2003年7月~9月分のバックナンバー

更新日:2022年02月02日

2003年7月2日(水曜日)

サマースクールからオンリーワンをめざそう

母校の小野高校生が、高校放送部の甲子園といわれるNHK杯全国高校放送コンテスト兵庫県大会で7部門のうちラジオドキュメント部門、研究発表部門、個人アナウンス部門の3部門で優勝し、昨年に続いて総合優勝を果たしました。
優勝カップを前に微笑む放送部員たちの顔は、自信に満ち溢れています。

優勝したラジオドキュメント部門では、最近の女性の活躍には男性の協力がキーポイントであることを知り、支えあう大切さを訴えています。
研究発表ではPTAが行事などを知らせるために行うテレフォンサービスをホームページに動画で紹介する方法についてまとめています。個人アナウンス部門では日々の練習の成果を十分に発揮されています。

夏休みに行われる全国大会に臨む生徒たちに声援を送りたいと思います。
さて部員たちの放送との出会いは、小学生の時に興味を持ったのがきっかけで入部したと聞きました。
今年も小中学生を対象としたサマースクールを開催し、21世紀を担う子供たちに学校教育にはない分野を体験する道先案内をしたいと思っています。

例えば、天体観測や陶芸をはじめ営農組合の皆さんによるそば打ち体験、さらに皮を使って世界にただ一つしかない小銭入れをつくるレザークラフト作りなど32コースあります。
このサマースクールで学んだことをきっかけに子供たちに大きな自信ができ将来の夢やオンリーワンのきっかけになることを期待しています。

2003年7月9日(水曜日)

小野市型ワークシェアリングが始動

市の来年度の採用予定は、消防職員と栄養士のみで行政一般職の採用を見合わせました。
理由は、小野市型ワークシェアリングを計画しているからです。この計画は、市の機能と業務分担の見直しを進め市民サービスの低下を招くことなく遂行できるようなワークシェアリング(仕事の分け合い)です。

私は、数年前から管理マネジメントの適正により職員をライン職とスタッフ職に分け意思決定の迅速化を図るため複線型人事管理制度やグループ制を導入していますが、このたびのワークシェアリングは多様な人材による行政サービスの実現をめざすものです。多様な人材とはNPO法人などの参画と協働型、専門員などの能力・時間買取型、そして今回の若手層の新たな雇用型です。

これは、職員の超過勤務手当を20%カットした財源で、期限付きの嘱託職員15人を雇用するものです。採用は平成16年4月からで1年契約で最長3年まで月給約17万です。受験資格は、18歳以上30歳未満の方で、選考基準は成績主義ではなく、人物、業績重視とします。業務内容は補助的業務だけでなく責任のある仕事も任せていきたいと考えています。

こうして若年層のスキルアップ(能力・技能の向上)を図ることにより事務処理能力の向上はもちろんのこと、希望の企業や優先権を持つものではないが、小野市正規職員等へのチャレンジが可能です。公務員を目指している方に実績を積む場としても頑張っていただきたいと思います。
あなたの活動が小野市を変えるかもしれません。

2003年7月16日(水曜日)

「市長への手紙」お待ちしています

今年も7月1日から「市長の手紙」を始め、14日現在で、29通36件のご意見をいただきました。まちづくりに関して、日ごろ市民の皆さんが感じておられる意見などをお聞きしたいとの思いから実施し、今年で5回目となります。
広聴業務には、「市長への手紙」をはじめ、市政懇話会、まちづくりモニター制度、子ども議会などがありますが、業務にあたっては3つの項目を基本に据え取り組んでいます。

1つ目は、手法の多様性です。幅広い市民層から、多くの多様な声(要望・苦情・意見・提案など)をお聞きするためには、その手法も多様でなければなりません。
届いた全てのご意見は、まず私が一つ一つ拝見させていただいています。

