造の転換をはじめ、地域コミュニティの在り様を含め、私たちの生活スタイルも大きく変化してまいりました。
 

さらには、日経平均株価も最高値を更新するなど、いよいよ「失われた気30年」から脱却し、「金利のある世界」が現実味を帯びてまいりました。その反面、大規模な金融緩和による円安により、物価が上がっております。つまり、これは世界の中でみると日本の労働力の価値が下がり、購買力も下がっていることを意味するのであって、我々は、相対的に貧しくなっているのであり、現在の日本では、実質賃金がマイナスであるため、景気停滞とインフレが共存するスタグフレーションに陥る危険性も指摘されております。

【未来に誇れる小野市を築く】
このように私たちを取り巻く環境は、「賃金と物価の好循環」と言えるほど楽観できるものではないかもしれません。小野市は70周年を通過点として、未来に誇れる小野市に向け、チャレンジし続けなければなりません。そのための基本理念は、これまで決してぶれることなく、どんなに時代や環境が変わろうとも、一貫して言い続けてきた「行政も経営」であり、「より高度でより高品質なサービスをいかに低コストで提供する」を追求することであります。

コロナ禍を契機にキャッシュレスなどのデジタル化だけでなく、冠婚葬祭など、隣近所の日常生活のお付き合いも大きく様変わりをしております。これらの時代の変化を柔軟に受け止め、多様な価値観を認め合いながら、小野市の地域特性を十分に認識し、それを活かし、そこに限りある資源を投資し、それを実現する人材を育成するという、企業の成長戦略でいう「オンリーワンの技術・継続的な成長投資・それを実現する人材育成」を地道に行っていくことが、成長の近道であると考えております。
 

【無限の理想への『挑戦』】
“政治とは無限の理想への『挑戦』であります。”今春には、いよいよ「東播磨道の全線開通」や市場東交差点の渋滞解消に役立つ「新都市南北線」も開通する予定となっております。国内でAI関連の投資が相次ぐトレンドの中であって、このポテンシャルを最大限に活かし、働く場を創出し、医療と福祉、そして教育環境を整えることで、未来に誇れる小野市を市民の皆様を一緒に築いてまいる所存でありますので、今後とも、温かいご支援ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

※次回の掲載は1月8日(水曜日)となります。
 

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