2017年10月~12月分のバックナンバー

更新日:2022年02月08日

2017年12月27日(水曜日)

損害賠償等請求事件に関する訴訟取下げと議員辞職勧告決議の重み

椎屋邦隆議員が平成29年3月14日付で、市長に対し提訴されていた損害賠償等請求事件について、神戸地方裁判所社支部から、椎屋議員が訴えの取り下げ書を提出され、12月25日付で受付した旨の連絡がありました。

この件について、市長として次のコメントを出しています。

  • 不当な訴訟であり逆に原告(椎屋議員)を訴えることも含め、裁判の場で事実を明らかにすることを望んでいたが、原告は裁判を継続することが不利と判断したため取り下げたものと考えている。
  • 事実無根の不当な訴えに対し、原告が訴えを取り下げたことは当然であり、全面勝訴であると認識している。
  • なお、両議員(椎屋邦隆議員及び河島信行議員)は、
    1. 虚偽の情報を流布されたこと、
    2. 市民からの疑義に対し隠ぺいしようと画策した事実、
    3. 100条委員会での証言内容と県への主張書面等との明らかな食い違いについて、
  • これまで一切の説明責任を避け『係争中のためコメントを差し控える』として逃げ続けてこられたが、この度の訴えの取下げにより速やかに説明責任を果たしていただけるものと思っている。

12月定例議会の本会議において小野市議会は、河島信行議員と椎屋邦隆議員に対し、上記の1から3について、再三の申入れを行ってきたにも関わらず「説明責任が果たされていない」として、辞職勧告決議案を賛成多数で可決されております。両議員は、この決議の重みを真摯に受け止め、「係争中」という「逃げの言い訳」を繰り返さず、納得のいく市民への釈明をすべきであります。

「平成29年小野市10大ニュース」が決まりました

平成29年の小野市10大ニュースを写真付きでまとめた画像

1年間ご愛読ありがとうございました。次回の掲載は1月1日元旦(月曜日)です。
皆様、よいお年をお迎えください。

2017年12月20日(水曜日)

「行政も経営」の本質とは~実質公債費比率と将来負担比率~

地方自治体は、財政破たんの早期防止を目的として平成21年4月から全面施行された「地方財政健全化法」に基づき健全化判断比率に係る4指標(実質赤字比率、連結実質赤字比率、実質公債費比率、将来負担比率)を毎年、決算に基づき公表することになっております。

これら4指標のうち、「実質赤字比率」と「連結実質赤字比率」は、県内には赤字団体が存在しませんので、「実質公債費比率」と「将来負担比率」について、小野市の状況をお知らせします。

実質公債費比率と将来負担比率の内容について書かれた画像
小野市の実質公債費比率と将来負担比率の状況のグラフ

「行政も経営」の本質とは、「看脚下」、すなわち自らの足元をみて、感性を研ぎ澄ますことであります。これら指標の持つ意味を職員一人ひとりが認識し、小野市の状況はどうか、近隣市ではどうなっているのかなど、常に鋭敏に情報収集を行う習慣を職員一人ひとりが身に着け、組織として共有できる体制を構築することであります。

小野市では、徹底した子育て支援、安全安心なまちづくりに加え、平成31年度中には兵庫県との共同事業である「ひょうご小野産業団地」が一部分譲開始予定であるのをはじめ、平成31年度末には旧KDDI跡地における「多目的運動広場」や「市役所新庁舎」が完成予定であるなど、大型プロジェクトを積極的に展開しております。

これら積極的事業展開を行っても、事業実施後も県内他市との比較においてもひけをとらない健全財政を堅持しながら、時代の趨勢を洞察し、新たな価値観を構想し、実行に移す、この意識を職員ともども常に持ち続け、さらなる高みを目指して、行政経営に取り組んでまいりたいと考えております。

2017年12月13日(水曜日)

師走の市内を彩った「小野ハーフマラソン」

沢山のランナーと観客が正面を向いて笑っている集合写真

先日、「小野ハーフマラソン2017」を開催しました。4回目となる今年は、天候にも恵まれ、過去最多となる約5,600名のランナーが、師走の市内を色とりどりの服装で駆け抜け、沿道からは多くの市民の皆さんによる声援が送られました。

また、今回もゲストランナーとして、北京五輪5000メートル出場の小林祐梨子さん、第3回神戸マラソン、姫路城マラソン2015・2016優勝の田中千洋さんというお二人の小野市出身選手を迎え、阪神タイガースとオリックス・バファローズのプロ野球選手7名がチャリティランナーとして、ハーフの距離をタスキでつなぎ大いに大会を盛り上げていただきました。

