2024年7月~9月のバックナンバー

更新日:2024年10月01日

2024年9月25日(水曜日)

42年間の功績に敬意と感謝~藤井副市長任期満了~

9月30日をもって藤井副市長が任期満了となり、退任されます。職員時代を含めますと42年6カ月を市の発展に尽くされました。

振り返ると藤井副市長の着任当時、新型コロナウイルス感染症の世界的流行(パンデミック)により、本市においても感染対策の強力な推進を余儀なくされました。コロナ禍におけるワクチン接種や市内事業者支援等の陣頭指揮を執られたことが思い出されます。その後も、おの恋らっきゃプレミアム商品券事業等の“経済・物価高騰対策”や急速なデジタル化に対応した“DXの推進”、目標管理により取得率が向上した“マイナンバーカードの普及”など、成し得た事業は数え切れません。

このような困難な事業や特命事項等に携わってこられましたが、先日、本人から「仕事で2度涙した話」を聞きました。一つは、30歳前後の時、小野工業団地・小野流通団地の開発担当で公務員の基礎となる経験をし、事業途中で異動の際に先輩から教えていただいたことを退職までに新たな産業団地として形にしたいと涙ながらに話したこと。もう一つは、市民活動拠点「うるおい交流館エクラ」の計画・建設と市民の手による管理運営の実現で、完成式典が終わった後に涙が溢れてきたとのことでした。

後に工業団地等は完売し、更に部長時代には「ひょうご小野産業団地」を事業化されましたし、エクラはNPOや市民団体の活動をはじめ、約16万人が来場する夏のおの恋「小野まつり」や約5000人が参加する冬のおの恋「小野ハーフマラソン」の実施拠点として、市内外問わず市民活動に欠かせない場となっています。私も当時のことをついこの間のように思い返すと共に、これまでの功績に敬意と感謝を表したいと思います。

藤井副市長の退任後は副市長1名体制となりますが、それは「組織があって機能があるのではなく、機能があって組織がある」との考えのもと、モチベーションと効率性を高めながら総人件費を減らしサービスの質を上げていく「より高度でより高品質なサービスをいかに低コストで提供するか」の追求であり、今一度組織一丸となり小野市の更なる発展のため市政運営に邁進してまいりたいと考えています。

2024年9月18日(水曜日)

秋の行楽は小野アルプスでハイキング!

酷暑といわれた夏もようやく過ぎ、朝晩涼しさが感じられてきましたが、今からの行楽シーズンに「小野アルプス」でハイキングはいかがでしょうか。

100mから200mの山々が連なる「小野アルプス」は、“日本一低いアルプス”と呼ばれ、全長7.4kmの小野アルプス縦走コース(約3.5時間)は、初心者から上級者までに親しまれています。中でもむき出しの岩肌が特徴の「紅山(べにやま)」は、最初は緩やかな岩場もだんだんと急勾配になり、想像以上のスリルを味わうことができるなど、登り甲斐のあるハイキングコースとなっています。
 

自然溢れる風景を味わった後は、400年以上の歴史をもつ「鍬渓温泉きすみのの郷」で1日の疲れを癒してください。湯上りには、“ぷらっときすみの”の本格手打ちそばが堪能でき、10月6日には屋台が立ち並ぶ“きすみのマルシェ”や、11月26日からは観光協会加盟店舗を利用すると入浴半額券がもらえる“イイフロの日”などのキャンペーンが予定されています。

他にも小野市の見どころは沢山あり、携帯電話から手軽に市内の“食べる、見る、遊ぶ”の情報が見つかる「おの観光デジタルマップ」を片手に、存分に小野市巡りをお楽しみ下さい。
 

2024年9月11日(水曜日)

将来にわたり持続可能な健全財政を維持!~令和5年度決算~

令和5年度の決算がまとまりました。一般会計の歳入は217.8億円(市税収入77.7億円は2年連続で過去最高)、歳出は209.8億円となり、翌年度への繰越財源0.6億円を除いた実質収支は7.4億円の黒字となりました。

昨年度は、『躍動するまち・持続可能なまち“おの”』を目指し、5つの重点項目「(1)次世代へつなぐサスティナブルシティへの挑戦」、「(2)地域活力と健康・生きがいの創造」、「(3) 子育て支援・教育環境の充実」、「(4) 安全安心に暮らせるまちづくりの推進」、「(5)新たな魅力を創造するまちづくりの推進」を基軸に事業を展開したほか、物価高騰への経済対策も実施しました。
 

