2017年7月~9月分のバックナンバー

更新日:2022年02月08日

2017年9月27日(水曜日)

市職員に求められるもの~職員募集の状況~

小野市では、市役所は「市内最大のサービス産業の拠点」と位置付け、「顧客満足度志向」の徹底を目指し、市民サービスの向上に努めています。その市民サービスを提供するのは市職員であり、地方創生により各自治体の力量が問われる中、多様、複雑化する住民ニーズに対応していくためには、多種多様な能力を持った優秀な人材が必要です。

現在、人手不足を背景とした「売り手市場」により、全国的に公務員志望者が減少しておりますが、小野市では、平成27年度から、より多くの受験者を確保するために、各自治体が同一の日に採用試験を実施する、いわゆる「統一試験日」ではなく、独自に試験日を設け、前倒しで採用試験を実施しています。

事務職(新卒対象)の申込者数の推移のグラフ

その結果、募集人数に対する倍率も5倍から8倍程度であったものが20倍を超える状況となり、より優秀な人材の確保に繋がっていると考えております。

また、新卒者だけではなく、社会人経験者の採用も行っており、今年4月には、システムエンジニアや銀行員など様々な経歴を持つ社会人経験者を採用し、民間企業等で培った能力や知識、経験を活かし、多様な視点を持ちながら即戦力として活躍してもらっております。

現在、小野市では、新庁舎建設をはじめ、兵庫県と共同で進めている「新産業団地」の整備など、次世代へつなぐ新たなまちづくりを行っており、それらを担う優秀な人材とは、与えられた仕事をきちんとこなすだけではなく、担当部門の枠にとらわれず、より大きな視点で、現場現物に立ち、新しいものに果敢にチャレンジできる「元気でバイタリティ溢れる人材」であります。

現在、10月6日までの期間で、社会人経験者を対象とした職員募集を行っておりますので、小野市の将来を担ってやろうという気概のある元気な方の応募をお待ちしております。

2017年9月20日(水曜日)

人生100年時代の到来

100歳を迎えた19名の高齢者たちを祝っている写真

9月18日は「敬老の日」でありましたが、それに先立ち、先日、満100歳を迎えられた方々を訪問し、お祝いを申し上げてまいりました。毎年、この時期に100歳を迎えられた方々を訪問させていただいておりますが、今年は、過去最多となる19名の方々でありました。

平成28年の日本人の平均寿命は、男性が80.98歳、女性が87.14歳といずれも過去最高を更新し、100歳を超える高齢者も過去最高の約7万人となるなど、世界有数の長寿国となっております。

先日、兵庫県内で100歳以上の高齢者が31年連続で増加したとの新聞報道がなされておりました。北播5市1町においても、100歳以上の方は増加しており、平成22年の国勢調査では129名、平成27年の国勢調査では180名、そして今年9月1日現在の住民基本台帳人口では190名の方々が100歳以上であり、まさに「人生100年時代」の到来であります。

人口のうち65歳以上の方々が占める割合である高齢化率も小野市では8月末時点で27%を超え、昨年1月に高齢化率26%を超えて以降、わずか19ヶ月で1%上昇しております。しかしながら、「人生100年時代」という視点から「65歳以上」とされる高齢者の定義を見れば、少し若すぎるではないかという疑問が残ります。

日本老年学会、日本老年医学会は、65歳から74歳までの方を新たに「准高齢者」とし、高齢者の定義を「75歳以上」に引き上げるべきだという提言を発表されております。さらには、企業の定年を65歳まで引き上げようとする動きも始まっております。

これからの超高齢社会を活性化させるには、人生100年生きるつもりで仕事や社会のあり方をゼロベースで見直し、元気な高齢者の方々が活躍できる環境を整えることが重要な鍵となってくるものと考えております。

2017年9月13日(水曜日)

新たなチャレンジ~らんらんバス匠台ルート新設~

小野市では、平成16年1月に福祉施策の一環として、車両3台でコミュニティバス「らんらんバス」の運行を開始し、当初は年間約3万人の乗客数でありましたが、昨年度は14万人を超える皆様にご利用いただいております。

