こんにちは市長です

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2022年6月22日(水曜日)

馬場先生に20年間の感謝を込めて

短歌フォーラムにおける馬場先生の様子の写真

今月4日、うるおい交流館エクラホールにて実に3年ぶりとなる「第14回小野市詩歌文学賞」、「第33回 上田三四二記念 小野市短歌フォーラム」を開催しました。短歌フォーラムは、小野市出身で宮中歌会始の選者を務めた歌人・故上田三四二氏の功績を称えて平成2年から開催しておりますが、今回は第13回から長きに渡り選者として携わっていただいた歌人の馬場あき子先生の最後のご登壇となりました。

馬場先生とのつながりは、第1回(1990)に来賓として小野市にお越しになられ、第2回でご講演をいただいたところから始まります。その後、20年前の第13回(2002)から馬場あき子先生、永田和宏先生を選者に迎え、第17回(2006)には、馬場先生の考案で名称を「小野市短歌フォーラム」に変更。第20回(2009)より「小野市詩歌文学賞」を創設し、俳人の宇多喜代子先生をお迎えし、現在の選者3人体制となりました。

短歌フォーラムは、現在では第1回大会の約6倍となる6,710首の投稿数を誇り、全国規模の大会となりましたが、その所以たる特徴は、日本を代表する歌人、俳人が参画する「選者の凄さ」、セゾングループを築いた堤清二氏こと辻井喬氏や俳人の金子兜太氏、短歌の小池光氏、人間国宝の山本東次郎氏など、その世界に名を馳せた「講演者の凄さ」「海外を含む全国からの投稿」「小中学生を含む若者の投稿の多さ」、そして、それらを支える「市民の参画と協働」による運営体制にあります。

短歌を詠み繋いでいく「連歌の会」を行っている写真

今回は特別プログラムで進行し、芥川賞や司馬遼太郎賞など数々の賞を受賞された小説家の辻原登先生の講演では、「滅びゆく日本語」をテーマに現代まで生き残ってきた日本語の重要性を話されました。また、5・7・5の長句と7・7の短句を交互に詠み繋いでいく「連歌の会」の歌披露では、馬場先生、宇多先生、永田先生、辻原先生によるお互いの想いや後の展開の“駆け引き”が会場を沸かせるなど、36句が流麗に紹介されました。

短歌フォーラムの鼎談「小野市との20年を振り返る」の様子の写真

最後の鼎談「小野市との20年を振り返る」では、永田先生をコーディネーターに、馬場先生と宇多先生、私でその変遷を語らい、馬場先生は「短歌フォーラムと一緒に小野の街並みの発展も見られた」と振り返られました。その快活に話される姿を見て宇多先生が「馬場さんは健康・元気という病気だ」と話されると、永田先生が「まだまだやれます、今回は中締めです」と馬場先生への名残惜しさで会場全体が包まれました。

長きに渡り支えていただいた馬場先生には深く感謝するところですが、まだまだ小野市に関わっていただきたいという思いです。文化事業は成果が有形として残らないことから、多くの自治体では予算を減少される中で、小野市は素晴らしい選者や後援者、多くの投稿者に育てられたこの催しを「継続し続ける」ことで、人の心を豊かにするという「無形の資産」を市民と行政が一体となって築き上げていきます。

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