その結果、貯金にあたる基金残高は、DX推進やおの恋らっきゃプレミアム商品券事業、公共施設改修等の事業を進める中で82.5億円と前年度比1.2億円減少しましたが、市のガイドラインである「基金70億円以上」を維持し、借金である地方債残高は、市債発行の抑制などにより202.6億円(後年度の国からの補てんにより市の実質負担は70億円)と前年度比9.3億円減少いたしました。

財政の健全化を判断する指標では、借金返済の割合を示す「実質公債費比率」は8.1%、将来負担すべき借金の割合を示す「将来負担比率」は△1.5%となり、国の基準はすべてクリアしており、更に厳しい市独自の基準(実質公債費比率10%以下、将来負担比率30%以下)を定めて達成するなど、全指標において健全性を維持しておりますが、現状に満足することなく今後も目標管理による持続可能な財政運営を堅持し続けてまいりたいと考えています。

2024年9月4日(水曜日)

一般社団法人マイスターとスポーツ分野に関する連携協定を締結!

8月26日、小野市は元サッカー日本代表の岡崎慎司さんが理事を務められている「一般社団法人マイスター」とサッカーやスポーツ振興を通じた地域活性化などに係る連携協定を締結しました。

一般社団法人マイスター(代表理事:岡良一)は、Jリーグ参入をクラブビジョンに掲げ活躍されているサッカーチーム「FCバサラ兵庫」(小野市出身選手1名所属)を運営されており、既に北播地域での活動拠点を小野市と位置付けられ、「小野希望の丘陸上競技場(アレオ)」を練習拠点に活動されています。
 

日本が誇るスーパースターである岡崎さんには、日本と時差7時間もある中、ドイツからオンラインで協定締結式に出席いただきました。話題が部活動の地域移行になった際、「それらの取組が進む中、スポーツができる場所が増えることやスポーツの本質を考えることが大切」と日本の部活動と海外のクラブチームの経験を基にアドバイスを頂きました。

小野市においても、かねてからスポーツのできる環境(場)を整えることが行政の役割であるとの認識のもと、小野中学校柔道場の改修や小野希望の丘陸上競技場(アレオ)等の環境整備を進めてまいりました。これらは、サッカーのみならずスポーツに取り組まれている方々のやる気を起こし、そして全国や世界レベルで活躍する選手が小野市から誕生していることに、少なからず寄与しているものと感じております。

陸上競技で北京オリンピック1500mに出場された小林祐梨子さんや今年のパリオリンピックに2種目出場された田中希実選手、柔道世界選手権銀メダリストの藤原崇太郎選手、プロ野球チームのオリックス・バファローズ所属の東晃平選手がそれぞれの大舞台で活躍されており、サッカーにおいても小野市から世界に名を馳せる選手が出てくることを願うばかりです。

今後は、スポーツを通して夢を持つ子を育むために岡崎さんを含むFCバサラ兵庫の皆さんには当市のスポーツ振興の一翼を担っていただき、小野市サッカー協会と連携し、サッカー教室等を開催する予定としておりますので、楽しみにしていて下さい。
 

2024年8月28日(水曜日)

次世代を担う地域防災リーダーの育成!

8月3日から4日にかけて、小野市防災センターにて「消防防災体験スクール」を実施しました。

小野市消防本部では、例年夏休みに小学生を対象とした消防防災体験型スクールを実施しており、今年は初の宿泊となりましたが、応募により11名の参加がありました。いつ起こるかわからない地震を想定して、食事や飲料水、寝袋等を持参し、災害時の避難所生活を体験するなど、子どもたちには宿泊で不便な生活を送る中で、「自分たちの命は自分で守る」「守られる人から守る人へ」という意識改革防災リテラシーの習得など、次世代の地域防災リーダーの育成を目指しています。

参加した子供たちは、防災知識を学ぶ講話から始まり、放水体験や煙体験などで自己の危機対応能力を高め、HUG(避難所運営ゲーム)ではグループの意見をまとめるなどのリーダーシップを発揮し、避難所体験ではお互いがコミュニケーションを取ってそれぞれの役割を果たしていました。「実際に地震が起きたらパニックにならず、みんなを安心させたいリーダーになりたい」との感想から、防災意識の高揚も感じたところです。

先般、「巨大地震注意」の南海トラフ地震臨時情報が発表されましたが、市として速やかに市民へ周知し、幹部会議で災害対応の再確認を行いました。防災の基本である「悲観的に準備をし、楽観的に対応する」を実践すべく、発生の切迫性の高い南海トラフ地震やこれから頻度を増す台風など様々な災害を念頭に、日々の訓練を積み重ねることが有事の際に活かされるものと考えています。

2024年8月21日(水曜日)

夏のおの恋「第47回小野まつり」を開催!