沢山のランナーが走ったりハイタッチをしている様子などを収めた小野ハーフマラソンの6枚組の写真

給水所の運営やゴールした選手への豚汁やぜんざいによる「おもてなし」には、地域住民の皆様にご協力いただいたほか、自衛隊、警察など多くの関係機関の方々に多大なるご支援をいただきました。関係者の皆様に厚くお礼を申し上げるとともに、ランナーの皆様にとって記録だけでなく、記憶に残る大会となり、「冬のおの恋」として、来年もこの大会でお会いできることを楽しみにしております。

2017年12月6日(水曜日)

いい夫婦の日~金婚夫婦を祝う集い開催~

ステージの上で高齢者の方々が楽器を演奏している金婚夫婦を祝う集いの会場の様子の写真

11月22日の「いい夫婦の日」に、本年に結婚50周年目の金婚を迎えられた40組80名のご夫婦にお集まりいただき、「金婚夫婦を祝う集い」を開催いたしました。

実に半世紀の長きにわたり、深い愛情と絆で、ご夫婦ともに手を取り合い、時には山あり谷ありの人生の荒波を乗り超えてこられました皆様の、晴れやかなお姿を拝見し、心から祝福させていただきました。

金婚を迎えられた皆様が結婚された昭和43年と言えば、日本が近代化の歩みを進めることとなった明治維新から満100年の年であります。テレビのカラー放送が増え、GNPが世界第2位になるなど、戦後復興を象徴する時代でありました。その当時、大学4回生の私は、時給50円でアルバイトに励んでおりました。

あれから50年が経過し、「成熟型社会」へと大きく社会が変化し、自らのやりがいや生きがいを通じて、豊かな人生を送ることに価値観が移ってきております。小野市では、「アクティブシニアが輝く生きがいと活躍の場の創出」を重点項目に掲げ、65歳を対象とした第2の成人式「エイジ・ルネサンス・パーティ」や「シニアサポートモデル事業」により、シニア世代が輝ける生きがいと活躍の場の創出に努めております

金婚を迎えられたご夫婦には、これからも仲良く「生涯青春」、「生涯現役」を実践していただきながら、活気がある地域づくりにご協力賜りたいと考えております。いよいよあと3年で金婚を迎える私も、皆様の様な素晴らしい夫婦を目指してまいりたいと思います。金婚を迎えられた皆様、本当におめでとうございました。

2017年11月29日(水曜日)

お熨斗(のし)をつけて小野市から

大きなスクリーンの前で沢山の人が丸テーブルに座っているお土産品の試食選考会の様子の写真

「お熨斗(のし)をつけて誰かに届けたいお土産」をコンセプトに、小野市の特産品を使った18社35種類の商品を集め、市内外の住民や地元企業の関係者約130人らによるお土産品の試食選考会を開催しました。

この試食選考会は、「小野市観光まちづくり戦略」の一環として、昨年発刊した「小野市ビジュアルブック」に続く第二弾であり、市内の企業や市民の皆様が出張先などへ自信をもって持参できるお土産を選んでいただけるよう企画したもので、小野市の「おもてなし」の気持ちを広くPRしようとしたものです。

一品ごとに商品の特長などのプレゼンテーションの後、試食を行い「小野市らしさ」など5項目で採点いただきました。その結果、「お熨斗(のし)をつけて小野市から」の認定商品には下記の16品が選ばれ、今後、これら認定商品のパンフレットを作成し、市内企業への配布をはじめホームページでの紹介など、小野市のお土産品の販売促進と小野市のPRにつなげたいと考えております。

認定商品に選ばれた16品の商品名と生産者の一覧表

是非とも、これら認定商品をお買い求めいただき、小野市のPRにご協力をお願いします。

2017年11月22日(水曜日)

平成30年度予算編成方針 次世代へつなぐ新たなまちづくり “NEXTおの”創生―3rd Trial

小野市は、これまでから、徹底した子育て支援や教育環境の充実、安全・安心なまちの創造など「まちづくりのフロントランナー」として積極的に事業を展開してまいりました。平成30年度の予算編成にあたっても、「行政も経営」であるという基本理念のもと、原点に立ち返り、オリジナリティ溢れる施策にチャレンジし、“活力を失わないまち”を実感できる取組を進めるよう職員に檄を飛ばしてまいりました。

