2021月4月~6月分のバックナンバー

更新日:2022年02月07日

2021年6月30日(水曜日)

「ひょうご小野産業団地」工事進む2

「ひょうご小野産業団地」内を走る「新都市南北線(南工区今年度完成)」の整備工事が進んでおり、山田川に橋桁(はしげた)が架けられ、路線の全景が見えてきております。橋の名称は「山田の里大橋」。地元の方々に提案いただいたもので、自然豊かな山田町の田園風景をイメージされています。

新しく架けられた山田の里大橋の写真と、新都市南北線・新産業団地を上空から撮影した2枚組の写真

6月10日(木曜日)には、食品容器製造大手の株式会社エフピコの新工場と拠点配送センターの地鎮祭が行われました。来年秋に「関西工場・関西ハブセンター」として操業を開始され、小野市を拠点に近畿エリア全体へ出荷される予定です。更に市役所周辺のシビックゾーンには同社社員寮が建設され、第1期分譲の植田住地株式会社、大和ハウス工業株式会社も建築工事に着手されるなど3社の総投資額は300億円を上回り、新たな雇用や賑わいが創出されるものと確信しています。

株式会社エフピコの地鎮祭の開催の様子の写真と、新設される株式会社エフピコの拠点の外観の完成予定図

新産業団地は、今年の秋ごろに残りの5区画(約16ヘクタール)について第2期分譲を開始し、造成工事も今年度内に完了します。また、山陽自動車道、中国自動車道に挟まれた交通利便性が高いエリアに位置し、令和6年度には加古川バイパスと国道175号とを結ぶ地域高規格道路「東播磨道」が全線開通する予定です。将来的に臨海部との交通ネットワークが強化されるなど、新産業団地のポテンシャルが更に高まり、小野市のみならず北播磨地域の発展に寄与することを期待しています。

東播磨道の国道175ランプ付近全体を写した写真と、池尻町側道の写真

2021年6月23日(水曜日)

議員報酬のありかた 期末手当はこのままで良いのか

小野市における市議会議員(定数16名)に対する「議員報酬」は、年間で約1億1千万円が支給されております。この額というのは、民間企業でいえば、経常利益率が3%の会社であれば年間36億円以上を売り上げる必要がありますし、また、例えば、神戸電鉄では昨年度の経常利益率が約2%でありましたので55億円もの売り上げ、つまり、単純に運賃だけで換算すれば、小野-湊川間が670円ですので実に800万人以上もの方に乗っていただく必要がある、それだけの企業努力が求められる数字であります。

また、こういった情報は市民の方に対しあまり開示されておりませんが、本会議や常任委員会、議会運営委員会、市行事への参加等、目に見える議会活動というのは年間約60日程度でありますので、仮にこの「議員報酬」を1日あたりの日当に換算いたしますと約11万7千円になります。その倍の日数を登庁されたとしても約6万円の日当となり、200日登庁されたとしても1日あたり3万5千円にもなります。

この「議員報酬」というのは、特別職である首長や副市長、あるいは、一般職の常勤職員の生活給にあたる「給料」とは違い、一定の役務に対する対価として支払われているもので、毎月支払われる月額報酬に加え、6月と12月の年2回、いわゆる民間の賞与にあたる「期末手当」も支給されているところです。

議員の月額報酬については、地方自治法上、一定の役務に対する対価として「支給しなければならない」と義務規定として定められておりますが、「期末手当」に関しては、「条例で支給することができる」とされております。つまり、議員に「期末手当」を支給するかどうかは、各自治体の任意であるものの、全国どの自治体においても「期末手当」が支給されているのが実態であります。いうまでもなく、その成果に対する報酬である「期末手当」を支給するか否かの条例を決定する権限は首長にはなく、議会自らが決定されております。

そのような中で、首長として、これまで2年半以上もの間、主たる議員活動である本会議において一般質問を一切行われていない議員がいること、また、その議員に対して血税である議員報酬(成果に対する賞与も含め年間約700万円)が支払われ続けているという実態について、これまで幾度となくその改善を訴えてまいりました

しかしながら、議会におかれては、2年半以上もの間この問題をどうなされるのか一切の説明をされることなく、この実態を「是」として黙認されたままとなっております。

小野市においては、これまで議員報酬も含めてパフォーマンス的な給与カットは一切行わず、人口100人あたりの職員数は、0.542人と県内で一番少なく結果として“総人件費”を県内でも低く抑えてまいりましたが、ビジネスの世界からすれば、成果のないところに報酬が払われないのは当たり前のことであります。成果に対して支払われる賞与であればなおさらであり、仕事をやってもやらなくても同じように賞与が支給されること自体民間の感覚では有り得ないことであります。

