2021年1月~3月分のバックナンバー

更新日:2022年02月07日

2021年3月31日(水曜日)

小野市の宝「おおべ逆さ桜」ポスター完成!

このたび、桜の名所として全国的に有名になっている「おの桜づつみ回廊」の、「おおべ逆さ桜」をモチーフにしたポスターを、大部地区地域づくり協議会の委員が中心となって作成されました。

「未来へ残そう 世界へ広げよう 小野市の宝 おおべ逆さ桜」をスローガンに、水面に逆さに映る桜並木の絶景を、市内のみならず全国に発信し、小野市の魅力を広くPRしようという狙いで、ポスターを市内各所に掲示しています。

地域活性化の柱は、「ことおこし」「ものおこし」、それらを支える「人おこし」であり、この「3つのおこし」が三位一体となって、「賑わいづくり」「誇りづくり」となり、その「誇りづくり」が地域を愛する「愛着づくり」へと繋がってまいります。

今回の取組は、コロナ禍で社会が重苦しい空気にある中であっても、ネガティブではなくポジティブシンキングで、地域住民が主体となり自らをもって、いま自分たちは何ができるかを考え行動することによって「地域力」「市民力」を実践されたものであります。

「おの桜づつみ回廊」の夜桜のライトアップは、コロナ感染症予防のため見送っておりますが、桜がまさに見頃を迎えておりますので「密」にならないようご覧下さい。

小野市の宝「おおべ逆さ桜」のポスター

2021年3月24日(水曜日)

令和3年度当初予算「総額225億円」の概要!

令和3年度は、コロナに負けない持続可能な『元気な小野市』を実現するために、一般会計予算216億円と令和2年度2月、3月補正前倒し分の9億円と合わせ、総額225億円(令和2年度当初予算額:222億円)となる積極型予算を編成し、現在開会中の3月定例市議会で審議いただいております。

「不景気な時こそ積極投資を」との観点と『元気な小野市』を実現する観点から、予算は次の5つの柱をもとに編成しています。

1.コロナ対策の更なる充実と「新しい生活様式」への対応、2.地域の活力と生きがいの創出、3.子育て支援・教育環境の充実、4.安全・安心の確保、5.快適な都市空間の形成

具体的には、市役所新庁舎を起点とした新たなまちづくりにチャレンジするため、図書館東側農地活用に向けた調査に着手し、都市機能の更なる充実と賑わいを創造するとともに、「ひょうご小野産業団地」、山陽道「三木サービスエリア」におけるスマートインターチェンジ垂井南土地区画整理事業などによる元気なまちづくりを進めてまいります。これらを結ぶ道路ネットワークの整備だけでなく道路舗装のリニューアルも積極的に進めることにしています。

さらには、JA兵庫みらい下東条支店横の空き店舗に「公設コンビニ」4月下旬にオープンさせ、「買い物弱者支援」、「高齢者見守り」、「災害時の食料供給拠点」として地元住民グループと行政が二人三脚で運営してまいります。また、花づくり拠点施設を整備するためにひまわりの丘公園に育苗施設を建設します。市民の皆様からご要望の多い「らんらんバス」は1台増車し、9台体制とすることにより運行便数の増加を図ります。

市税収入は、コロナ禍であるため昨年度と比較して約5億円減となる65.5億円を見込んでおり、財政を取り巻く環境は厳しさを増していますが、令和3年度末においても、市が独自に設定した財政規律のガイドラインである次の基準は堅持できる見込みであり、財政の健全性を維持しながら、人口減少に伴う山積する課題、さらにはコロナに負けず、将来の小野市の持続可能性を高めていく事業を積極的に推進していくことにしておりますので、市民の皆様のご支援、ご協力を賜りますようお願いいたします。

基本残高70億円以上、実質公債費比率10%以下、将来負担比率30%以下

2021年3月17日(水曜日)

旧「小野市役所」庁舎周辺の解体工事の状況!