平成30年度の小野市は、超高齢社会の進展により高まる救急需要への体制強化のため第3の救急拠点である「消防署北分署」の開署や関西最後の秘湯と称される「鍬溪温泉」を隠れ家的な雰囲気を活かした観光資源として地域住民とともに復活させることにしています。さらに、市の発展の中核となるシビックゾーンでは、地元自治会による商業施設の誘致と相まって、ため池への噴水設置とライトアップにより美しい景観形成を進め、人口減少下にあっても賑わいを創造し、小野市流の地方創生を加速させていきます。

北播5市で比較した平成28年度の地方交付税依存度のグラフ

ところで、自治体の貴重な財源である「地方交付税額」について、小野市は、県下29市中では芦屋市、高砂市、三田市に次いで4番目に少ない約32億2,000万円(平成28年決算額)であり、北播磨地域では一番少ない交付額であります。

小野市の一般会計決算額に占める「地方交付税依存度」も、平成28年度決算額で16.5%であり、この依存度においても北播磨では一番低い状況であります。地方交付税額が多い方が、市財政の運営にとっては有難いことではありますが、依存度が低く、額も少ないということは、それだけバランスの良い財政構造とコンパクトで合理的な行政運営を展開していることを示しており、それを「誇り」として捉え、財政が厳しくとも時代の潮流に沿った施策を展開し続けてまいりたいと考えております。

予算要求は、人材育成の場でもあります。そのプロセスにおいて若手職員も含めて議論を重ね、事業内容を掘り下げていく絶好の機会であります。財源の制約がある中で、ポジティブな姿勢と発想の転換、そして思い切った割切りにより、前例踏襲や画一的横並びの仲良しクラブの施策ではなく、オンリーワンの施策を実施し、引き続き「次世代へつなぐ新たなまちづくり」にチャレンジしてまいります。

2017年11月15日(水曜日)

第3の救急拠点「消防署北分署」起工

消防署北分署の安全祈願祭で市長が前で発言している様子の写真

先日、小野市の第3の救急拠点となる消防署「北分署」の安全祈願祭が執り行われ、いよいよ来年4月のオープンに向け、建築工事が始まりました。

小野市の救急出動件数は年々増加しており、平成28年には過去最多の2,358件を記録しています。その内、65歳以上の高齢者の救急搬送が半数を超えており、益々加速していく超高齢社会の進展に伴い、この傾向が今後も続いていくものと見込んでいます。

そこで、平成26年4月から小野加東広域事務組合に臨時の救急拠点を設置し、平日昼間の救急需要に関するデータを分析してまいりました。その結果、救急出動を管轄エリアで区切ってみると、概ね消防署本署が4割、南分署と北拠点管轄がともに約3割となり、市内全域をバランスのとれた管轄区分で網羅できる上、市民の皆様から消防北拠点の強い設置要望をいただいていたこともあり「消防署北分署」の設置を決断したところです。

北分署の外観の完成イメージの画像

「北分署」は、下東条地区、河合地区北部、大部地区北部、小野地区北部などを管轄区域とし、高規格救急自動車1台を配備予定であり、その開署により市内3つの拠点に救急隊が常駐できる体制が整ったことにより、現場までの到着時間は全国平均を大きく上回り、市内全域を10分以内に到着可能な体制が構築できることになります。

危機管理の基本は「悲観的に準備をし、楽観的に対応する」ことであります。超高齢社会を見据え、更なる市民の安全安心を確保するための「後手から先手管理」の実践として、「消防署北分署」の果たす役割は大きいものと考えています。

2017年11月8日(水曜日)

5年ぶりの「市政懇話会」を開催

平成24年の開催以来5年ぶりとなる「市政懇話会」を、今月、下記の日程にて開催します。前回は「防災」をテーマに開催しましたが、このたびは、50年に一度のビックプロジェクトである「新庁舎建設」、兵庫県と共同で整備を進めている「新産業団地」、約95ヘクタールにも及ぶ「浄谷黒川丘陵地」整備など、小野市の将来を描く大事業が主なテーマです。

市政懇話会の開催の概要
開催日時 会場 地区
11月9日(木曜日)19時30分~ コミセンいちば 市場地区
11月10日(金曜日)19時30分~ 小野市伝統産業会館 小野地区
11月13日(月曜日)19時30分~ コミセンきすみの 来住地区
11月14日(火曜日)19時30分~ コミセン下東条 下東条地区
11月22日(水曜日)19時30分~ コミセンおおべ 大部地区
11月24日(金曜日)19時30分~ コミセンかわい 河合地区

