内水浸水想定区域図および内水ハザードマップ

更新日:2025年08月05日

内水浸水想定区域図(雨水出水浸水想定区域図)および内水ハザードマップの公表について

近年、全国的に気候変動に伴う局所的な豪雨や想定を上回る降雨の発生頻度が増加傾向にあり、大雨が降った際、側溝等により雨水を排水できないことから発生する内水浸水(※1)のリスクが増加しています。このことから、市民の皆様に日頃から内水浸水に対する心構えや準備を行っていただくため、想定最大規模降雨(※2)における内水浸水状況のシミュレーションを行い、浸水の範囲と想定される最大水深を示した内水浸水想定区域図(雨水出浸水想定区域図)(※3)を作成しました。また、内水ハザードマップ(※4)もあわせて作成しましたので、ご家庭や地域の方と防災について話し合っていただき、災害時の被害軽減にお役立てください。

・作成区域は、下水道事業計画に定められている約635.2haを対象としています。

・対象とした降雨は、水防法の規定により定められた想定最大規模降雨で、1時間あたり130ミリメートルとしています。

・この内水浸水想定区域図(雨水出水浸水想定区域図)及び内水ハザードマップは、シミュレーションの前提としている上記の降雨量を超える規模の降雨、洪水(河川の破堤または越水)による氾濫等を考慮していませんので、浸水の範囲と最大水深が示されていない区域においても浸水が発生する場合や、想定される浸水が実際と異なる場合があります。

 

※1 内水浸水について

雨水管や雨水路(側溝)の排水能力を超える雨が降った場合に、集水桝やマンホールから水があふれたり、雨水管や雨水路に入りきらないで地上に溜まったままになって発生する浸水や、大雨が降って川の水位が上がり、河川に水が排水されにくくなって雨水管や雨水路があふれるなどして起こる浸水のことをいいます。

※2 想定最大規模降雨について

      1年間に発生する確率が1/1,000程度の降雨のことをいいます。

※3 内水浸水想定区域図(雨水出水浸水想定区域図)について

内水浸水想定区域図は、雨水管や雨水路(側溝)の排水能力を上回り、雨水を排水できなくなった場合や排水先の河川の水位上昇等により河川等に雨水を排除できなくなった場合に浸水が想定される区域の総称で、内水氾濫が発生した場合に浸水が想定される「区域」、「浸水深」を示した図面のことをいいます。

       また、想定最大規模降雨に対する内水浸水想定区域図を雨水出水浸水想定区域図といいます。

※4 内水ハザードマップについて

河川の氾濫区域を示した洪水ハザードマップとは異なり、集中豪雨などで市街地の水路等に流れる雨水が氾濫した際の浸水想定区域と避難方法などの情報を示したものです。