変わりゆく、小野市王子町の旧「小野市役所」庁舎周辺の風景を記憶と記録に残すため、旧庁舎の解体工事の状況をお知らせします。庁舎南側にあった「市民会館」は取り壊され、「旧庁舎」の躯体を残すのみとなっております。

池と旧庁舎解体工事の様子を撮影した写真
池と旧庁舎の境目から解体工事の様子を撮影した写真
池側から旧庁舎解体工事の様子を撮影した写真
市民会館が取り壊された後の旧庁舎の写真
道路側から旧庁舎解体工事の様子を撮影した写真
伝産側から旧庁舎解体工事の様子を撮影した写真

2021年3月10日(水曜日)

「広報おの」3年連続広報紙部門で特選受賞!

このたび、「広報おの10月号」が、兵庫県内の市町が発行する広報紙の中から優秀な作品が選ばれる「第68回兵庫県広報コンクール」の広報紙部門において、特選(1位相当)に選出されました。

広報おの10月号の表紙と中身を紹介している画像

「広報おの」は、同コンクールで特集の企画や文章、デザイン、レイアウトが評価され、広報紙部門で平成23年から10年連続で入賞を果たしており、一昨年に初めて特選を受賞以来、今回で3年連続での受賞となりました。

特選審査の対象となった10月号では、全国屈指の貸出冊数を誇り、多くの方にご利用いただいている「図書館の舞台裏」を特集しております。ご覧いただいた方も多いと思いますが、一般的に硬いイメージのある自治体広報紙とは一線を画し、「いかに多くの方に手に取って読んでいただけるか」を重視した、読者目線に立った紙面構成となっております。

審査においては「貸出数全国トップに輝く市立図書館の秘密に迫る好企画。ストーリーに奥行きがあり、工夫された表紙、レイアウトも素晴らしい」との高評価をいただいており、これは「見える成果」の現れであり、嬉しい限りであります。

小野市では、「情報は市民の貴重な財産」であり、市政の情報発信としての「広報のあり方」が自治体経営を左右する大きな決め手であると考え、情報をいかに有効に活用するか、また市民へ正しい情報をいかに発信し、「説得ではなく納得」してもらうかを追求しております。

自治体が発行する「広報紙」は、市民の皆様にとって、情報を入手する最も身近なツールであると考えており、これからも、さらに読みやすい・読みたくなる、「市民の皆様に愛される」広報紙づくりに努めてまいります。

2021年3月3日(水曜日)

国際女性デー!男女共同参画社会の追求!

3月8日は「国際女性デー」です。「広報おの2月号」の特集記事でも紹介していますとおり、世界経済フォーラムが毎年公表しているジェンダーギャップランキングでは、日本は世界153ヵ国中121位だそうです。特に議会などの意思決定機関への参画では141位と大きく出遅れております。

この「国際女性デー」を前に、特に政治分野への女性参画が遅れている中にあって、小野市は、市議会議員16人中7人が女性議員であり、女性登用が進んでいるとして、先日、朝日新聞社から、小野市における男女共同参画推進の考え方について取材にこられました。

平成11年に「男女共同参画社会基本法」が制定され、小野市においても平成14年に「小野市はーと・シップ(男女共同参画)社会推進条例」を制定して、男女共同参画に関する施策を推進してきました。ここで重要なことは「男女共同参画」という「掛け声」だけでは、具体的に「見える成果」として現れてこないということであります。

小野市では、「行政経営4つの柱」を掲げており、その中に「成果主義」「先手管理の実践」があります。すなわち、『行政も経営』である以上、男女共同参画社会の推進という課題に対し、「目に見える成果」をいかに出すか、そのための施策を先手管理でどう打っていくのか、首長にはその本気度とリーダーシップが問われます。

「掛け声」だけで終わらせず、その目標を達成するために、いかに女性の「やる気」と「やる場」を行政として具体的に提供していくのかという課題に対し、小野市では、平成13年から4年に1度、公募で選出された女性による「女性議会」の開催、エクラで毎年開催している「ウィメンズチャレンジ塾」、平成25年度から平成27年度までの3年間限定事業であった自治会役員への女性登用に対し助成金を支給する「自治会役員女性参画推進事業」を展開してきました。

