2018年1月~3月分のバックナンバー

更新日:2022年02月08日

2018年3月28日(水曜日)

浄谷黒川丘陵地「多目的運動広場」整備

約95ヘクタールにも及ぶ「浄谷黒川丘陵地」は、かつて「小野受信所」として85メートルの鉄塔が何本もそびえたっており、地域のシンボル的存在でありました。その跡地を市が取得し、その土地利用構想の一環として、そのうち約5.4ヘクタールを活用して「多目的運動広場」の整備を行っております。

公認第4種の全天候型陸上競技場400メートルトラックのほか、人工芝のサッカー場を配置し、夜間照明灯4基も備える「多目的運動広場」は、平成26年度から造成工事を行い、平成32年春の完成を予定しております。今年度には人工芝の工事を行い、平成30年度には全天候型トラック舗装、管理棟の建設などの主要工事が実施予定であります。

400メートルトラックと人工芝のサッカー場が配置された多目的運動広場を上空から撮影した写真

2年後の平成32年春には、この「多目的運動広場」だけでなく「市役所新庁舎」も完成予定であり、小野市の二つのビックプロジェクトが結実し、新たなシンボルが誕生することになっております。

奇しくも明治維新から150年を迎える平成30年度、小野市においては「市役所新庁舎」の着工や「消防署北分署」の開設、「新学校給食センター」の稼働、関西最後の秘湯と称される「鍬溪温泉」のオープンなど大型事業が目白押しであります。今年も「チャレンジし続ける小野市」へのご支援をよろしくお願いします。

2018年3月21日(水曜日)

「小野長寿の郷構想」エリアが大きく変貌

小野市市場地区において県が策定した「小野長寿の郷構想」エリアでは、平成25年10月の小野市と三木市による「北播磨総合医療センター」オープン以降、「兵庫あおの病院」の移設、民間事業者による「高齢者福祉施設」の建設も始まっております。

さらには、昨年3月に市道である「新都市中央線」の開通により、国道175号と小野工業団地が結ばれ、人・モノの流れが大きく変わり、その沿線では兵庫県との共同事業として「ひょうご小野産業団地」を、平成31年での一部分譲目指して整備も始まりました。まさに、このエリアでは、活力ある産業振興と「医療・福祉・健康」が三位一体となった拠点づくりが「目に見える形」で進行しております。

平成33年度には、国道175号と「東播磨道」とが接続し、このエリアのポテンシャルがより一層高まることが期待されます。今後、新部町にある障害者支援施設「小野起生園」や特別支援学校の移設を進め、小野市の未来に夢と希望を託すエリアへと大きく変貌させてまいりたいと考えておりますので、ご支援・ご協力をよろしくお願い申し上げます。

小野長寿の郷構想エリアの整備後の完成イメージの画像

2018年3月14日(水曜日)

第13回を迎えた小野陣屋まつり

小野地区地域づくり協議会と小野商店街連合会が共催して開かれた小野陣屋まつりの様子の写真

先日、3月3日、4日の週末には、第13回目を迎えた「小野陣屋まつり」が小野商店街を舞台に開催されました。小野地区地域づくり協議会と小野商店街連合会の共催でのまつりであります。

地域の活性化のためには、イベント等の「ことおこし」、ものづくりの「ものおこし」、それらを支える「人おこし」が三位一体となって、「賑わいづくり」をもたらすことができ、その「賑わいづくり」が市民の「誇りづくり」となり、その「誇りづくり」が郷土を愛する「愛着づくり」へとつながっていくものと言い続けておりますが、まさにその言葉を具現化する「小野陣屋まつり」であります。

手作りの駕籠を運んでいる大名行列の写真

天候にも恵まれ、南北に800メートルの長さがある小野商店街には、軽食や雑貨の出店が立ち並んだほか、小野藩の参勤交代にちなんだ大名行列の練り歩きも行われました。

大名行列には手作りの「駕籠」もはじめて登場したほか、市内在住の高校生や外国人など約50名が行列をつくり、町娘役にはベトナムから来られた若い女性達が艶やかな着物姿で参加されており、国際色豊かな大名行列でありました。

武士の格好をした3人の子供の写真

小野市には700名を超える外国人がお住まいになられていますが、その中でベトナム国籍の方がいちばん多く、市内在住外国人の3割以上を占めております。

国籍、年齢に関係なく、市民手作りの「参画と協働」により、小野市が益々活性化していく確信を持った「小野陣屋まつり」でありました。

2018年3月7日(水曜日)