このようなことから、首長としてこれまでも幾度となく「期末手当」について、成果に応じた報酬にしてはどうかと、提案をさせていただいておりましたが、再度6月の期末手当の支給基準日が近づく5月31日にもそのご提案をさせていただいた次第であります。

これまでの提案に対し、議会においてどのような議論をされたかはわかりませんが、支給基準日である6月1日までには回答がございませんでした。つまり結果として、議会においては、2年半以上もの間、主たる議員活動である一般質問を一切行っていなくても、成果に対する報酬である賞与を支払っても良い世界であり、このことに対し、市民に対する説明責任も一切果たさなくて良い世界である、ということを議員皆さんが容認され、賞与を下げないという意思表示をされたものと理解いたしました。

議員の活動は、議会における審議・討論にとどまらず政策形成のための調査研究活動や住民の意思を把握するための諸活動等広範囲にわたります。しかし、これら職責を全うすることなく、理由なく本会議を含む会議を欠席することはもとより、何ら政策議論をせずとも条例で定められた報酬月額、期末手当を受け取ることができるのが、現行制度であります。

この際、思い切って、例えば議員報酬を日当制にし、より多くの世代あるいは市民の方に議員になっていただき議論を交わすことも一つの方策であります。「より高度でより高品質なサービスをいかに低コストで提供するかを追求する」という行政経営の基本理念に基づき、そういった前例に捕らわれない議論をすることが議会改革の本質であり、小野市だけの課題ではないと考えています。

2021年6月16日(水曜日)

見ごろを迎えた国宝浄土寺裏山のあじさい!

国宝浄土寺の裏山にある四国八十八カ所霊場のあじさいが、見ごろを迎えています。

国宝浄土寺裏山に咲いている青色のあじさいの写真と、紫色のあじさいをズームアップで撮影した写真

浄土寺裏山四国八十八カ所は、江戸時代後期(文政年間)につくられたものです。当時、四国八十八カ所への巡礼は庶民の間にも流行しますが、現地へ行く体力的・経済的負担が大きかったので、近場の寺院の裏山などに霊場が作られました。浄土寺裏山の霊場は、札所の本尊と弘法大師像が一つの祠に並んで祀られており、各祠は小野市や三木市、加東市在住の願主によって奉納されたものです。

国宝浄土寺の四国八十八カ所霊場の色とりどりのあじさいが様々な角度で撮影されている4枚組の写真

全長約1.5キロメートル(約30分)のコースには、ガクアジサイやヤマアジサイ、カシワバアジサイなど、約3千株のアジサイが植えられており、その情景は巡礼者の心を落ち着かせてくれます。コロナ禍の巣ごもり生活において運動不足の解消のため、色とりどりのあじさいを見ながら散策を楽しまれてはいかがでしょうか。

2021年6月9日(水曜日)

市役所庁舎1階に「水飲み場」を設置!

安全安心で美味しい「小野市の水道水」の魅力を、市民の皆様に知っていただこうと、市役所庁舎1階の市民ラウンジに新たに「水飲み場」を設置しております。

市役所庁舎1階の市民ラウンジに設置された、ひまわりの種をモチーフにした水飲み場の写真

このたびの取組は、2019年のひまわりの丘公園への水飲み場設置以来の第2弾であり、大地の恵みを受けた大きな「種」が大きな花を咲かせる、明るい未来を想像(創造)させる想いを込め、市の花である「ひまわり」の「種」をモチーフにしたデザインとしております。

この機会に、「小野市の水道水は安全安心な飲料水」であることを知っていただき、水道水を飲料水としても積極的に利用していただきたいと考えております。そのことが市の水道事業の収益力のアップにつながり、それにより計画的な設備投資ができ、それがより美味しい水を提供できるという好循環で「持続可能な小野市の水道」への取組を推進する糧になると考えております。

ひまわりの丘公園に設置されている青色の滴をモチーフにした水飲み場の写真

今回、市役所に設置した水飲み場は、「ひまわりの丘公園の水飲み場」と同様に、「ボトルフィリング式(水筒充填型)」の取水口を採用しており、マイボトルやコップで利用いただけます。
市役所開庁時はいつでも無料で飲むことができますので、ご来庁の際にお気軽にご利用ください。

2021年6月2日(水曜日)

旧「小野市役所」庁舎周辺の解体工事の状況!2

変わりゆく、小野市王子町の旧「小野市役所」庁舎周辺の風景を記憶と記録に残すため、旧庁舎の解体工事の状況をお知らせします。「市民会館」や「旧庁舎」は取り壊され、残すは整地のみとなっております。7月に工事完了の予定です。