らんらんバスの匠台ルートを示した地図

超高齢社会の進展により、今や「らんらんバス」は、公共施設、病院、買い物等の日常生活になくてはならない市民の交通手段になっており、毎年、「市長への手紙」においても、増便に関する多くのご要望をいただいているところであります。

このたび、9月1日(金曜日)より、「新たなチャレンジ」として、バス1台を増車し、神戸電鉄樫山駅から小野工業団地や小野流通等業務団地を結ぶ「匠台ルート」の運行を開始いたしました。これは、小野工業団地に勤務されている33社約5,500人の「就労環境の整備」だけでなく、「神戸電鉄粟生線の活性化」、「企業従業員確保」という新たな目標にチャレンジするものであり、さらに、現在、整備を進めている「新産業団地」へのルート展開も見越したものであります。

青地にひまわりがプリントされたらんらんバスの写真

これにより「らんらんバス」は、市内11ルートを小型ノンステップバス7台とワゴンタイプ車1台の計8台で運行することになりました。この8台を余すことなく活用し、運転免許を返納される高齢者の増加など、「後手から先手管理」の一環として、小野市の将来に備えてフレキシブルに対応してまいりたいと考えております。

なお、「らんらんバス」は、小学生以下と65歳以上の方は無料であり、それ以外の方でも1回100円でご利用いただけます。また、通勤にご利用される方には、神姫バス株式会社イオン小野案内所にて「1ヶ月定期券」が4,000円で購入できますので、ぜひご利用ください。

2017年9月6日(水曜日)

新たな観光交流施設「マトゥラーレ」オープン

ランプや植物が吊り下げられている店内でビュッフェが開かれているマトゥラーレの写真

平成24年に国宝「浄土寺」前に「きよたにいっぷく堂」がオープンし、浄土寺来場者の休憩所として地元の農産物を使い、地域のコミュニティレストランとして運営されてきましたが、残念ながら今年の3月で閉店しておりました。

そこで、新たな出店者を募集しておりましたところ、8月24日(木曜日)に、装いも新たにイタリアンレストラン「マトゥラーレ」としてリニューアルオープンしました。店名の「マトゥラーレ」は、イタリア語で「食べごろ」や「熟成した」という意味があり、ピッツァやパスタなど本格的なイタリア料理を楽しむことができるお店となっております。

「マトゥラーレ」では、地元農家で採れた新鮮な野菜を使用したサラダをはじめ、スキレットと呼ばれるフライパンに似た調理器具を使ったイタリア料理を提供されております。さらに、オープニングイベントとして、9月8日(金曜日)までに来店された方には、ランチが300円引きになっているようであります。

スキレットを使ったパスタや肉料理が並べられている写真

地域の活性化には、3つの「おこし」が不可欠であります。すなわちイベント等にみられる「ことおこし」、ものづくりにみられる「ものおこし」、そしてそれらを支える「ひとおこし」であり、それらが三位一体となって「賑わいづくり」となり、「賑わいづくり」が「誇りづくり」となり、その「誇りづくり」が郷土を愛する「愛着づくり」へと繋がっていくものであります。

ぜひ、「マトゥラーレ」にお越し頂き、小野市の観光名所である国宝「浄土寺」やひまわりの丘公園も楽しんでいただければと思います。

2017年8月30日(水曜日)

“NEXTおの創生”へのチャレンジ~平成28年度決算~

平成28年度決算の概要がまとまりました。平成28年度一般会計の歳入195.6億円(前年度比1.6%増)に対し、歳出189.8億円(前年度比1.5%増)で、歳入歳出差引額(形式収支)は5.8億円でありました。この額から翌年度に繰り越すべき財源を差し引いた実質収支は3.3億円の黒字であり、財政基金の積立て・取崩し等を考慮した実質単年度収支も7年連続の黒字となっております。