第2の成人式「エイジ・ルネサンス・パーティ」開催

エイジ・ルネサンス・パーティが開催された会場内の様子を撮影した写真

毎年、小野市では2つの「成人式」を開催しております。1つは、20歳を対象とした「成人式」、もう1つは、小野市ならではの65歳を対象とした第2の成人式「エイジ・ルネサンス・パーティ」であります。どちらも共通していることは、行政主導ではなく、対象となる方々が自ら実行委員会を立ち上げられ企画・運営をされていることであります。

この第2の成人式は、シニア世代の方々が地域社会の主役として活躍していただき、「生涯現役」「生涯青春」の実践を目指していただくことを目的としており、先日、第18回目を迎えることになりました。18回目を迎えた今回も、トークコーディネーターに桂文枝師匠をお招きし、65歳を迎えられた4名の方の懐かしい写真やエピソードを振り返りながら、楽しく愉快に語り合っていただきました。

ステージに立っているスーツや着物を着たシニアたちの写真

参加者の皆様からは、「これからの人生で、新しいことにチャレンジしたい」、「地域社会に貢献したい」、「懐かしい出会い、新たな出会いがあった」など様々な感想をいただき、小野市のオンリーワンの施策である「エイジ・ルネサンス・パーティ」が新たな人生をスタートするきっかけに繋がっていると感じております。

人生には2つの10万時間があります。すなわち、1つは定年退職するまでの40年間の勤務時間、もう1つは定年退職後の第2の人生における自由時間であります。いかにして、この第2の人生における10万時間を実りあるものにするかが重要であり、「これからの目標を決めることが大事」と桂文枝師匠がお話しされていたように、目標を持って元気に過ごしていただきたいと思います。

今後とも、経験豊かなシニア世代の皆様には、ご家族や地域の方々とともに生き生きとご活躍され、活気ある地域づくりにご協力を賜りますようお願いいたします。

2018年2月28日(水曜日)

平成30年度予算案“NEXTおの”創生3rd Trial

平成30年度予算の概要がまとまりました。一般会計の予算総額は213億円で、対前年度比5.6%増であります。3年連続で200億円を超え、奇しくも明治改元から150年の節目となる本年は、消防署北分署の開設や新学校給食センターの本格稼働、関西最後の秘湯と称される「鍬溪温泉」のオープンなど、話題は目白押しであります。

小野市予算案の概要

これら積極的な事業展開を行いますが、平成30年度末で、市の預金にあたる基金残高は、平成29年度末見込みより1億円増加させ91億円を見込んでおります。一方、借金にあたる地方債残高は、新庁舎建設などで197億円になる見込みでありますが、国の有利な財政制度を活用して、市の実質負担はその3割の約60億円となる見込みであります。

将来支払うべき借金等の負担割合を示す「将来負担比率」も、依然マイナスを維持しつつ、県内トップレベルの健全性を堅持しながら、次世代へつなぐ新たなまちづくり「“NEXTおの”創生 3rd Trial」にチャレンジし、小野市の基盤整備を進めてまいります。

2018年2月21日(水曜日)

みなと地域貢献寄付型ファンド『小野市とともに』による「ペッパー」導入

昨年6月、株式会社みなと銀行と小野市は、県内市町で初めて、包括連携協定を締結しました。その協定に基づく地域連携の一環として実施した、みなと地域貢献寄付型ファンド『小野市とともに』が、協定締結から1年も経たないうちに、融資目標額の10億円を超え、その金利収入の一部を活用し、人型ロボット「ペッパー」3台を市内小中学校に導入できることになりました。

人型ロボット「ペッパー」と一緒に中学生と大人たちが写っている集合写真

単なる協定を締結するだけに終わる自治体が多い中で、「企業、銀行、行政」という3者の連携によって、市内だけでなく市外の企業を含む28社のご協力により、目標額を大きく上回る12億円もの融資が実現し、こんなにも早く「見える成果」を出していただけたことに深く感謝申し上げます。

女子中学生が人型ロボット「ペッパー」と握手をしている写真

「AI」や「IOT」が普及し始めている中、将来、到来するであろう「人とロボットとの共生社会」に向けて、今を生きる「子どもたち」の輝く「未来」のために、人工知能やロボットを身近なものとしてとらえるきっかけづくりができたと考えております。