旧小野市役所の庁舎周辺の解体工事の様子を写した5枚組の写真

2021年5月26日(水曜日)

新型コロナワクチン接種が順調に進捗

小野市では、新型コロナワクチンの集団接種(75歳以上)の予約を4月23日から開始し、5月1日から接種を始めています。昨日までで、大した混雑もなく既に65歳以上約13,800人のうち約4,200人(約30%)の方が第1回目の接種を終え、第2回目の接種も始まっています。

新型コロナワクチンの集団接種の様子を写した4枚組の写真

今年2月に実施した「集団接種シミュレーション」をはじめ、接種券の送付を5歳きざみで分散しての郵送など、混雑回避と着実な接種体制整備を行ってきたことと、市民の皆様のご協力により順調に接種が進んでおります。

「新型コロナワクチン接種の予約」のバーナーがトップに来ている、小野市のホームページのトップページの画像

75歳以上の方に引き続き、70歳から74歳までの方、そして先週には65歳から69歳までの方に接種券を順次発送しております。国からは65歳以上の方への接種を7月末までに完了させるようにとの方針が示されていますが、現時点で18,000回分のワクチンが国から市へ供給されており、希望される方の全員が接種を受けることができますので、落ち着いて申し込んでいただきますようお願いします。

2021年5月19日(水曜日)

ぶれない行政経営の管理手法

令和3年度の方針実行書ヒアリング資料とマーカーがテーブルに置かれている写真

先月の22日、23日の2日間にわたり、部長職を対象として「方針管理ヒアリング」を行いました。方針管理制度(Total Quality Control)は、市長就任時(平成11年)から実施続けてきた行政経営の管理手法であります。

年度当初(4月)に発表した「市長方針」を頂点として、それを達成するために部長、課長、係長へとブレイクダウンし、具体的に各職員が方針、達成目標、実施項目、期限を定め、PDCA(Plan-Do-Check-Action)を展開し、「結果とプロセス」を評価します。

「ひょうご小野産業団地の誘致」「東播磨道路の整備」「新庁舎を起点とした新たなまちづくり」など小野市の将来に不可欠な事業に対して、そのために具体的にどう行動するのか、各部長に指示したところです。職員全員が定められた目標に向かって業務を遂行するなかで、何をなし得たのかを見る「執行評価」が重要であり、勿論、その成果は最終責任者である首長が市民に問うべきものであります。

NPM(New Public Management)が導入されるようになってから約20数年が経ち行政評価そのものを見直す自治体がある中、先んじて取り入れた小野市型方針管理制度に更なる磨きをかけ、ぶれない管理手法により市長方針たる“コロナに負けない持続可能な「元気な小野市」”の実現を目指します。

方針管理運用フロー図と方針実行書の様式の説明図

2021年5月12日(水曜日)

「未来への手紙」サービス開始!

現在、エクラでは「未来への手紙」事業を行っております。この事業は、数年後の自分や大切な人に向けて書いた手紙が、「未来の指定された日・場所」に届くサービスで、エクラ窓口にて受け付けています。

「未来の自分を想像して手紙を書くことの効果」として、否定的なネガティブ感情が減少し、前向きなポジティブ感情が増加することが京都大学の研究において、明らかにされており、デジタルなコミュニケーションが溢れ、人と人のつながりが希薄化する今、また、新型コロナ感染症の蔓延に伴い、ネガティブな感情が高まっている今だからこそ、まさに必要とされるサービスであります。

コロナを乗り越え頑張った自分へのエール、結婚記念日のサプライズ、お子様の20歳の誕生日など、誰でも、どのような用途でもご利用いただけますので、「記憶と記録」に残り、「時を越えて、未来に届く」手紙に、皆さんの思いの丈を綴ってみてはいかがでしょうか。

未来への手紙のチラシ.

2021年5月5日(水曜日)

公設コンビニ「ふれあいマート」オープン!

進展する超高齢社会に先手管理で対応するため、下東条地区に地元の皆様と市が協働で公設コンビニ「ふれあいマート」をオープンしました。この公設コンビニは、市が補助金を出し、地元の住民グループ「下東条ふれあいの里」の皆様が運営し、赤字が出た場合は、市が補填するという、官民共同の運営であります。

「ふれあいマート」は、単に食料を提供するお店という役割だけではなく、災害時には「食料供給拠点」となり、平常時には、近隣の住民の皆様が気軽に立ち寄り歓談できる「地域コミュニティの場」であり、交通手段がない中、市内中心部や市外にまで、ちょっとした買い物でも行かざるを得なかった「買い物弱者支援」といった、複合的な役割を担うマーケットであります。