その結果、平成23年4月の市議会議員選挙では、16名中3名の女性議員が誕生し、平成27年4月の市議会議員選挙では、16名中4名、そして平成31年4月の市議会議員選挙では16名中7名の女性市議会議員が誕生しております。人口が減少し、超高齢社会が進展することで、地域の活力を維持していくためには、女性が活躍できる社会の構築が必要不可欠であります。

そのためには「前例を踏襲することなかれ、固定観念にとらわれることなかれ」と従来の価値観を打破し、「その気にさせる気運」を醸成し、それに伴った「やる場」を整備していくことで、「見える成果」を追求することが必要だと考えております。
ただし、政治分野への参画である以上、性別に関係なく「3つの意(熱意、創意、誠意)」と「3つの力(洞察力、構想力、決断力)」が求められることは言うまでもないと考えております。

2021年2月24日(水曜日)

日本酒第3弾!上撰おの恋『紅山』新発売!

上撰おの恋「紅山」のポスター

新型コロナウイルス感染症拡大に伴う緊急事態宣言により、飲食店で飲酒する機会はめっきり無くなってしまいましたが、昨年末から販売を開始しました日本酒、「上撰おの恋『紅山』」をご存知でしょうか。

「上撰おの恋『紅山』」は、小野市下東条地区産の山田錦特等米を100%使用した小野市の独自ブランドである「日本酒おの恋」の新しい商品で、「生一本純米吟醸」、「純米大吟醸」に次ぐ第3弾の日本酒です。

この『紅山』は、「生一本純米吟醸」、「純米大吟醸」よりもリーズナブルな価格(1800ミリリットル、2,200円(税込み))で売り出しており、飲み口はまろやかで口当たりがよく、山田錦の凝縮された旨味を味わえる商品に仕上がっております。

製造は、「生一本純米吟醸」、「純米大吟醸」と同じく長野県にある株式会社小野酒造店で、各種鑑評会で高い評価を受ける、山田錦を使った日本酒「夜明け前」を手掛けている酒蔵であります。

3種類のおの恋がグラスと共にテーブルの上に置かれている写真

まだまだ、新型コロナウイルス感染症により外出自粛の要請が続いており、仕事帰りに居酒屋で「ちょっと一杯」というわけにはいきませんが、「イオン小野店」、浄谷町にある「サンパティオおの」、本町一丁目の「菊屋酒店」、片山町の「とみさん」、鹿野町の「足軽小野本店」でお買い求めいただけますので、冷酒で飲むもよし、燗酒で飲むもよし、晩酌のお供に、「上撰おの恋『紅山』」をご賞味されてはいかがでしょうか。

2021年2月17日(水曜日)

新型コロナワクチン接種に伴う臨時市議会開催!

先週、「臨時市議会本会議」を開催し、今年度「9回目となる補正予算」をご審議、可決していただきました。このたびの臨時市議会は、新型コロナウイルス感染症拡大への対応に関して、次の2点について早期対応のための予算を成立させたものであります。

ワクチン接種に伴う臨時市議会が開催されている様子の写真

1つ目は、国の主導のもと、全国民を対象に実施される「新型コロナウイルスワクチンの予防接種」に関する費用、2つ目は、緊急事態宣言の発令に伴い時短営業を余儀なくされた飲食店を支援するために、国、県、市の協調事業として行う「感染症拡大防止協力金の支給」についての費用であります。

特に新型コロナウイルスワクチンの予防接種につきましては、1.医療従事者に続き、2.65歳以上の高齢者、3.基礎疾患を有する方、高齢者施設や障がい者施設に従事する方、4.その他の方々の順番に接種されます。65歳以上の高齢者への接種開始時期が当初想定の3月から4月へとずれ込むと報道されており、それに続く方々への接種も順次遅れていくことが想定されています。

小野市では、どのようなスケジュールでも対応できるよう副市長を本部長とする対策本部を立ち上げ、1月15日付けの人事異動により専任職員の配置を行い、体制整備を整えてまいりました。すでに「小野伝統産業会館」を集団接種会場と決め、医師や看護師を確保するために医師会や医療機関と調整を行っております。

このワクチン接種は、任意接種であり、自己負担は無料であります。3月中旬には接種に必要な接種券の発送、コールセンターや相談窓口を設置するなど、円滑な実施ができるよう細部を調整しております。副反応などへのご心配もおありかと思いますが、今後出される様々な情報にご留意いただき、円滑な接種体制実現に向けて市民の皆様のご協力をよろしくお願いいたします。

2021年2月10日(水曜日)

「新コミュニティセンターおの」リニューアルオープン!