地域の持続的な発展のためには、行政と経済界の連携は不可欠であり、まさに「企業、銀行、行政の連携なくして地方創生なし」であります。地域産業の活性化や移住・定住の促進、観光の振興など様々な分野においても「連携」のキーワードのもと、「元気な小野市」を発信するため、アグレッシブなチャレンジを続けていきたいと考えておりますので、引き続き、皆様のご支援ご協力をお願いいたします。

2018年2月14日(水曜日)

5期20年目のスタートに当たって

企業戦士として大阪、東京などへ転勤を繰り返した後、まさか帰ってくるとは思っていなかったふるさと小野市で市長に就任し、早や5期19年が経ち、今月7日でちょうど20年目のスタートを切りました。顧みれば、19年前、公共事業をめぐる汚職事件で前市長が逮捕、起訴され、「市政刷新」、「市の信頼回復」を争点に、5人もの候補者が選挙戦を繰り広げ、大混戦となった市長選挙でありました。

昭和29年の小野市発足以来、歴代5人の市長のうち実に3人もの市長が、任期途中でその職を辞する異常事態に、それまでのサラリーマン生活では行政との接点もなく、興味さえもありませんでしたが、「企業人の感覚と感性」で「ふるさと小野市」を変えると一念発起し、「変えよう小野、変わろう小野市」というスローガンを掲げました。

「変えよう小野」とは自らリーダーシップを発揮して、主体的に「小野市を変える」という自らの強い決意であり、「変わろう小野市」とは市民にも意識改革を求めて、ともに「小野市を変えよう」というメッセージであります。

行政の世界に入って、まず驚いたのが、官と民との決定的な違いでありました。すなわち、行政の世界では、

  • 仕事をしてもしなくても給料が変わらない「成果と報酬が連動しない社会」であり、
  • 他市でやっているから自分の市でもやるという「画一的横並びの仲良しクラブ」であり、
  • 「CS志向(顧客満足度志向)」が欠如している上、
  • 今までこのようにしてきたから同じようにすれば間違いないという「前例踏襲型施策遂行」でありました。これでは、成果を出すことなど期待できるはずもなく、とにもかくにも職員の意識改革が急務でした。

そのために、「理念なくして意識改革なし、意識改革なくして行動なし」との思いから、「民間の感覚と感性」を行政に持ち込み、「行政も経営」と捉え、「より高度でより高品質なサービスをいかに低コストで提供するか」を追求することを基本理念に掲げ、『行政経営戦略4つの柱』、すなわち「顧客満足度志向」、「成果主義」、「オンリーワン」、「後手から先手管理」を基軸とした市政運営に着手しました。

今では、全国から小野市への行政視察が統計を取り始めた平成16年度から今年1月末で1,132件を数え、全国47都道府県のすべてからお越しいただけるようになりました。また、人口減少、超少子高齢社会の進展に伴い、産業構造や雇用形態をはじめ、我々を取り巻く社会情勢は市長就任当時の平成11年とは大きく変化しています。

しかしながら、20年目を迎えた今でも、この「行政も経営」という基本理念と「行政経営戦略4つの柱」は、全くぶれることなく、一貫して小野市政の中で生き続けています。現状に満足することなく、絶えず「もっともっと小野市を変える」という強い信念を持ち、時代の大転換期にあって、従来からの価値観から脱却し、地域の魅力、特性を生かしながら「新たな価値観の創造」に向けた20年目のスタートであります。

「太陽は夜が明けるの待って昇るのではない。太陽が昇るから夜が明けるのだ。」との言葉のとおり、太陽とはまさに市民であり、市民と共にもっともっと新しい小野市の夜明けを目指すために「新たな創造と変革」へのチャレンジに、今後ともご支援、ご協力をお願いいたします。

2018年2月7日(水曜日)

ぶらりとひなめぐり~「ビッグひなまつり」と「陣屋町のひなめぐり」開催中~

58組350体が展示されている横幅9メートルのひな壇の写真

小野市立好古館では、江戸時代から現代までのひな人形68組520体を展示している「第7回ビッグひなまつり」を開催しています。1階ロビーの国宝浄土寺阿弥陀三尊スクリーン前に、横幅9メートルのひな壇を組み、内裏雛、段飾り、御殿飾り、立雛など58組350体を豪華に展示しているほか、常設展示室及び和室には旧小野藩陣屋町の商家に代々伝わる10組170体を展示しております。