6月には送迎用の車両を導入し、「ふれあいマート」まで歩いて買い物に行くことが困難な皆様の送迎を試行することにしております。運営される地元の住民グループの皆様には、店舗運営の経験者がおられる訳でもなく、何とか地元に賑わいを取り戻したいという熱意で参画されている方ばかりであります。

この「ふれあいマート」は、地域の皆様が「みんなが育てるコンビニ」という意識を共有してこそ継続できる施設でありますので、「ぼちぼち」だけど、着実に活動を進めていただき、小野市の先駆者となっていただきたいと考えております。

ふれあいマートの外観や、人で賑わっている様子が収められた5枚組の写真

2021年4月28日(水曜日)

安心して利用できる道路を目指して整備が着実に進捗!

市内の道路整備が着実に進んでおります。一つは、片山町から葉多町を通り抜ける「市道107号線(片山高田線)」です。神戸電鉄踏切付近から葉多町公民館東側交差点(お好み焼き「城」前)までの300メートルの区間が完了しました。幅2.5メートルの歩道や車歩道が分離された踏切ができたことで、小野小学校の児童や小野工業高校の生徒などが安心して通学できるようになっています。令和3年度は、踏切から更に下大部町東側交差点までの区間を整備します。

歩道が分離され、生徒が安心して通学できるようになった107号線の改良前(写真右)と改良後(写真左)の写真

二つは、小野市役所「新庁舎」北側を走る「市道109号線」です。この度の工事でフォトショップカケヒ前から南へ80メートルの区間が完了しました。令和3年度には小野警察署前交差点からカケヒ前までの残りの区間を整備し、全区間で歩道が設置されるなど歩行者が安心して通行できるようになります。

歩道が設置され、歩行者が安心して通行できるようにな109号線の改良前(写真右)と改良後(写真左)の写真

このように、地権者や地元役員の方々をはじめ多くの関係者の協力体制のもと着実に工事を進めており、住民の皆さんが安全で安心し利用できる道路環境を構築してまいりますので、引き続きご理解とご協力をお願いします。

2021年4月21日(水曜日)

新規採用職員への辞令交付

新年度を迎えた4月1日、厳しい競争を勝ち抜き、市に新規採用された職員に対し、辞令交付式を行いました。

訓示では、「行政も経営」という基本理念のもと、「市役所は市内最大のサービス産業の拠点」であることを認識した上で、公務員として誰のために仕事をしているのかという原点を絶えず反芻(はんすう)し、「より高度でより高品質なサービスを、いかに低コストで提供するか」を追求してほしいとの思いを申し上げました。

情報化社会や未曽有の感染症流行など、これまでの職員とは全く違う環境で育ってきた皆さんには、「待ちの姿勢ではなく攻めの姿勢」で、小野市政に新しい風を吹かせてくれることを期待しております。

新規採用職員への辞令交付が行われている様子を写した3枚組の写真

2021年4月14日(水曜日)

エクラに16年の時を経て触れるアート「夢Kaidan」誕生!

平成17年の「うるおい交流館エクラ」のオープンにあわせ、芝生のやすらぎ広場に設置したモニュメント「夢・飛翔」周辺に、国際的に活躍されている彫刻家・牛尾啓三氏監修により、新たに「夢Kaidan」が誕生しました。

ねじれた輪の形をした階段状の「夢Kaidan」のモニュメントの写真

オープニング式典ではフルートによる演奏と「You raise me up」の歌声とともに、「静」から「動」へのアートとして、「眺めるアート」から「触れるアート」へと進化したものであります。

夜間にはライトアップしておりますので、触れることができる写真撮影スポットとして訪れていただきたいと考えております。

「夢kaidan」の前でテープカットを行っている様子の写真

2021年4月7日(水曜日)

令和3年度市長方針

令和3年度の市長方針は、「更なる高みに挑む New challengeであります。

昨年に「市役所新庁舎」が完成し、“シビックゾーン”を中心に、小野市の街並みも大きく変貌を遂げ、ようやく都市機能が整ってまいりましたが、「成果が出たと思った瞬間から劣化が始まる」のであります。令和3年度は、次なるステップとして「ひょうご小野産業団地」の残り5区画の分譲が始まるほか、この産業団地と山田町を結ぶ「新都市南北線」の開通や「垂井南土地区画整理事業」、市内道路網の整備など、多くのビッグプロジェクトが完了する年度であり、ここで今一度原点に立ち返って、「絶えず進化する」新たな小野市の姿を目指し、更なる高みにチャレンジしてまいります。

令和3年度の市長方針のチラシ

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ファックス:0794-63-6600

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