リニューアルオープンした新コミュニティセンターおののテープカットの様子の写真

先週に引き続き報告が遅れておりましたが、12月1日から「旧福祉総合支援センター」を改修した「新コミュニティセンターおの」がリニューアルオープンしております。

昭和49年に小野市民会館に併設された「中央公民館」をコミセンとして活用してきた「旧コミュニティセンターおの」は、昨年度の来館者が年間7万人を超えるなど、多くの利用者にご利用いただいておりました。このたび、小野市民会館の取壊しに伴い、コミセン機能を移転させるため、改修工事を行い、「旧福祉総合支援センター」が市民活動の拠点となる「新コミセンおの」として生まれ変わりました。

新コミセンおのの会議室、和室、バルコニー、社会福祉協議会を撮影した4枚組の写真

「新コミセンおの」は、事務所のほか、会議室は言うまでもなく、和室、美術室、コミュニティホール、最大100人を収容できる多目的ホール、日当たりの良いバルコニーなどを備えており、市民グループの会議やサークル活動にご利用いただけます。また、建物南側には「社会福祉協議会」、地階にはこれまで通り「シルバー人材センター」が入っております。

小野市の強みは、「小野地区地域づくり協議会」をはじめとした市民団体を中心に様々な事業が実施されているように、市民が主体性を持ち、創意工夫を行って地域活動を展開しているところであり、この新しくなった「コミセンおの」という拠点を最大限活用し、『創造と変革』をキーワードに、新しいまちづくりを進めてまいりたいと考えております。

2021年2月3日(水曜日)

小野市研究発表会 ~コロナ対策!市議会議場でリモート開催~

昨年の田中希実選手の大活躍により、報告が遅れておりましたが、昨年に第17回目を迎える「小野市研究発表会」を開催しております。平成16年度から市職員の自主研修の一環として実施しているこの発表会は、今年度で延べ83組を数え、行政に関する様々な課題を自由な視点から研究発表する場となっております。

3密を回避するため席を離し、リモートで開催された小野市研究発表会の様子の写真

今年度は、新型コロナウイルス感染症対策として3密を回避するため、リモート開催が可能な「市議会議場」を会場とし、発表の様子を防災センターやコミセンなどの出先機関、庁舎内の各会場にインターネット回線を利用してLIVE配信するという新たな取組の中で実施しました。

この発表会は、市の施策の取組状況の紹介や諸課題の分析、ときには将来の小野市への夢のある提言を行い、職員の資質と能力を高め合うことを目的としており、今年度は次の4つのグループから発表がありました。

  1. コロナ禍における学校教育のデジタル化を、「脳科学」の知見を踏まえて推進する「小野市型GIGAスクールプロジェクト」
  2. スマホの動画機能を使用し通報するという先進的な通報システム「LIVE119(ライブ119)」の導入実績と今後
  3. 高齢社会において顕在化する問題である「有害鳥獣被害」に対する市の取組と大開町の実践例の紹介
  4. 小野市や北播磨、外国人に関する人口動態を分析し、将来の小野市の在り方を提案した「人口動態から考える今後の小野市」

どの発表も、行政が直面している諸課題に対し、若手職員の視点でいかにその諸課題を乗り越えていくべきなのかという、今後の市政運営の方向性を考えさせられる素晴らしい内容でありました。

今後もこの発表会を通して、市民の方々に行政の取組を知っていただくとともに、「小野市の将来」について、地域住民・行政が一体となって考える場にしてまいりたいと考えております。