2つ目は、聴いた声の活用と管理です。昨年は、ひまわりの丘公園に関することや図書館・アルゴ等施設に関すること、道路の整備に関すること、ゴミ収集等に関することなど163通(180件)のご意見をいただきました。これらは、施策への反映と同時に、要望・苦情・提案等の内容別、項目別にデータベースで管理し、今後の市政への貴重な情報として活用させていただいています。

3つ目は、市民へのフィードバックです。「市長への手紙」などでいただいたご意見は、匿名などを除いて、全てに対して文書で回答するようにしています。また、集約したものを、広報等を通じて情報発信しています。このことは市職員の意識改革にも大変役立っています。

皆さんからのご意見は、全て貴重な財産です。「住んで良かったと思えるまち、住んでいることを誇りに思えるまち」を実現するために役立てていきたいと考えています。皆さんのご意見をお待ちしています。

2003年7月23日(水曜日)

小野市のNPOに注目!

今、市民活動の活発にともないNPOへの関心が高まっています。
先日公民館でNPO研修・情報センターの代表理事世古一穂氏を講師にむかえ参画と協働セミナーを開講しました。2日間にわたって講義形式とワークショップ形式で行われ市内外から多数参加されていました。

講義は、NPO(民間非営利組織)を運営する人は、マネジメントのできる人で行政とNPOの役割分担を理解したうえで活動すべきであり専門性も必要であるなどこれからの活動を応援する内容でした。

NPO法(特定非営利活動法人法)が公布されてから約5年がたち認証法人も全国で増加しています。小野市でも北播磨市民活動支援センターが始動し7月20日に設立総会が開催されました。会員の経歴はさまざまで、ボランティアや学校活動など何かの活動を行っている方や今は何もしていないがこれからやってみたいと考えておられる方などが登録されています。

なぜ名前に北播磨なのかと言いますとこれからは小野市内だけの活動にとどまらず広域的な活動をするという熱意がこめられているのです。
活動内容は、ボランティアやホームページ、広報誌の発行、各種講師の派遣など市民団体の育成やネットワーク支援などです。将来市民活動の活性化を推し進める中核的法人となりボランティアをする人たちが十分に力を発揮できるような組織になるだろうと考えます。

すなわち市民が公共サービスの受け手であると同時に自らNPOで活躍しサービスの提供者にもなる社会なのです。
行政とNPOとの協働がこれからの自治体の大きな課題となっていますのでたいへん注目しております。市民の方々からの自主的な活動を大いに期待しています。

2003年7月30日(水曜日)

コミュニティバス 来年1月から試行運行

7月23日、小野市コミュニティバス運行計画検討会議(柳田委員長)から答申書をいただきました。以前から「市長への手紙」などを通して、公共施設等の利用がしやすい交通手段を考えて欲しいという市民の皆さんの意見・要望が寄せられていました。
昨年の12月に、市民9名と職員6名で構成する当検討会議が設置され、コミュニティバスのあり方について検討され、運行形態など様々な議論がなされてきました。

答申書では、定員40人乗りのバス2台で、市内3ルート19便運行するなど、運行ルート、運賃、運行時間等の提案をいただきました。
その運行ルートは、市役所や総合体育館、神戸電鉄小野駅を共通して結び、ひまわりの丘公園や国宝浄土寺、図書館を結ぶ「北ルート」と、市民病院や市街地中心を通る「中ルート」、そしてJR市場駅や来春オープン予定の白雲谷温泉「ゆぴか」を結ぶ「南ルート」です。

運賃は大人1回200円以内、小中学生100円以内に設定し、割安な一日乗車券の発券などの提案をいただき、また、運行時間は、通勤・通学の時間帯を考慮した午前7時台から午後8時台までという提案をいただきました。
これらの答申を受け、来年1月から試行運行を行いますが、今後、当検討会議のメンバーに近畿運輸局、交通事業者の方にも加わっていただき、運行ルートは最良か、料金設定は適正か、運行時間は適切かなどさらに検証されます。

投資するお金は税金です。しかもバス2台という制限もあります。市としても、多くの市民の皆さんに喜んでご利用いただけるように、経済性、効率性、利便性の高いコミュニティバスサービスをめざし取り組んでいきたいと考えています。