8月17日(土曜日)と18日(日曜日)の2日間、夏のおの恋「第47回小野まつり」を開催しました。

 “郷土を愛する人たちの誇り”となるためにと進化し続ける小野まつり。今年のテーマは、コロナ禍以前の賑わいを取り戻す「來光(らいこう)」で、両日とも最高の天気に恵まれるなか、全国から集まった踊り子さんをはじめ、夏休みを過ごす子どもたちや家族連れなど、2日間で約16万人の来場者で大変賑わいました。

今年は、市制70周年を迎える記念の年として、北播磨地域最大規模約5,000発の花火「ファイヤーファンタジア」では、一つは、きらら通りから花火を正面に美しく見られるように打ち上げ、二つは、終盤に「5号玉70連発」を追加し、瞬きを忘れるくらいの色鮮やかな大輪を次々と夜空に咲かせ、多くの人々に感動を与えました。

さらに「おの恋おどり」には、東京都、北海道、福井県など県外からの24チームを含む104チーム、3,000人を超える踊り子が参加し、踊り子の笑顔や躍動感、チームの一体感で華麗に迫力ある演舞で小野市を大いに盛り上げて頂きました。


市民総ぐるみで行うこのまつりを通じて、「賑わいづくり」「誇りづくり」となり、その「誇りづくり」が郷土を愛する「愛着づくり」へとつながっていきます。まさに市民参加型の「小野まつり」こそが、「小野市が変わってきた、そして変わっていく」象徴となっており、実行委員会をはじめ関係者の方々の取組に敬意と感謝を申し上げたいと思います。

次回の「第48回小野まつり」は、8月16日、17日の2日間で開催予定です。「小野に恋して、おの恋来い!」、来年もお会いできることを楽しみにしております。

2024年8月14日(水曜日)

兵庫県政の混乱に22市の市長が意見交換

8月6日、混乱する県政について意見交換を行う目的として、極めて異例となる「兵庫県市長会臨時総会」が神戸ポートピアホテルにて開催されました。

兵庫県の元西播磨県民局長が作成した文書に端を発した県政の混乱に対し、県政の一翼を担う首長として決して無関心であってはならず、少なからず県が関わる市の事業にも影響が出ていることから、県内29市の市長で構成する兵庫県市長会において意見交換をしたい旨の申し入れしておりましたが、当日22市から市長が集まり、テレビ局や新聞社等に公開する形で実現しました。

各市長からは「今の事態は異常な状況」、「現体制で政策議論ができるのか」、「県政や内部体制は県の問題」など様々な意見がありましたが、私は県組織の観点から県が独自で制定する「兵庫県職員公益通報制度」について申し上げました。県HPにも掲載のある同制度は、通報対象を法令違反や職務上の義務違反だけでなく「県政を推進するにあたり、県民の信頼を損なうおそれがあるもの」と広く通報できる制度であります。通報の場所や時期がいかなる場合でも、これに準じて取り扱わなければならないなかで、県弁護士の意見や県組織の初動を含み、県政のガバナンス(統治)は機能していないのではないかと申し上げましたが、それに対する賛同や意見をお持ちの市長さんもおられました。
(参考:兵庫県HP「兵庫県職員公益通報制度」)

8月23日の県への要望では、市長会としてこの度の会議での意見を取りまとめ通常要望に付する方針でありますが、私たち基礎自治体の首長は県に対してどのような立ち位置なのか、各市の首長の理念や意見を交え情報共有ができたことなど、この度の県市長会として初めての臨時総会は大変意味のあるものであったと思うところです。
 

2024年8月7日(水曜日)

小野ハーフマラソン2024ランナー募集中!