2021年1月27日(水曜日)

新型コロナ陽性患者に関する県と市の情報共有と連携の必要性

先週21日に「令和2年度第2回 県・市町懇話会」が開催され、オンラインで参加させていただきました。その中での市町長と知事との意見交換の場で、豊岡市中貝市長から、最近、感染者が急増している新型コロナの陽性患者について、その市町別の人数やその感染経路などについて、県から市町には全く情報提供をいただいていないことに対して、情報開示の必要性を訴える意見が出されました。

先週20日の「こんにちは市長です」で小野市長として意見を述べさせていただいた、住民の危機意識を醸成し、行動変容を求めるために「市町別のタイムリーな感染者数を公表すべき」という趣旨とまさに同意見を述べられたものでありました。感染者数が急増している状況では、従来と同じ啓発に加えて、県と市が情報を共有し、対策を進める必要性を訴えられたものであります。

オンライン上で開催された市長懇話会で、井戸知事がマイクを持って発言をしている様子の写真

他県では市町別の感染者数を公表しているところもあり、小野市としても以前から同様の要望を行ってきており、豊岡市の中貝市長の意見は、「まさに同感」であります。これに対し、井戸知事からは「県と市の情報共有はなされているはずだと思っていた。それができていないということであれば、全市町にかかわることであるので、積極的に市町に対する情報開示を行う」という力強い発言をいただきました。

兵庫県内のどの地域で感染が急増しているのかを分析するために、「昨年11月末までの感染者数を基準として昨年12月以降の感染者数の伸び」を示すグラフのとおり、北播磨地域では、昨年12月からの2ケ月弱の間に、11月までの約3倍もの感染が広がっております。県におかれては、是非とも、正しい情報をタイムリーに提供していただく体制をお願いしたいと考えております。

昨年11月末までの感染者数を基準とした場合の昨年12月以降の感染者数の伸びのグラフ

2021年1月20日(水曜日)

北播磨地域における新型コロナウイルス感染者増加に対して

現在、新型コロナウイルス感染者の市町別の感染者数については、本人が居住市町の公表を望まない限り、居住市町別で発表されることはなく、「加東健康福祉事務所」として人数が公表されています。昨年の第1波の頃であれば、感染者も少なく、個人が特定されれば、誹謗中傷の標的にされることから、市町別の公表を差し控え、個人が特定されないように配慮するという手法が有効であったと考えます。

しかしながら、最近は、第3波による感染者が急増しており、先日も北播磨で1日当たりの感染者が50人を超えるクラスターが発表されたばかりであります。「加東健康福祉事務所」の感染者が大幅に増加していることは、毎日の新聞紙上で確認できるものの、市民からは「市長への手紙」により、どこの市で感染が拡大しているのか、わかるようにして欲しいとの強い意見も頂戴しています。

個人が特定され、誹謗中傷の標的にされることがあってはならないことは言うまでもありませんが、感染がより身近なところで起こっている事実を市民の皆様に正しく伝えることが、市民の危機意識を醸成し、市民の行動変容につながることになると考えております。「加東健康福祉事務所」という発表だけでは、住民にとっては、自分のまちの出来事ではなく、身近な問題として感覚的に捉えられていないと考えています。

新聞紙上における小野市の昨年からの感染者数は、累計で11人であり、発症率は0.022%となっていますが、現実の感染者数は、本日現在で40人から50人程度、発症率0.1%となっているものと推計しております。この小野市分を「加東健康福祉事務所」で発表されている259人(1月18日21時現在)から差し引くと、残りの約220人が、西脇市、三木市、加西市、加東市、多可町ということになります。

この約220人を新聞紙上で公表されている小野市以外の市町別の人数に加え、かつ、北播磨全体の発症率が0.15%であることから、あくまで推計となりますが、「三木市」、「加西市」では、それぞれ100人を超えている可能性があり、「加東市」、「西脇市・多可町」でも50人から80人規模の感染が既に起こっているものと考えられます。