2003年8月6日(水曜日)

シネマコンプレックス 映画3本一斉上映

いつも、ひまわりの丘公園をご利用いただきましてありがとうございます。
昨年度は80万人を超える来園者があり、一日平均2,300人の方々が来られた計算になります。今年度も昨年度と同様、多くの方々にご利用いただいております。7月末現在で、約29万人、一日平均2,400人の来園者数となっております。また、この夏に一周年を迎える児童館「チャイコム」も昨年度と同様に一日平均200人を超す来館者で賑わい、園内のサンパティオおの、そろばん亭、物産館オーストも盛況と聞いており、大変うれしく思います。

さて、8月9日(土曜日)、ひまわりの丘公園では、普通の野外映画会とは違う映画会「~映画の夕べ~シネマコンプレックス」を開催します。(雨天時は10日に順延)
最新作「ハリー・ポッターと秘密の部屋」、石原裕次郎デビュー作「嵐を呼ぶ男」、懐かしの名作「サウンド・オブ・ミュージック」の3本を順番に上映するのではなく、7時30分から一斉に上映します。

野外映画会はいろんなところで行われていますが、今年の映画会は、他とは違った、また例年とは違う方法で、そして、ひまわりの丘公園の位置、広さ、空間を活かし、子どもから大人まで楽しめ、しかもオリジナリティで、ここしか出来ない、ここだからこそ出来る映画会にしたいという思いから開催します。

他ではあまり例を見ない試みですが、皆さんに楽しんでいただけるよう最善を尽くしたいと思います。当日は、友達、夫婦、家族ご一緒にご来場いただき、思い思いの映画を存分に楽しんでいただきたいと思います。
また、映画上映の他に、午後5時30分からミニ野外コンサートも行われます。
皆さんのご来場お待ちしております。

2003年8月13日(水曜日)

小野まつり テーマは「飛翔」

昭和53年の第1回目の開催から数えて、今年で第26回目を迎えます小野まつりは、ドラスティックな変貌を遂げることになりました。
皆さんもご承知のとおり、小野まつり史上初めてとなる2日間開催です。

今回の2日間開催に際して、小野まつり検討委員会や実行委員会の方々をはじめ、多くの市民の皆さんが議論をされ、計画し、また自らの力で実行されようとしております。
4年前、平成11年までのマンネリ傾向にあった小野まつりを見直し、「ことおこし」「ものおこし」「人おこし」を基軸に、まつりを通じて地域の活性化を図ろうと、平成12年から5年計画で「まつりを変える」という旗印を掲げられました。

そして「郷土を愛する人たちの誇りとなるために!」をテーマに、「市民参画型」「躍動感」「オリジナリティ」「広域性」「ストーリー性」のあるまつりをめざし、目的意識をもって取り組んでおられます。
市民の皆さんからも「小野まつりが活気付いている」という言葉をいただいており、私もそのことを実感しています。

今年の小野まつり第1日目は「おの恋おどり」を中心に、ナイアガラなどの仕掛け花火で演出し、躍動感あふれるまつり、2日目は「おの恋おどり」に加え「小野音頭」「新小野小唄」などで踊る総躍りと、レーザー光線や打ち上げ花火で真夏の夜空を彩るファイヤーファンタジアで演出し、伝統と新しさを融合したまつりが予定されています。

おの恋事務局(小野加東青年会議所)によりますと、今回の「おの恋おどり」のエントリーチーム数は、兵庫県主催の「五国千寿の舞(7月27日 於:明石市)」を上回り、県内外から50チームが出場されると聞いております。
8月16日、17日の2日間は、皆さんに、未来に向かってはばたこうとする小野まつり、「飛翔」する小野まつりを体感していただきたいと思います。

2003年8月20日(水曜日)

