2025年4月~6月分のバックナンバー
2025年5月7日(水曜日)
心を豊かにする「無形の資産」を創出~小野市短歌フォーラム開催
4月26日、うるおい交流館エクラにて「第17回小野市詩歌文学賞授賞式」、「第36回上田三四二記念小野市短歌フォーラム」を開催しました。
今回は、会場の改修もあって例年より早い4月下旬に開催時期を変更いたしましたが、全国から一般の部、学生の部を合わせて約7,500首の投稿いただきました。うち学生の部では約6,500首と若い世代からの投稿が多く、表彰式では一般の部と学生の部の各表彰に加え、受賞者の多かった学校を讃える「学校賞」(小野市立河合小学校、小野市立河合中学校、兵庫県立神戸高塚高等学校)を授与するのも一つの特徴であります。
また、小野市詩歌文学賞では、宮中歌会始詠進歌選者の永田和宏先生、歌人の小島ゆかり先生、俳人の高野ムツオ先生の3名が選考された結果、短歌部門で『草の譜(くさのふ)』の黒木三千代さん、俳句部門では『荊棘(おどろ)』の中村和弘さんが授賞されました。永田先生は黒木さんの歌集を「時間の流れ、押しつけがましくないたしなみが感じられる」と評し、高野先生は中村さんの句集を「物、真実、命を見る目が働いている」と讃えられました。
そして、高野先生が自然の美をありのままに詠む俳句の“季語の力”を解説されたのち、小島先生との対談では俳句の創作方法が話題となり、高野先生の「言葉と現実が一致したときでその時の実感を詠むが、短歌は叙述できる七・七があるので良い」との話に対し、小島先生の「短歌は余分なことを言ってしまうこともある」との受け返しに、会場全体が笑いと笑顔に包まれました。
本フォーラムは、「歌」を詠んで投稿するだけでなく先生方の選評に触れ、講演や対談から新たな発見や感性を育むなど、皆さんと楽しみや喜びを共有し人々の心を豊かにする「無形の資産」を創出することが重要であり、今後も“継続し続ける”ことで小野市の文化力が高まり、様々な価値創造となって広がっていくことを願うところです。
2025年4月30日(水曜日)
市政に地域住民の声を!~連合区長会総会に出席~
4月23日の晩、年に1回、市内79自治会の区長(自治会長)様が一堂に会する令和7年度の「小野市連合区長会総会」がうるおい交流館エクラホールで開催され、今年度も来賓として出席してまいりました。
この総会は市と自治会を繋ぐ重要な場であり、毎年プレゼンテーションを行い「今年度は市がどのような事業に重点をおいて市政を進めていくのか」、「市の財政状況は健全性を維持されているのか」など、市政運営について、初めて区長になられた方にもわかりやすく伝えさせていただいています。その目的は、地域住民の代表である区長様と行政の顔合わせの場だけでなく、市長自らが行政の説明責任(アカウンタビリティ)を果たすことを通して、区長様方にも市行政の経営理念や施策等への理解を深めていただくことであります。
また、区長様には改めて市長への手紙をはじめとする「多様な広聴の仕組み」を説明いたしました。これまでに頂いた要望や意見は約2万件(平成11年からの総計)で全てデータベース化されており、原則、すべての意見に対して文書で回答しております。例えば、区長様からすれ違いが困難な道路を拡幅する要望をいただきましたが、用地を提供いただくなど地域が主体となって事業協力いただくことを条件として、市が道路拡幅工事を行うことを市長名で回答した事例をご紹介しました。(今年度着手予定)
まさに「情報は市民の財産」であり、区長様からの要望、意見をきっかけに道路等の改修をはじめ、医療や福祉、教育など地域生活の環境改善が実現されています。これからの1年間、区長様には市民と行政の橋渡し役として大変お世話になりますが、自治会と行政の協力体制により「PRIME CITYへの挑戦」を進めてまいりたいと考えていますので、ご理解、ご協力のほどよろしくお願いいたします。
2025年4月23日(水曜日)
行政経営の管理手法~方針管理制度~
「PRIME CITYへの挑戦」という方針を掲げて令和7年度の行政運営が始まっています。今週、部長職と進め方のベクトル合わせを行うべく「方針管理ヒアリング(上期)」を実施いたしました。