北播磨地域における人口当たりの感染者数は、阪神、加古川、姫路などの都市部よりは少ないものの、淡路、丹波、西播磨などに比べて高くなっており、昨年12月1日から昨日までの感染者数を人口で割ると、芦屋市、宝塚健康福祉事務所(宝塚市、三田市)よりも多くなっており、この地域において感染が急拡大している傾向にあります。

令和2年3から令和3年1月18日までの人口に対する感染割合のグラフ

昨年3月~令和3年1月18日までの10.5ヵ月での人口に対する感染割合

令和2年12月1から令和3年1月18日までの人口に対する感染割合のグラフ

上記のうち、令和2年12月1日からの1.5ヵ月での人口に対する感染割合

※このグラフから12月1日からの「加東健康福祉事務所」管内での感染者が急激に増加したことが分かります。

1ヶ月経過後には、「加東健康福祉事務所」カウントから居住市町別に振り分けるルールがあるものの、北播磨での感染者数は、昨年11月末頃から急激に増加しており、その傾向は、1月に入ってからも収まる気配がありません。そのため、感染に対する危機意識の醸成という点からみると、タイムリーな情報発信ができておらず、住民の危機意識とタイムラグが生じております。感染が急拡大している今だからこそ、感染対策を担う兵庫県としては正しい情報をタイムリーに発信することが必要ではないでしょうか。

2021年1月13日(水曜日)

令和3年仕事始め式 大きく価値観が変わる時代が到来!

沢山の職員が整列し、仕事始め式を行っている様子の写真

戦後80年近く続いてきた社会秩序や体制が大きな転換点を迎えていることに加え、コロナ禍にあって、これらが一層加速し、まさに「前例なき時代」に突入しております。その中で、今後のキーワードは「3つのD」であると職員に訓示しました。

1つ目のDは、「Digitalization(デジタライゼーション) デジタル化」であります。今後益々、デジタル化の波が加速すると思われますが、「脱はんこ」の議論もしかり、重要なことはデジタル化をすることが目的ではなく、何のためにデジタル化をするのかという、業務の本質を見極める目が必要であります。

2つ目のDは、「De-Carbonization(ディ-カーボナイゼーション) 脱炭素化」であります。イギリスが2030年までに、フランスは2040年までに、中国でも2035年までに全てガソリン車を廃止する方向性が打ち出されておりますが、裾野が広い自動車産業が大きく「脱炭素化」に舵を切るということは、あらゆる産業構造が変わるということであります。それが、市内企業の業績や税収にどう影響してくるのかといった時代の変化を読み取る目が不可欠になります。

最後に3つ目のDは「De-Population(ディ-ポピュレーション) 人口減少」であります。国内市場規模が縮小し、税収規模も縮小することになりますので、これまでの画一的横並びの「フルセット主義」の行政から、「スマートシュリンク(賢く縮小)」を戦略的に行い、「オンリーワン」を目指す「価値観の転換」が行政に求められます。

まさに「今まではこうであったという前例を踏襲することなかれ、かくあらねばならんという固定観念にとらわれることなかれ」と、市長就任以来、言い続けてきたこの言葉を、今一度、職員共々、胸に刻み、小野市の新しい未来を創造してまいりますので、市民の皆様もご支援、ご協力をお願い申し上げます。

2021年1月6日(水曜日)

田中希実選手に「スポーツ特別栄誉賞」を授与!

議会定例会の閉会後に行われた、田中選手への特別栄誉賞授与の様子の写真

12月市議会定例会の最終日の閉会後、市議会議場に田中希実選手をお招きし、「スポーツ特別栄誉賞」を授与させていただきました。

田中選手へ「スポーツ特別栄誉賞」が手渡され、賞を正面に向けている表彰の様子の写真

田中選手は、昨年7月に女子3000メートルで「8分41秒35」、8月には女子1500メートルで同じ小野市出身の小林祐梨子さんの持つ日本記録「4分7秒86」を2秒59更新し、「4分5秒27」の日本記録を樹立されました。

さらに、12月には「大阪ヤンマースタジアム長居」で開催された「第104回日本陸上競技選手権大会・長距離種目」の女子5000メートルで15分05秒65の記録で優勝され、見事、「東京オリンピック日本代表」に内定されました。

その素晴らしい功績を称え、心からの賛辞を送るため、これまでの「スポーツ表彰」の枠組みを超えた「スポーツ特別栄誉賞」を創設し、市議会議員、議会出席部長らが、見守る中、授与させていただきました。これからの大いなる活躍を期待します。

2021年1月1日(金曜日)

コロナに負けない持続可能な「元気な小野市」の実現へ!