同時に、「第4回小野藩陣屋町のひなめぐり」として小野商店街、伝統産業会館、コミセンおの、小野市役所など市内39箇所にひな人形を飾っており、陣屋のまちの面影を訪ね歩きながら、ぶらりと「ひなめぐり」を楽しんでいただけます。幼稚園児が描いた「ひなまつりのぬり絵」も小野商店街で展示しておりますので、親子3世代で楽しんでいただければと考えております。

小野商店街に展示されているひな壇の写真

まだまだ寒さ厳しいものの、立春も過ぎ、暦の上では春であります。市内コミュニティレストランでは、この催しにあわせ、ひなまつりにちなんだ特別メニューも用意しておりますので、この機会に、地域の皆様とコラボレーションした「小野藩陣屋町のひなめぐり」をぶらり、訪れてみてはいかがでしょうか。

好古館2階展示室ではさらに、明治改元150年を記念して、NHK大河ドラマの「西郷どん」の放送にあわせ、明治維新後の小野藩士族の足跡や西南戦争で政府軍に従軍した士族の子弟からみた西南戦争の姿を紹介していますので、華やかな江戸後期の内裏雛と質素な明治期の内裏雛の展示とあわせ、明治維新期の革命的な変化を感じていただければと考えております。

小野商店街での「小野藩陣屋町のひなめぐり」は3月5日(月曜日)まで、好古館での「ビッグひなまつり」は4月8日(日曜日)まで開催しておりますので、多くの皆様のお越しをお待ちしております。

2018年1月31日(水曜日)

小野市のコミレスと「ぷらっときすみの」の節分

「駅は切符を売るところではなく、地域コミュニティの拠点である」という理念のもと、小野市では地域コミュニティの拠点づくりを積極的に支援してきました。その先駆けとなったのが、JR小野町駅にある「ぷらっときすみの」です。これまでメディアでも数多く紹介され、本格手打ちそばは、関西のおすすめ「駅そば」でも有名です。

1人の男性が沢山の恵方巻を作っている作業風景の写真

今週末、2月3日(土曜日)は節分ですが、その「ぷらっときすみの」では、今年も恵方巻の販売に向けて準備が進んでいます。地元野菜を取り入れた具沢山の巻寿司で、おふくろの味と称されており、昨年の節分では、5200本を超える恵方巻を販売されました。これは北播磨地域では「マイスター工房八千代」に次ぐ販売数です。

小野市には、この「ぷらっときすみの」だけでなく、コミュニティレストランが6ケ所あり、地元で採れた農産物を使い、それぞれの特色を活かし、そこに働く人々がいきいきと活動されており、小野市の地域活性化に多大な貢献をいただいております。

おのコミレスマップ

地域活性化には、「3つのおこし」が不可欠です。すなわち、イベント等にみられる「ことおこし」、ものづくりにみられる「ものおこし」、そしてそれらを支える「人おこし」であります。

それらが三位一体となって「賑わいづくり」が「誇りづくり」となり、その「誇りづくり」が地域を愛する「愛着づくり」へと繋がっていくものであると確信しております。

かんぴょうや卵が巻かれた2本の巻きずしの写真

今週末の節分には、「ぷらっときすみの」の恵方巻をご賞味いただくとともに、小野市のコミュニティレストランに是非ともお立ち寄りください。

2018年1月24日(水曜日)

相変わらず真実から逃げ回る元教師の市議会議員2人

昨年の12月市議会定例会本会議において、小野市議会は、河島信行議員と椎屋邦隆議員に対し、議員資格問題に係る一連の行動、証言内容の食い違い、疑問点に対する説明を行うよう、再三の申入れを行ってきたにもかかわらず、誠意ある対応が一切見られず、「説明責任が果たされていない」として「議員辞職勧告決議」を賛成多数で可決されております。

市長として、この「議員辞職勧告決議」の重みを真摯に受け止め、納得いく説明を市民に行うべきであるとの思いは、昨年12月27日付けの「こんにちは市長です」で発表したとおりであります。

先日、小野市議会では、小野市民の信頼と負託に応え、今後の議会運営の円滑化を図るため、二人の議員に対し、改めてその経緯、事実関係の説明をお願いする「議員総会」を開催されました。その場においても、論点の噛み合わない回答書を読み上げるのみで、市議会議員として説明責任を果たされるお考えもない様子だったようであります。

