父親の「産後うつ」
父親の「産後うつ」を知っていますか?

母親の「産後うつ」は聞いたことがある方も多いと思いますが、最近は父親にも「産後うつ」が起こることが知られてきました。
国立成育医療研究センターが実施した調査では、1歳未満のこどもがいる家族のうち、メンタルヘルスに不調をきたすリスクがあった父親は全体の11%で、これは母親とほぼ同じ割合でした。
「産後うつ」はこどもへの影響もあるため、しっかりと考える必要があります。
父親の「産後うつ」の原因は?

母親の場合、出産によってホルモンバランスの大きな変化があることに加え、手助けが少ないなど周囲の環境などが引き金となって産後うつになると言われています。
一方で、父親もこどもが生まれることでそれまでの生活から大きな変化が生じます。さらに、育児に対する不安や夫婦関係の変化などに加え、仕事と家事・育児の両立のために心身の負担が増えることも一つの要因と考えられています。
注意すべき症状は?
本人や周囲が産後うつを疑ってほしい症状としては以下のことが挙げられます。
・笑うことやおもしろいと感じることが減る
・物事を楽しめなくなる
・仕事に行きたくない
・不幸な気分になり眠れない、泣けてくる

このような症状が見られた際には、ひとりで抱え込まずに早めに対策をとることが大切です。お困りの際は、こどもサポートセンターまで気軽にご相談ください。
妊産婦等のメンタルに関する診療が可能な精神科医療機関の一覧は下記のホームページをご覧ください。
更新日:2025年08月06日