来年の小野まつりは「飛翔」から「未来」へ

皆さん、第26回小野まつりはどうでしたか。今年初めて16日と17日の2日間にわたり開催されました。私は2日間とも楽しませていただきました。
実行委員会をはじめ多くの関係者の皆様には大変お世話になりました。
ありがとうございました。

1日目は、オープニングセレモニーに始まり、「おの恋おどり」や観客の熱気で大変盛り上がりました。その夜は、ナイアガラなどの仕掛け花火が行われ、メイン会場の大池総合公園は約65,000人の人出で賑わいました。また、子ども広場会場となったひまわりの丘公園では、子ども連れの親子など約20,000人の方々がゲームや屋台、「おの恋おどり」デモストレーションを楽しまれました。

2日目、この日は皆さんも天気が気になったことと思われます。私も前日から天気が気になり、天気予報では降水確率70%~80%、「二日目は雨か」というのが正直な思いでした。
しかし、日中は雨も降らず、「市民芸能大会」や「のど自慢大会」、「グランドゴルフ」が行われ、のど自慢大会会場の市民会館大ホールは立ち見がでるほどの観客でした。

また、午後3時頃から降り始めた雨も、夜の部が始まる頃はぴたりと止み、予定は少し変更になりましたが、入賞チームによる「おの恋おどり」デモストレーションやレーザー光線、打ち上げ花火で真夏の夜空を彩りました。初めはまばらだったメイン会場も花火が打ち上げられる頃には約50,000人の観客でいっぱいでした。

2日間の小野まつりは無事終了しましたが、2日目の夕方、雨が降る中、また、止んでもまた降るかもしれない状況の中で、ステージ行事や打上花火の決行を判断された実行委員会をはじめとする関係者皆さんの気持ちを想像すると、胸からこみ上げてくるものがあります。皆さんの気持ちが雨をも吹き飛ばしたのだと思います。

今年のテーマは「飛翔」、「未来に向ってはばたこうとする小野まつり」でした。来年は、8月21日(土曜日)、22日(日曜日)開催予定で、テーマは「未来」だそうです。
皆さんも一緒になってどんどん盛り上げていただきたいと思います。
早くも、来年の小野まつりが楽しみです。

2003年8月27日(水曜日)

もう一つの甲子園「全国高等学校珠算競技大会」

数々の熱戦が繰り広げられ、爽やかなプレーを見せてくれた夏の全国高等学校野球選手権大会も幕をとじましたが、去る8月22日、甲子園球場から西へ、神戸市にある県立文化体育館を会場として、もう一つの甲子園が開催されました。「全国高等学校珠算競技大会」がそれです。

昭和30年、小野市で第1回大会を開催してから、今年で49回目を迎えました。当時、35校172名の選手が出場しました。
今年は、北は北海道から、南は鹿児島県まで、全国の25都道府県から63校356名の選手が出場しました。当日私も大会会長として出席させていただきました。

会場には、アルプススタンドからの大歓声はもちろんありませんが、高校そろばん日本一を目指した静かな熱戦が展開されました。問題を読み上げる声とそろばんをはじく音だけが会場内をこだまします。まさに、自分自身への挑戦、精神集中が問われます。

競技では、見取算、読上算それぞれ珠算と暗算によって競います。予選から決勝へ進むにつれ、正解者の数も少なくなり、読み手のスピードも上がり、声にも一層力が入ります。選手も負けじと真剣な表情でそろばんに向かい、優勝が決まると周囲から大きな拍手、本人はほっとしたように普段の高校生の表情に戻り、会場はさわやかな雰囲気に包まれます。

競技の中でも、読上暗算、早口で読上げられる億単位もの数字を、そろばんではなく暗算で瞬時に計算してしまう選手達の暗算力のすごさに大変感激しました。
昔から「読み、書き、そろばん」と言われながら、現在では、パソコン、電卓に押されがちなそろばんですが、そろばんの威力にはすごいものがあります。

計算するための単なる道具として利用するだけでなく、頭脳を使い反復練習を繰り返すうちに、暗算力、集中力、記憶力、発想力などが養われると言われています。
この日は、そろばんの町、小野市から発信してきた「計算の甲子園」を、一人でも多くの人に知っていただきたいと思うと同時に、野球と一味違ったすがすがしさとそろばんの威力を実感した一日でした。