質問の意味を理解できないのであれば、議員としての能力が疑われますし、質問を理解しながらまともに回答しないのは、説明できない事情、やましいことを隠しておられるか、議会を軽視している態度としか見受けられません。

地方自治法第100条に基づき宣誓まで行った委員会での証言内容と兵庫県知事に提出した書面内容に多々食い違いがある点について、説明を避ける姿勢は、偽証罪に問われることを恐れてのことだと思わざるを得なくなります。市民の信頼と負託に応えるためにも正々堂々と説明責任を果たされるべきであります。

また、市長は、議員資格問題に全く関与していないにも関わらず、事実無根の内容で市長を被告として裁判を起こし、無駄な費用を負担させておきながら、敗訴が予想されるや、その訴訟を自ら取り下げられましたが、いまだに謝罪の一言もなく、余りにも身勝手、一方的な振る舞いに、市議会議員としてだけではなく、社会人としての常識を疑いたくもなります。

今後、このように誠意がなく、市議会を軽視し、社会人としての常識も疑いたくなるような態度を二人の議員が続けていくようであれば、市長として、市民の疑念を晴らし、公正透明な市政運営を行っていくためにも、二人の市議会議員との討論会を公開の場で開催することもやぶさかではないと考えております。

ようやく、議員資格問題をもみ消してもらおうと自ら市長にアポイントをとったにもかかわらず、「市長に呼びつけられた」と虚偽の発言をしていた河島信行議員は、騙しきれないと観念されたのか、訂正をされたようでありますが、何が真実であるのか、市民に正しく公表する責務が、市議会、市長ともにあると考えております。

2018年1月17日(水曜日)

新成人にエールを~夢の実現に向けて~

ステージ側から撮影した2018小野市成人式の写真

1月8日(月曜日・祝日)の成人の日、「2018小野市成人式」に出席し、新成人の皆様の輝かしい門出を祝福させていただきました。小野市では、新成人でつくる実行委員会が企画運営しており、「新成人の手による新成人のための式典づくり」を目指し、社会貢献活動として小野ハーフマラソンへのボランティア参加やふるさと小野市のための募金活動等も行われております。

この新成人自らの主体性のある取組は全国でも高く評価されており、成人式大賞に14年連続入賞しております。さらに、平成20年度は、最優秀賞である「大賞」を受賞し、平成26年度と平成27年度には2年連続「特別貢献賞」を受賞するといった素晴らしい成果を上げております。

ステージでパフォーマンスを披露している新成人たちの写真

式典のメインテーマは、『バンザイ、小野でよかった!』であり、故郷への「感謝」や「愛着」を感じながらこれからの夢の実現を目指すという想いが込められております。約450名が出席し、恩師の先生方からのビデオメッセージや校区別のクイズ大会など、ふるさと小野への郷土愛に溢れた式典でありました。

新成人の皆さんには、これから様々な道がありますが常に「夢」や「希望」を持ち、何事にも挑戦し続けていただくよう「まずはやってみなはれ」とエールを送らせていただきました。15名の実行委員会をはじめとした新成人の皆さん、本当におめでとう!

さて、来年度の成人式には、いよいよ私の市長就任以降に生まれた新成人が出席されることになります。この20年を振り返ると、小野市も随分変わってきましたが、今一度、原点に立ち返り、『行政も経営』という一貫した基本理念のもと「ハートフルシティおの」の実現にチャレンジし続けてまいりたいと、改めて決意したところであります。

2018年1月10日(水曜日)

勝ち残りを目指すキーワードは「ア・イ・ウ・エ・オ」

市長が前で発言している仕事始めの式の写真

平成30年の「仕事始め」に際し、これからの自治体間競争を勝ち残っていくキーワードは「ア・イ・ウ・エ・オ」であると職員に檄を飛ばしました。この「ア・イ・ウ・エ・オ」は、就任2年目の19年前から機会をとらえて話をしており、「挑戦し続ける小野市」のために、「前例を踏襲することなかれ、固定観念に捉われることなかれ」と再度、気を引き締めて仕事に取り組んで欲しいとの思いであります。

すなわち
『ア』とは、「アメニティ」、「アイデンティティ」であり、「AI」であります。
『イ』とは、「イノベーション」、「インフォメーション」であり、「インバウンド」「インフラ」であります。
『ウ』とは、「ウエルネス」であり、「ウエルフェア」であります。
『エ』とは、「エコロジー」であり、「エデュケーション」であります。
『オ』とは、「オリジナリティ」であり、「オンリーワン」であります。