12月8日(日曜日)に開催する「第11回小野ハーフマラソン2024」における出場ランナーのエントリーを9月20日(金曜日)まで受付しています。

昨年、第10回の節目を迎えた本大会が、「月間ランナーズ」(日本最大のランニング情報サイト「RUNNET」を運営するアールビーズが発行するランニング専門誌)で、「東京マラソン2023」など国内メジャー大会が名を連ねる「第24回全国ランニング大会100選」に選出されました。

10年前、市政60周年を記念して、「夏のおの恋」の小野まつりと同様に、「冬のおの恋」として市民主体で作り上げるハーフマラソン大会を始めましたが、まさに、「ことおこし」、「ものおこし」、それらを支える「ひとおこし」の3つのおこしで、その「賑わいづくり」が「誇りづくり」に、「誇りづくり」が「愛着づくり」に繋がる大会として、市民力を結集し、おもてなしの心で取り組んできた結果が表れたものと考えています。

本年は市政70周年を記念する大会であり、今や参加者が5,000名を超える国内有数の大会として、これまでの大会で醸成されてきた「小野市流ボランティアマインド」を継承しつつ、前回大会を上回る盛り上がりを目指して、実行委員会を中心に市民総ぐるみで準備を進めておりますので、是非とも多くの方のエントリーをお待ちしております。

エントリーについてはこちらのページをご覧ください。

2024年7月31日(水曜日)

全国基地協議会・防衛施設周辺整備全国協議会で東松島市を訪問

7月24日、25日の2日間、宮城県東松島市で開催されました「全国基地協議会・防衛施設周辺整備全国協議会」正副会長会議に出席すると共に、同市に立地する航空自衛隊「松島基地」などを視察しました。

東松島市は、平成23年の東日本大震災で1,000人以上の方が亡くなられ、市内全住宅の3分の2を超える約11,000棟が全半壊するなど津波による被害を受けました。次世代に東日本大震災を語り継ぐ「東松島市震災復興伝承館」では、地震と津波被害の悲惨さを目の当たりにし、「防災拠点備蓄基地」では、被災経験から洗練された備蓄倉庫など学ぶべきことがたくさんありました。

松島基地では「ブルーインパルス」が華麗な展示飛行を行う下、周辺では54ホールを有する「パークゴルフ」で多くの方が楽しまれているのを見て、自衛隊、市、地域が一体となってコミュニケーションをとりながら暮らしやすいまちづくりに取組まれており、防災の基本である「悲観的に準備をし、楽観的に対応する」の実践は、平時からの連携が重要であると再認識したところです。
 

2024年7月24日(水曜日)

新明和工業株式会社の大型試験水槽竣工式に参加

先日、新明和工業株式会社様が小野工場に新設された「大型試験水槽」の竣工式に参加いたしました。

このたび、竣工された設備は、多発している豪雨災害の対策用として必要となる大流量の排水が可能な「雨水排水用大型水中ポンプの運転検査用水槽(水槽外寸:東西37m×南北11m×深さ6m 容量:2,400立方メートル)」になります。
この設備により浸水対策に資する製品開発が大きく進むとのことで、今後、水害対策の分野に大きく貢献いただき、小野市から日本だけでなく世界に躍進されることを期待するところであります。
 

2024年7月17日(水曜日)

2度目の挑戦!~田中希実選手パリ五輪出場決定~

7月2日、市役所において、パリ五輪陸上女子5000mと1500mの2種目で出場を決めた田中希実選手(ニューバランス、小野市出身)の表敬訪問を受けました。

田中選手は、5月25日の国際大会ダイアモンドリーグ第5戦(アメリカ・ユージーン)5000mで14分47秒69をマークしパリ五輪の参加標準記録(14分52秒)を突破、そして、6月28日の日本選手権1500mにおいても4分1秒44で参加標準記録(4分2秒50)を突破し、東京五輪に続き2大会連続で2種目の代表内定を決めています。

懇談の中で、田中選手は「今回は勝負を意識して代表になれた」、「スポーツの楽しさが伝わる走りを見せたい」と自信と意気込みを話され、父親でコーチの健智(かつとし)さんも「世界の壁にどう食い込めるか、2人で考え、悩みながら挑戦できることが幸せ」との言葉があり、ずっと二人を見てきた私としたら、選手とコーチ、親と子が「本当に強くなった」と感心したところです。
 

東京五輪の時は、北京五輪に出場した小林祐梨子さんに続いて小野市出身の2人目のオリンピアンで、かつ2種目も出場されたことに驚きましたが、今回は2大会連続で2種目出場を決めたことが当然のような雰囲気があります。それは、彼女の大変なトレーニングと実績を積み上げて進化された結果でありますが、「世界と勝負するのはまだまだの位置」という言葉から昔から変わらない負けず嫌いさを感じました。

パリ五輪では、「幸せな気持ちが伝わっていくような走りをしたい」と抱負を話されましたが、面談時に色紙に書かれた「足を止めない」という強い思いで、まさに「のんちゃん」のニックネームとおり「ノンストップ」で駆け抜けてほしいです。パリと約7時間の時差がある小野市から、市民と共に応援したいと思います。
「のんちゃん」頑張れ!
 