結果は、大会史上初となる3種目完全制覇を成し遂げた大阪市立天王寺商業高校の辻君(3年)が高校そろばん日本一(個人総合優勝)に輝き、広島県立広島商業高校が団体戦を制しました。本当におめでとうございました。

来年の第50回大会は、小野市で開催です。小野市制50周年と併せ記念すべき大会にしたいと思います。

2003年9月3日(水曜日)

北海道マラソン2度目の優勝おめでとう

8月31日、パリで行われていました陸上の世界選手権最終日、女子マラソンが行われ日本選手の快挙が伝えられました。
同日、日本でもマラソンが行われました。第17回北海道マラソンです。

小野市が誇るマラソンランナー田中千洋選手(片山町在住)が2時間34分11秒で見事優勝です。おめでとうございます。
6年前、2000年シドニー五輪で7位に入る山口衛里選手らほか実力選手も出場していた第11回で優勝され、今回、日本人初となる2度目の優勝です。

出場する予定ではなかった大会、娘の「北海道に出ないの」という一言がスタートラインに向わせ、2ヶ月ほどの練習で出場。当日のレース展開も楽とは言えなかったと思います。
30キロすぎには連覇を狙う堀江知佳選手に大きくリードを広げられ、35キロ時点では一時約1分半もの差がありました。マラソンの終盤でこれだけの差が広がれば致命傷です。

ところが、「前に人が見えると自然に脚が動いた」という新聞のコメントのとおり、見事その差を跳ね返し逆転で優勝されました。
優勝を耳にした時、その踏ん張り、粘り強さには本当に感動しました。また同時に、自分のペースを守り走り抜くという田中選手の気力の強さを感じました。

昨日、早速優勝報告に来られました。その時言われた「出産後引退していく選手はたくさんいます。しかし、私がこのような大会に出場できたのも、また優勝できたのも、そして、このように走り続けられるのも家族の理解があるからです。」という言葉がすごく印象的でした。

2人目の子どもがほしいと言われていますが、その後も家族の理解を得ながら走り続けていただきたいと、そう願っております。本当におめでとうございました。

2003年9月10日(水曜日)

平成14年度決算まとまる!積極的な事業展開と健全財政の堅持(借金横ばい貯金増)

平成14年度の決算がまとまりました。
昨年度におきましては、経済情勢が大変厳しく、市税収入も減少傾向にある中で、過去最高の積極的な予算編成を行いました。そして、8月にオープンした児童館「チャイコム」の建設や、来春オープン予定の白雲谷温泉「ゆぴか」の整備、(仮称)うるおい交流館を核としたシビックゾーンの整備、加古川河川堤防4キロメートルに桜を植樹する桜づつみ回廊事業、学校教育施設では来住小学校の校舎改築、下東条小学校の校舎増築など、積極的に事業を進めてきました。

道路の舗装など生活基盤の整備につきましても積極的に行い、道路舗装率は平成13年度から約2%増の90.8%、下水道普及率も3.5%増で93.6%まで伸びました。
また9月には、ひまわりの丘公園において「ハートランドフェスタ」や「フローラーフェスタ」など大イベントを同時開催し、約26万人もの人出で賑わうなど小野市の魅力を市内外へ発信することができました。

このように積極的に事業を進めながらも、財政運営面においては、コスト意識の徹底など職員の意識改革と経費削減に努め、市(一般会計)の借金である市債残高は168億で昨年度からほぼ横ばいを維持し、一方、貯金にあたる基金残高は2億円増やし82億円として、財政の健全性に努めました。