今や時代は、「イノベーション」、「インフォメーション」により大きな転換期に突入しております。自動車業界においても、これまでのガソリンから電気に移ることによる「電動化」やAI(人工知能)等による「自動化」、そしてあらゆるものをビッグデータやインターネットでつなぐ「コネクティッド化」により、大きく変化しようとしております。トヨタとパナソニックが提携を結びましたが、自動車メーカーでなくても車がつくれる時代がそこまで来ております。

この「イノベーション」の波は、好むと好まざるとにかかわらず、行政の仕事にも押し寄せてきます。環境の変化に柔軟に対応し、「より高度でより高品質なサービスをいかに低コストで提供するか」を追求するという普遍的な基本姿勢をそのままに、そのための仕事のあり様を「先手管理」で突き詰めて考える姿勢がこれまで以上に重要になってきます。

奇しくも明治維新から150年を迎える今年でありますが、小野市においても「市役所新庁舎の建設」や「消防署北分署」の開設、「新学校給食センター」の稼働、関西最後の秘湯と称される「鍬溪温泉」のオープンなど大型事業が目白押しであります。今年も「チャレンジし続ける小野市」へのご支援をよろしくお願いします。

2018年1月1日(月曜日)

“人いきいき”“まちわくわく”「ハートフルシティおの」の実現へ

新年あけましておめでとうございます。輝かしい新春の門出を皆様お揃いでお迎えのこととお慶び申し上げます。さて、昨年の小野市においては、これまでの取組が着実な成果となって現れた一年でありました。

未来へ夢と希望を託す大型事業が着実に進捗

  • 小野長寿の郷構想エリアでは、「北播磨総合医療センター」、「兵庫あおの病院」に加えて、民間事業者による「高齢者福祉施設」の建設開始
  • 県との共同事業による「ひょうご小野産業団地」の整備開始
  • 小野長寿の郷構想エリアの中央を走る「新都市中央線」の全線開通と小野工業団地から三木市への接続道路の開通
  • 「東播磨道」の「北工区」が平成33年度の全線開通に向けて着工(八幡稲美ランプから国道175号ランプまでの6.9キロメートル)
  • 「ひょうご小野産業団地」から山田町へ抜ける「新都市南北線」整備にも着手
  • 「市役所新庁舎(地上6階建て、延床面積約11,000平方メートル)」の実施設計も完了し、今春から平成32年春の完成目指して、建設工事に着手
  • 浄谷黒川多目的広場では、平成31年度の完成を目指して、小野市初全天候型400メートルトラックを有する陸上競技場の整備も順調に進捗
  • 文武両道と言える素晴らしい活躍の若者たち
    • 小野中陸上部が大活躍(全国中学校陸上競技選手権大会女子4×100メートルリレー準優勝・県中学駅伝で男子チームが悲願の初優勝)
    • 「数学・理科甲子園ジュニア2017」で河合中が優勝

平成30年における「目に見える成果」

  • イオン小野店北側の「ソロ池」において、商業施設の開発にあわせて「噴水装置」を設置し、ライトアップによる魅力ある景観整備
  • 市内全域10分以内の現場到着を可能にする「消防署北分署」の開設
  • 食物アレルギー除去食の提供に対応した「新学校給食センター」稼働
  • “関西最後の秘湯”と称される「鍬溪(くわたに)温泉」の再生整備

平成30年は、奇しくも明治改元から150年の節目の年であります。また、“平成の時代”から“新たな時代”へバトンを引き継ぐ重要な一年であり、私自身も市長就任から20年目を迎える“節目の年”であります。

この節目の年にあたり、人口減少・超高齢社会が加速していくこれからの時代を「生き残りではなく勝ち残っていく」ために、大きな時代の流れや情勢をしっかりと見極め、物事の本質を見抜く「洞察力」、そして、それらを行動につなげる「構想力」、さらにそれらを実行に移す「決断力」を持ち、健全財政を堅持しながら積極的な事業展開を行ってまいりたいと考えております。

その基軸となるのが、「行政も経営」という一貫した基本理念であり、“顧客満足度志向”、“成果主義”、“オンリーワン”、“後手から先手管理”という『行政経営4つの柱』であります。今一度原点に立ち返り、“人いきいき”“まちわくわく”『ハートフルシティおの』の実現に向けて邁進する所存でありますので、皆様のより一層のご支援ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

(次回の掲載は、1月10日です。)

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