平成28年度には、医療費の完全無料化を中学3年生までから高校3年生までに拡充したほか、4・5歳児の幼稚園授業料、保育料も所得に関係なく完全無料化に踏み切りました。さらには、国道175号と小野工業団地を結ぶ「新都市中央線」の開通や市役所新庁舎の基本設計を実施しました。

また、大池総合公園「市民広場」をリニューアルし、小野まつりを充実させたほか、第3回目となる「小野ハーフマラソン」、平成13年から実施している65歳の第2の成人式である「エイジ・ルネサンス・パーティ」を継続開催。さらには、自治会の諸活動を支援し、高齢者の生きがいづくり、地域力の強化、きずなづくりにつなげる「地域のきずなづくり事業」を実施し、コミュニティ再生にも取り組んでおります。

これら、積極的な事業展開の結果、市の貯金にあたる基金は、新庁舎建設事業や給食センター整備事業で取り崩したものの、前年度から-0.3億円の90億円を維持。市の借金にあたる市債残高は、前年度-1.8億円の182.4億円となりましたが、後年度に国からの補てん措置があるため、市の実質的な市債負担額は-1億円の41億円となっております。

実質公債比率の推移のグラフ
将来負担比率の推移のグラフ

これにより負債の返済割合を示す実質公債比率は、前年度5.2%から4.3%に改善し、将来負担比率は、前年度-28.4%から-36.4%へと7年連続でマイナス値となっております。引き続き「行政も経営」という一貫した理念のもと、“NEXTおの”創生へのチャレンジは続いていきます。

2017年8月23日(水曜日)

住所要件たる「生活の本拠」を複数可とする裁決がもたらすものは?

今年5月の市議会臨時会において出席議員の3分の2以上という多数議決で、民法第22条の「生活の本拠」たる住所が小野市内にないため「議員資格なし」として失職された椎屋邦隆議員が、兵庫県知事に対してその決定を不服として取消しを求める審査申立てを行っていましたが、このほど、弁護士2名と大学教授の計3名で構成される県の第三者機関である自治紛争処理委員の意見を踏まえ、市議会の決定を取り消す知事裁決がありました。

これにより椎屋議員は、失職した5月に遡って復職されることになりました。今後、椎屋議員には、市民に誤解を招かないような議員活動を望むものであります。また、5月の臨時市議会の決定は、県知事裁決で取り消されたものの、「匿名情報」をうやむやにせず、客観的なデータと長期間にわたる地道な調査を行い、不作為を避けて、義務を果たすための重い決断であったと考えております。

ところで、「住所」の意義については、最高裁昭和29年大法廷判決において「その者の住所とする意思のみでは足りず、客観的に生活の本拠たる実態を具備しているか否かによって決すべきもの」となっているにもかかわらず、このたびの裁決書によれば「住所を認定するにあたっては、同一人が生活の拠点を複数有し、いずれか一つを生活の本拠と断定することが困難な場合には、当事者が住所とする意思を有している場所において起臥寝食を伴う一定の居住実態があれば、当該場所を住所として認めるのが相当」という内容となっております。

すなわち、被選挙権及び議員資格の一つである「住所」は、居住実態という客観的事実に重きを置き、当事者の意思は補助的に認定されるべきであるにもかかわらず、「生活の拠点」とみられる場所が複数あり、いずれか一つを生活の本拠と断定することが困難であれば、当事者の意思に重きをおき、補助的に一定の居住実態があれば、「住所」として認定してよいということになります。

この裁決内容から導かれることは、今後の被選挙権(立候補要件の一つである住所)について、選挙告示前の一定時期に住民票を移し、その居所に数日でも滞在しておれば、その場所が生活の本拠たる「住所」と認定されることになり得ますので、今後の選挙実務、とりわけ実質審査事務に大きな影響を及ぼしかねず、住所要件の形骸化を招かないかとの疑問とその執行についてどう対応すべきかを検討する必要があると考えます。

2017年8月16日(水曜日)