その結果、一般会計、下水道事業会計、病院事業会計などを合わせた小野市の決算総額は、歳入385億円、歳出376億円、差引9億6千万円となり、翌年度へ繰り越すべき財源を除いた収支は8億1千万円の黒字となりました。
また、資産と負債の状況を表すバランスシート(市民一人当たり)では、資産は昨年度から3万円増え138万円、負債は1万円増の41万円、正味資産は2万増の97万円となりました。(参考:兵庫県が発表した県民一人当たりの資産は118万円、負債は76万円、正味資産は42万円です。)

これからも健全財政の堅持に努め、また「市長への手紙」をはじめ皆様からいただいたご意見を市政に反映させ、まちづくりに取り組んでいきたいと考えています。
平成14年度の決算状況は、広報「おの」9月号でもお知らせしています。ご覧ください。

2003年9月17日(水曜日)

小野うまいもんブランド募集!

小野市では、農作物の分野でも新しい試みを始めました。更なる挑戦です。
それは、小野うまいもんブランド認証制度で、市内で生産された優れた農産物、特産物に付加価値をつけて売り出そうとするものです。

評価委員会を、年間に数回開会し基準に適合しているかを評価して認証書を発行するというしくみです。市農政課で随時受け付けています。
評価委員は商工会議所・JA兵庫みらい・農業改良普及所・観光協会・町づくり女性リポーター等で構成されています。

認証基準は、小野市で生産され安全かつ信頼できる商品であることや販売実績があり消費者からの評価が高い商品であることです。
認証書を受けられますとブランド統一ラベルを商品に貼ることができ、ひまわりの丘公園内にあるサンパティオおのや平成16年春にオープンする白雲谷温泉ゆぴか内の販売店で市の推奨品として取り扱いをさせていただきます。

現在サンパティオおのでは、小野産の新鮮な農作物や工夫を凝らした加工品が並んでいますが、夕方には、ほとんど売れてしまうほどの大盛況ですから、この制度に多数の応募があるだろうと考えています。
また統一ラベルデザインを市内外から募集したところ21件ものセンスあるデザインの応募がありました。

9月中には、審査会を開き小野市や小野産の農作物や加工品をイメージできるラベルデザインの決定をします。
全国に発信できる小野うまいもんブランドに期待したいと思います。

2003年9月24日(水曜日)

たくさんの「市長への手紙」ありがとうございました

7月・8月の2ヶ月間、「市長への手紙」を行い、本当にたくさんのご意見をいただきました。ありがとうございました。今年度は、昨年度の「市長への手紙」163通、内容件数180件より多い、180通、212件が寄せられました。一枚一枚拝見させていただきましたが、内容は価値観の多様化を反映して様々でした。

中でも、学童保育や保育所に関する福祉関係、交通安全対策としての道路歩道整備、幼稚園や小中学校に関する教育関係、図書館や公園に関するものなど、子どもが保育所、幼稚園、小学校へ進むに伴い、それに関連した事柄や生活に密着したご意見等が多く寄せられました。
性別では、女性からのご意見が多く寄せられ、女性6割、男性4割。特に30歳代の女性からご意見が多く寄せられました。

一方、いただいたご意見に対して、匿名などを除いて、全てに対し文書で回答するようにしていますが、その回答を作成するまでの処理日数が随分早くなりました。
まず手紙が届くと担当課へ引き継ぎ、担当課はその内容について検討を行い、そして回答を作成します。内容によって処理日数に違いはありますが、内容1件に係る平均処理日数が、昨年度13.3日だったの対して、今年度平均7.8日と大幅に短縮されました。職員の意識改革が随分進んだと感じています。

寄せられた皆さんのご意見は全て貴重な財産です。施策への反映と同時に、要望・苦情・提案等の内容別、項目別にデータベースで管理を行い、今後の市政への貴重な情報として活用させていただきます。今後、内容など集約したものを、広報等を通じてお知らせする予定です。
これからも、皆さんと一緒にまちづくりを進めていきたいと思います。まちづくりについてご意見がございましたら、窓口市民サービス課へお寄せください。

この記事に関するお問い合わせ先

秘書課
〒675-1380 兵庫県小野市中島町531番地
電話番号:0794-63-1002
ファックス:0794-63-6600

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