新年明けましておめでとうございます。輝かしい新春の門出を皆様お揃いでお迎えのこととお慶び申し上げます。

昨年の小野市は更なる飛躍に向けた「転換」の年

昨年は、市民の皆様のランドマークとなる「市役所新庁舎」はもとより、「小野希望の丘陸上競技場アレオ」、「堀井城跡ふれあい公園」などこれまでから手掛けてきた重要事業が結実し、「ひょうご小野産業団地」についても、第1次分譲企業の決定に続き、第2次分譲に向け順調に整備が進捗するなど、小野市の更なる飛躍に向けた“転換年”となる記念すべき一年でありました。

市役所新庁舎全体の写真と、小野希望の丘陸上競技場アレオを上空から撮影した写真

総額73億円からなる“小野市流”の新型コロナ対策を実行

その一方で、世界的な「新型コロナウイルスの感染拡大」は我が国においても例外とはならず、ポストコロナ社会における「ニューノーマル(新しい常態)」への対応が急務とされるなど、これまでの常識が大きく変化した1年でもありました。

小野市においても国の「緊急事態宣言」をはじめとした未曾有の事態に対応すべく、『行政経営戦略4つの柱』を基軸に「後手から先手管理」で緊急対策チームを立ち上げ、「顧客満足度(CS)志向」と「成果主義」を念頭に置きつつ、1.生活支援、2.感染防止、3.事業者支援、4.教育支援、5.経済支援の5つの柱による総額73億円からなる「オンリーワン」の小野市流のコロナ対策を実施いたしました。

備蓄用マスク10万枚を市民に無料配布している様子の写真と、「上水道料金の1年間無料化」などの政策を実行している様子の写真

“市民総ぐるみ”による経済対策「おの恋らっきゃらっきゃ券」

その1つが、小野市独自政策として市民の皆様全員に1人1万円分、総額5億1千万円規模で実施した「おの恋らっきゃらっきゃ券」であります。この商品券は、プレミアム商品券等とは異なり、公平・公正な「小野市流の定額給付金」であり、事業者間で繰り返し使える「循環型商品券」であり、さらには、市内自治会の半分以上にあたる50もの自治会で安否確認を兼ねて配布していただいた「地域の見守り」でもあります。

すでに、市民の皆様におかれては、年末年始の年越し用品の購入等に有効にお使いいただけた方々もいらっしゃるかと思いますが、引き続き3月21日の利用期限に向けて、市民と市内事業者を巻き込んだ“市民総ぐるみ”による過去最大級の経済対策に取り組んでまいります。

金色と銀色の2種類のおの恋らっきゃらっきゃ券の写真

財政規律の堅持と積極型投資の両立で「元気な小野市」を実現する

本年においても、新型コロナウイルスの影響が多方面に色濃く残る中で、まさに「先例なき時代」の市政のかじ取りを担うこととなりますが、先行き不透明な時代であるからこそ、これまでに培った行政資源をフル活用し、リーダーとしての「経験」と「洞察力」を持って、社会変化を的確に捉え対応することが重要であります。

『行政も経営』との一貫した基本理念をもって、財政健全性を維持させつつ『不景気な時こそ積極投資を』との考えに基づき、小野市の強みである「子育て支援」、「安全・安心」の更なる充実をはじめとして、“新しい小野市”の将来基盤を確立させる『新たなまちづくり』を着実に推進させ、コロナに負けない持続可能な「元気な小野市」の実現に粉骨砕身まい進してまいります。

整備中のひょうご小野産業団地を上空から撮影した写真と、完成イメージ

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ファックス:0794-63-6600

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