進化し続ける市民参画の「第40回小野まつり」開催

小野まつりで打ち上げられた5,000発の花火の写真

いよいよ今週末の19日(土曜日)と20日(日曜日)に「小野まつり」を開催いたします。「変えよう小野、変わろう小野市」というスローガンのもと市長に就任した平成11年以降、「郷土を愛する人たちの誇りとなるために!」をテーマに、来場者数14万人を誇る真夏のビックイベントに変貌した「小野まつり」は、今年で記念すべき第40回を迎えることとなりました。

今年も県内内陸部で最多となる5,000発の花火や120チーム約3,600人が参加する「おの恋おどり」など、2日間通して楽しんでいただけるイベントを計画しております。さらに、「おの恋おどり」で約5年ぶりとなるオフィシャル曲の新曲を披露する予定でありますので、ご家族や友人と一緒に盛り上がっていただきたいと思います。

年々、進化し続けている小野まつりは、市民の方を中心とした「小野まつり実行委員会」が「まつりを通して小野市を変えよう」という熱い想いで、自らが企画・運営されております。このまつりを通じて、「賑わいづくり」が「誇りづくり」となり、その誇りづくりが郷土を愛する「愛着づくり」へとつながっていく、まさに「小野まつり」こそが、小野市が変わっていく象徴であると考えております。

青空の下で提灯を両手に持ち踊っている人たちの写真

今年のテーマは「煌稟(こうりん)」であります。「煌稟」とは、きらめく命。すなわち、小野まつりが天命を宿し、一層のきらめきを放つまつりとなるように、という想いが込められており、「小野まつり」の初心を忘れず、挑戦し続けるという気持ちが感じられるものであります。

「小野に恋して、おの恋来い!」、ぜひとも、ご家族・ご友人と一緒に小野市へお越しいただき、小野市を盛り上げていただきたいと思います。

19日(土曜日)の花火は、昨年より30分早い20時からですのでご注意ください。

2017年8月9日(水曜日)

情報の一元化と水平展開の仕組み~「報・連・相」~

仕事をする上で「報告・連絡・相談」は、重要なルールの一つです。小野市では、市長までの「報・連・相」を「報告・連絡・相談シート」というA4サイズ統一様式を用い、秘書課へメールで送信する方法で運用しており、1日約10件前後、年間にして約1,800件の「報連相」が送られてきます。

前回と今回の内容の詳細を書く欄や備考欄が設けられた報告・連絡・相談シートの画像

どのような場合に「報連相」するかは、マニュアルで16項目を例示列挙していますが、「事件、事故」、「業務上のミス、トラブル」は直ちに報告すべきものとしています。

さらには「新聞・テレビ等で取り上げられた記事に関する小野市の現状と考え方」や「主な事業の進捗状況」、「施設等の利用状況」などの基本的なデータも定期的に報告すべき項目としています。

当初は、改まって市長へ何を報告すればよいのかと戸惑う職員もいましたが、今では、日刊紙に他市の記事が掲載されていれば、それに対する小野市の状況が自発的に「報連相」されてくるようになっています。例え、出張中であっても宿泊先まで「報連相」が送られてくるなど、市長は、毎日、それらのすべてに目を通し、必要な指示を行っています。

これら処理された「報連相」は、PDFファイルに置き換え、ファイルサーバーに保管しています。このファイルサーバーは、個人情報などが記載されているため全職員に開示するべきでないものを除き、全職員が閲覧できるようにし、「情報の一元化と水平展開」を図っています。

この小野市流の「報連相」は、点の情報を線でつなぎ、市全体として同じベクトルを向いて業務に取り組み、組織力を高めるツールとなっているだけでなく、職員がA4サイズ1枚のシートに記入する作業を日常化することで、職員の問題意識の醸成につながるとともに、要点を簡潔にまとめ、他市との比較などを分析することで情報整理能力の向上にもつながっているのです。

2017年8月2日(水曜日)

人口減少を前提としたまちづくり

昨年、全国で生まれた子どもの数が、1899年に統計を取り始めて以降、初めて100万人を割り込みました。人口減少、超少子高齢化が着々と進行しており、2065年には日本の人口は約8,800万人、総人口に占める15歳未満の人口の割合を示す「年少人口割合」は10.2%に減少し、高齢化率は38.4%にまで増加すると予測されております。