小野市が未来に向けて更なる飛躍をするために、小野市の「今の姿」と「将来の姿」を財政状況も踏まえながら、市長自らがプレゼンテーションを行い、市民の皆様に説明、報告させていただきます。また、議員資格における「住所要件」の問題も同時に説明させていただくことにしております。

平成11年に市長に就任して以来、情報は「市民の貴重な財産」と捉え、「市長への手紙」をはじめとする多様な広聴システムを整えてまいりました。それら広聴システムにより、これまでに皆様方から寄せられたご意見は、今年9月末には15,000件を超え、様々な場面で市政運営に反映させております。

透明で開かれた市政と小野市の未来に向けたまちづくりを推進するため、市民の皆様の忌憚のないご意見をお聴きしたいと考えております。また、小野・河合・来住・市場・大部・下東条それぞれの地区における固有の課題などについても自由にご意見を頂戴できればと考えております。

是非とも「市政懇話会」にご参加いただき、未来の小野市のための積極的なご意見を賜りますようお願い申し上げます。なお、いただいたご意見については、できる限り、市長がその場で回答させていただきます。

2017年11月1日(水曜日)

住むなら安全安心なまちに~小野住民大会~

ステージの上で市長が発言している小野住民大会の様子の写真

先日、小野警察署が発足して2回目となる「小野住民大会」を開催し、小野市の安全安心なまちづくりのため献身的に努力されておられる皆様に感謝状をお贈りさせていただきました。

小野市の刑法犯認知件数は、ここ数年で大幅に下がっており、平成15年に1,170件であったものが、平成28年には305件にまで減少し、13年間で実に74%も減少しております。これもひとえに、小野警察署の方々をはじめ、兵庫県警のたゆまぬ努力と各種関係団体の皆様のご協力の賜物であり、改めまして感謝申し上げます。

小野市におきましても、警察官OB15名による「小野市安全安心パトロール」による市内巡回に加え、防犯灯を5年間で倍層させ5000基にする「防犯灯倍増5000作戦」により、明るく安心できるまちづくりに取り組んでおります。さらに、夜間における交通事故を未然に防止するため、夜間における外出時に夜光反射材の着用を義務付ける「小野市夜間歩行者等の安全確保に関する条例」を今年6月から施行しております。

小野市域に入ると多くの防犯灯により明るく感じるとか、夜にウオーキングされておられる方々がタスキ型の夜光反射材を着用しておられる姿を見かけることが多くなったという声もお聞きしております。まさに「見える成果」の表れではないかと考えているところです。

安全安心なまちは、市民の皆様一人ひとりの意識改革によるちょっとした取組の積み重ねにより生まれてくるものであります。今後とも住みよい小野市の実現のために、皆様のご支援、ご協力をお願い申し上げます。

2017年10月25日(水曜日)

「説得ではなく納得」してもらえるプレゼンテーション能力向上へ

スクリーンの前に沢山の参加者が座っている小野市研究発表会の様子の写真

先日、毎年恒例となっている「小野市研究発表会」を開催しました。この発表会は、職員の自主研修の一環として平成16年度から実施しており、今年で第14回を数え、これまでの発表者は計71グループになっています。

平成23年度からは市役所内部のグループだけではなく、外部からの発表者にも参加いただいております。今年は、超高齢者社会への「先手管理の実践」として、「コープこうべ」の皆様と地域の民生委員が協働して取り組まれている移動販売車の盛況の秘訣を発表されました。

この発表会は、市の施策の取組状況の紹介やそこから導かれる課題などの抽出、ときには将来の小野市への夢のある提言を行い、職員の資質とその能力を高め合うことが目的です。発表チームは所属に関係なく応募により決定し、チームごとに自由なテーマを設定しています。

行政マンである職員は、住民に対し常に「説得ではなく納得」してもらえる説明能力が求められます。何を分析して、どう解析し、何を訴え、どう伝えるのか、この展開能力の向上が求められるのです。そのため、一つのプレゼンテーション資料を作成するためには、「これでもか、これでもか」という具合に課題を深く掘り下げ、結論に導くという発表までのプロセスが重要であります。

時代の大きな転換点に差し掛かっているときだからこそ、市長に決断を迫る新たな施策の提言など、前例踏襲型ではない、理念を盛り込んだ小野市の将来を見据えたチャレンジ性のある発表をこれからも期待しています。