方針管理制度(Total Quality Control)とは、「市長方針」を頂点として、それを達成するために部長、課長、係長へとブレイクダウンし、PDCA(Plan-Do-Check-Action)を展開しながら「結果とプロセス」を評価し、改善を進めながら組織全体として市の方針を達成する小野市独自の仕組みであります。
毎年4月にトップ方針を示し、各組織、職位ごとに、上期(4月~9月)、下期(10月~3月)の目標を掲げる「方針実行書」を作成します。それをもとに、ヒアリングでは方針達成に向けて具体的にどう行動するのか、組織全体としてどう仕事を展開するのかを確認しており、進捗管理や納期管理は勿論のこと、“それぞれの施策の本質”について認識を一つにする場となっています。
各部長には、何を成し得たかを見る「執行評価」に加え、将来の小野市を想像して今すべきことを抽出し、組織として挑戦を惜しむことなく業務を遂行していただきたいと指示したところです。今年度も市民=顧客(お客様)、つまり「顧客満足度志向の徹底」を常に念頭に置き、あらゆる方向から施策を展開していくことで、品格のあるガバナンスが行き届き、市民から最高の評価を受けるまちを目指し市政に邁進してまいりたいと考えています。
2025年4月16日(水曜日)
地域防災の担い手である消防団~小野市消防大会開催~
4月13日に、「令和7年度小野市消防大会」がうるおい交流館エクラにて開催されました。あいにくの天気により分列行進は中止となりましたが、永年勤続功労など消防団員として永きにわたり消防業務に精励し、地域の防災リーダーとしてご尽力された方々が表彰されました。深く敬意と感謝の意を表します。
本年は、阪神・淡路大震災から30年という節目の年であり、北淡震災記念公園から震災の語り部として米山氏をお招きし、特別講演を行いました。災害に強いまちづくりを推進するためにも、これまでの震災から何を学んだのか、まさに「経験こそ最良の教訓」であることや、「日頃からの備え」がいかに大切であるかを改めて消防団員の皆さんに認識いただけたものと思います。

そのような中、今年に入り全国各地で大規模な山林(林野)火災が多発しており、小野市においても既に火災件数は17件(4月14日時点)にのぼっております。これは令和6年中における火災件数に並んでおり、出火原因の多くは、火の不始末や畔焼きの延焼などによるもので“少しくらいは大丈夫”といった油断が惨事につながっています。
このような状況を受け、巡回や広報による予防活動を展開する中、4月当初には小野市防災センターにおいて新入団員27名を含む約300名が参加する「小野市消防団総合訓練」を実施いたしました。消防職員の指導のもと小型動力ポンプの取り扱いや放水訓練など実践的な知識と技術を学び、災害対応に必要な知識と技術を再確認するなど、消防の組織力を更に高める取り組みを行ったところです。
常日頃申し上げていますが、危機管理の原則は、「悲観的に準備をし、楽観的に対応する」であります。地域防災の中核である消防団が、“先手管理”として地域に根差した地道な活動を行い、住民の防災への意識改革に繋げることが不可欠であり、これからも市民の安全安心を守るため“絶えず進化し続ける”消防団活動に期待いたします。
2025年4月9日(水曜日)
小野市役所に新しい顔ぶれ~新規採用職員入庁~
4月1日、令和7年度辞令交付式において、新規採用職員に辞令を交付しました。
この度、新しく入庁したのは事務職員や土木職員、消防職員の9名で、訓示では「市役所は小野市最大のサービス産業の拠点」であり、市民を顧客(=お客様)と捉えた「顧客満足度志向」を常に念頭に置き、職務に精励していただきたいと申し上げました。
皆さん緊張した面持ちでしたし、入庁当初は仕事に対して不安や心配もあると思いますが、小野市では「組織で仕事」をし、皆で「情報を共有」しながら業務を進めているため、配属された部署の上司や先輩などにどんな些細なことでも遠慮せず相談しながら、1日も早く市役所の仕事に慣れていただきたいと思っています。
これからの小野市を担う皆さんには、新たに小野市職員となった今日、この日、この時の決意や緊張感を忘れることなく、自分を磨がきながら、小野市がますます進化するべく、自分の持ち味を活かしてチャレンジしていただきたいと期待しています。

2025年4月2日(水曜日)
令和7年度市長方針
令和7年度の市長方針は、『PRIME CITYへの挑戦 「胆力」を持って次の小野市発展の基盤を築く』であります。柔軟な思考と感性を持って我々の無限の可能性を追求し、新たな価値観を創造していくことが、小野市のidentityを確立していくことであり、後の世に「英断」と呼ばれる「胆力のある投資」や「行政経営基盤の再構築」を積極的に行い、北播磨における“PRIME CITYへの挑戦”を行ってまいります。

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更新日:2025年05月13日