小野市と近隣市の人口推移のグラフ

(資料:兵庫県推計人口)

昭和29年の市制発足当時、人口約35,000人でスタートした小野市は、平成12年に5万人を超えましたが、平成26年に5万人を割り込み、現在も微減傾向にあります。この人口減少の波は、小野市だけでなく、北播各市にも押し寄せています。

しかしながら、小野市では、「住むなら!やっぱりおの」を目指し、4・5歳児の保育料無料化や高校3年生までの医療費の無料化をはじめとした様々な事業を他市に先駆けて実施してきた結果、「年少人口割合」では、平成22年国勢調査では15.4%、平成27年国勢調査では14.5%と減少してはいるものの、ともに兵庫県内29市中第1位となっております(平成27年国勢調査兵庫県平均12.8%)。

まちの活力のバロメータとして人口が使われることが多いため、多くの自治体ではいかにして人口を増やすか、あるいは人口減少をいかに食い止めるかということに施策の重点が置かれます。しかし、現実をみれば、好むと好まざるとにかかわらず、超少子高齢社会と人口減少社会の到来は避けられず、いかに柔軟に“スマート・シュリンク”、すなわち「賢く縮小」させていくかが問われております。

これから迎える社会は、従来の延長線上でなく、人口減少を前提とし、人口が減ってもそこに住んでいる人が豊かさや幸福を実感できる社会への作り替えが必要であり、同時に自分たちのまちを「誇り」に思える「戦略的な挑戦」が求められているのであります。

2017年7月26日(水曜日)

「市長への手紙」~市政に対する意見を受付中~

広報おのに折り込まれたはがきや、専用はがきの市長への手紙の写真

現在、8月末までを『広聴強化月間』として、「市長への手紙」により市民の皆様から市政へのご意見を受け付けております。「市長への手紙」は、市長就任時から開始し、今年で19年目を迎えておりますが、これまでいただいたご意見の総数は約15,000件にも及んでおります。

いただいたご意見に対しては、すべてにコードナンバーを付けて「受付カード」を作成し、最初に市長が拝見させていただいた後に、匿名であっても、お子様からの意見であっても、全て回答文を作成し、文書で返事をすることにしております。昨年は、合計224通、276件のご意見をいただきました。その中の一つに「小野アルプスのハイキングコースを定期的に除草してほしい」という意見がありましたので、即座に現場を確認し、繁茂している箇所の除草を行ったところです。

また、年間14万人の皆様にご利用いただいている「らんらんバス」増便に関するご要望を毎年のようにいただいております。限られた台数を余すことなく最大限活用して運行している「らんらんバス」でありますので、すべてのご要望にお応えすることはできませんが、「フリー乗降制」の導入など、工夫を凝らし、改善を行いながら、利用者ニーズにあった運行となるよう常に検討を加えているところです。

この「市長への手紙」の狙いは、2つであります。1つ目は、言うまでもなく、「情報は市民の財産」という認識のもと、「多様な広聴の仕組みを構築」し、市民の意見を市政に反映させることです。2つ目は、「職員の問題解決能力の醸成と意識改革」であり、様々な意見に対して回答文を作成することは、問題点を整理する訓練だけでなく、説明責任を果たし、説得ではなく、納得してもらえる対応力の向上につながります。

この機会に是非、皆様の忌憚のないご意見ご提案をお待ちしております。ご意見を記入していただく「専用はがき(切手不要)」は、市役所や図書館、北播磨総合医療センターのみならず、コンビニやスーパーなどに備え付けているほか、昨年に引き続き「広報おの」7月号にも折り込んでおりますのでご活用ください。
(なお、回答文をお送りする都合上、「市長への手紙」には、お名前、ご住所をご記入ください)

2017年7月19日(水曜日)