【パリ五輪出場スケジュール】※( )は日本時間
・8月2日(金曜日)18:10(3日(土曜日)1:10)     陸上女子5000m予選
・8月5日(月曜日)21:10(6日(火曜日)4:10)     陸上女子5000m決勝
・8月6日(火曜日)10:05(6日(火曜日)17:05)   陸上女子1500m予選
・8月7日(水曜日)12:45(7日(水曜日)19:45)   陸上女子1500m敗者復活戦
・8月8日(木曜日)19:35(9日(金曜日)2:35)     陸上女子1500m準決勝
・8月10日(土曜日)20:25(11日(日曜日)3:25)  陸上女子1500m決勝
 

2024年7月10日(水曜日)

「市長への手紙」がスマホから送れるようになりました!

小野市では、年間を通じて市民の皆さまからのご意見等を「市長への手紙」として幅広く受け付けており、今年度も8月末までを「広報強化月間」としております。

この「市長への手紙」においては、平成11年の開始以来、約19,100件もの市政につながる要望や提案を頂いております。寄せられたご意見は、市民サービス課で一元的に集約し、市長が全てに目を通し、全庁的な検討を加え、「直ちに対応」「長期的に対応」「対応できないもの」などに分類し、原則、文書で回答することとしています。

この「市長への手紙」の狙いは、大きく2つあります。1つ目は、「情報は市民の財産」という認識のもと、多様な広聴広報の仕組みを構築し、「市民の意見を市政に反映させる」ことです。2つ目は、「職員の問題解決能力の醸成と意識改革」であり、様々な意見に対して回答文を作成することは問題点を整理し、解決する訓練となるだけでなく、説明責任を果たし、市民に「説得ではなく、納得」してもらえる対応力の向上につながると考えております。
 

なお、今年度から「専用はがき(切手不要)」に加え、より多くのご意見を市政に反映させるため、小野市LINE公式アカウントで「市長への手紙」をスマートフォン等からオンラインで投函できる仕組みを整備しており、既に若年層からの手紙が数多く届いております。

皆様のご意見が、「もっと住みたいまち小野」を実現するものと考えておりますので、若い方にも市政に関心を持っていただき、身近で気が付いたことを「市長への手紙」として、お送りくださることをお待ちしております。
 

2024年7月3日(水曜日)

「おのスキッとポイント」事業がスタート!

7月1日から、健診の受診やボランティア活動などごとにデジタルポイントが貯まり、お得に活用できる「おのスキッとポイント」事業を開始しました。

旧事業の「おのアクティブポイント」では、平成30年度から延べ5,688人がアクティブパス(手帳)を取得し、延べ3,478人がポイント交換されるなど、健康づくり(健康診査の受診、いきいき100歳体操など)やボランティア活動に参加されています。その結果、健康寿命では男性1.2歳、女性1.1歳延伸(H27年度比)し、ボランティアでは登録団体が73団体、活動回数も延べ7,583回に上るなど、健康づくりと地域社会への貢献の両立に繋がりました。

一方、参加者の7割が60歳以上と若者が少ないことや、手帳でのポイント管理で統計や分析が困難なこと、商品交換も市役所に来庁していただく必要があるなど課題もありました。今回から携帯電話等の「LINEアプリ」を活用し、QRコードを読むだけでポイントを貯めたり、「白雲谷温泉ゆぴか」や「サンパティオおの」などで使えるデジタルクーポンに交換して画面を提示すれば割引できるなど、利便性の向上により幅広い世代で活用いただけるものと考えています。
 

高齢者の利用度も高く馴染みのある「LINE」と「QRコード」ですが、アプリ活用の手順書や説明の動画配信はもちろんのこと、スマホセミナー等の操作講座を開催するなど市民の方々に分かりやすく周知すると共に、健診や運動、ボランティア活動を通して、目標とする「健康の増進」「活力ある地域づくり」が図られるよう市民総ぐるみで取り組んでまいりたいと思います。