「おのみーず」から「播州おのみーず」へリニューアル

ひまわりがデザインされた「播州おのみ~ず」が2本並んでいる写真

このたび、小野市の水道水をペットボトルにした「おのみーず」のラベルをリニューアルし、「播州おのみーず」として製造販売しております。

この「播州」というネーミングですが、「小野」を遠く離れて住んでいる方からすれば、「小野」よりも「播州」のほうが、故郷のイメージを持っていただきやすく、多くの人に認知していただいている名称であることから、「おのみーず」にも「播州」という名称を付けました。

さて、「播州おのみーず」は、水道法に基づく51項目にも及ぶ検査をクリアした、安全、安心な水であります。市販のミネラルウォーター(殺菌・除菌なし)の検査項目が19項目ですから、その2.5倍もの厳しい検査をクリアしております。

さらに、市販のミネラルウォーター2種類(硬水・軟水)と「播州おのみーず」を飲み比べる「利き水」を児童館チャイコムなどで行ったところ、それぞれの水の味で「おいしい」と答えていただいた人の割合が一番高かったのが「播州おのみーず」でした。

水の味を決めているのは、ナトリウム、カルシウムなどのミネラル成分の含有量です。市販のミネラルウォーターと「播州おのみーず」のミネラル成分の数値には大差なく、「利き水」をした後に水の種類を明らかにすると「水道水も市販の水も変わらなかった」というご意見をいただいております。

「水道水はおいしくない」というイメージから、水道水をそのまま飲むという方は、少ないかもしれませんが、今一度、故郷の「水道水」の良さを再発見してみませんか。意外とそのおいしさにビックリされると思います。是非、冷やして飲んでみてください。

なお、「播州おのみーず」は市内のコミュニティレストランなどで販売しているほか、新生児の「出生届」を出された際に、赤ちゃんのミルクに使っていただこうと2本プレゼントしています。

2017年7月12日(水曜日)

第4回小野ハーフマラソン大会 ランナー募集中

沢山のランナーが道路を走っている小野ハーフマラソン2017の写真

今年で第4回目となる「小野ハーフマラソン2017」を12月3日(日曜日)に開催します。現在、先着順により9月30日(土曜日)までの期間でハーフマラソンの部5,000人、10キロマラソンの部2,000人、1.5キロマラソンの部500人の合計7,500人のランナーを募集しています。

例年どおり、元阪神タイガースの赤星憲広さんを大会アンバサダーとしてお迎えしているほか、阪神タイガースやオリックス・バファローズの現役プロ野球選手にはチャリティランナーとして、大会を大いに盛り上げていただくことになっております。

さらに、ゲストランナーとして小野市出身で北京五輪出場の小林祐梨子さんと北海道マラソンや神戸マラソンなどで優勝経験を持つ田中千洋さんをお迎えしているほか、今大会より、3キロマラソンの部を廃止し、新たに10キロマラソンの部を新設するなど、より多くのランナーの方々に参加していただきやすくしております。

小野市ハーフマラソン2017のポスター

また、市民の皆様の健康づくり、連帯感、ボランティアマインドの醸成など、市民参加型の大会運営を目指しているマラソン大会でありますので、市内中学校の吹奏楽部の演奏や地域づくり協議会による豚汁やぜんざいの無料ふるまいなど、小野市ならではの「おもてなし」を感じていただければと思います。

このハーフマラソン大会が「冬のおの恋」として、更なる小野市の「賑わいづくり」に繋がるよう、多くのランナーのエントリーをお待ちしております。

マラソンの発着地点は、3年後の平成32年度に小野市役所新庁舎も完成予定の小野市発展の中核となるエリアです。このエリアが大会を積み重ねるごとに大きく変化していくのも楽しみにしていただけるものと考えております。

2017年7月5日(水曜日)

市役所新庁舎基本設計が完了

平成32年春に開庁予定の市役所新庁舎の「基本設計」が完了し、間取りや外観などの概要が決まりました。今年12月中には、構造や素材、設備など詳細な図面を作成する「実施設計」を終了させ、来年度から庁舎工事に着手することにしております。

市役所新庁舎の間取りや外観などの概要が記載された基本設計のイメージ図
市役所新庁舎の外観の完成イメージ図
市役所新庁舎の内観の完成イメージ図

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