なお、今年の最優秀の発表は、「~地域経済分析システム“RESAS”を活用した政策展開~ハムパークONO構想」でした。

2017年10月18日(水曜日)

関西最後の秘湯「鍬溪(くわたに)温泉」復活へ始動

鍬溪温泉の復活に向けて祈願祭を行っている2人の祈祷師の写真

小野市下来住町(しもぎしちょう)の「鍬溪(くわたに)神社」への参道脇にある冷泉「塩の井」を源泉とする「鍬溪温泉」の復活に向けた工事がいよいよ始まりました。

「鍬溪温泉」は、「関西最後の秘湯」と称されるようですが、復活に向けて自ら立ち上がった地元と行政が一体となり、斬新な発想による新たな拠点として、隠れ家的な雰囲気を醸し出す施設整備を目指しております。

そのコンセプトは次の三つであります。すなわち、一つには「歴史ある地域資源の再生」、二つには「白雲谷温泉ゆぴかとは差別化した観光施設の創設」、三つには「住民の参画と協働による地域コミュニティの拠点づくり」であります。

そのため、建物は和風木造平屋建てで、浴場と食堂を兼ねた休憩スペースを備えた施設とし、平成16年3月のオープン以降、今年、来場者数500万人に到達見込みの「白雲谷温泉ゆぴか」とは、その趣を異ならせ、一度に3人程度しか浸かれない岩風呂を整備することにしております。

鍬溪温泉の外観の完成イメージの絵の画像

また、超高齢社会の進展にあわせ、地元住民の憩いや高齢者の生きがい就労の場となるよう、運営は地元「下来住町」と「来住町」による「両来住郷協議会」が行う予定にしております。

同時に、この施設前から小野アルプスに連なる登山道も整備することにしていますので、「秘湯感」満載のこの「鍬溪温泉」のオープンを是非とも楽しみにしていただきたいと考えております。なお、オープンは来年5月を予定しております。

2017年10月11日(水曜日)

近畿支局管内で唯一!小野郵便局で公的証明書発行開始

小野郵便局の前でテープカットを行っている様子の写真

10月2日(月曜日)から全国で約2万局ある郵便局のうち近畿支局管内では唯一、「小野郵便局」で、マルチコピー機を操作することで住民票などの公的証明書を取得できるサービスが開始されました。

小野市では既に、昨年6月からコンビニエンスストアにおいて、マイナンバーカードを用いて「住民票」、「印鑑登録証明書」、「所得課税証明書」の交付を受けることができるようになっておりますが、小野郵便局での新たなサービスの開始により、更に市民の皆様の利便性が一段と向上するものと考えております。

このサービスをご利用いただくには、マイナンバーカードが必要となっております。小野市では人口の約8%の約4,000人がマイナンバーカードを取得されておりますが、まだまだ普及率が低い現状でありますので、地域に根差した小野郵便局のご協力を得ることで、マイナンバーカードの普及にも大きな弾みがつくものと考えております。

1人の女性がマルチコピー機を操作している写真

地方においてより深刻化する人口減少、超高齢社会という課題に対し、「前例を踏襲することなかれ、固定観念に捉われることなかれ」との思いで、互いに連携して新たなサービスを生み出していくことこそが、地域の活性化につながるものと考えております。

なお、小野郵便局での公的証明書の発行は、郵便局の営業時間である平日の午前9時から午後7時までご利用いただけます。是非とも、マイナンバーカードを取得していただき、便利なこのサービスを活用していただければと考えております。

2017年10月4日(水曜日)

小野市の新たな賑わい空間の創造~ソロ池開発~

先日、イオン小野店の北側にある敷地町の「ソロ池」の総合開発起工式が執り行われました。この事業は「ソロ池」の所有者である「敷地町自治会」が、池の一部を貸し出し、開発事業者による埋め立て、造成を経て、商業施設を誘致しようとするものであります。

池の中に噴水が設置されたソロ池の完成イメージ図

この「ソロ池」周辺は、小野市発展の中核となるシビックゾーンに位置しており、周辺には「うるおい交流館エクラ」、「図書館」、「ホテル」、「銀行」「イオン小野店」だけでなく、「小野警察署」が立地しており、平成32年4月には「市役所新庁舎」も移転してまいります。

小野市においても、この造成工事に合わせ、「敷地町自治会」からご要望をいただいておりました「ソロ池」の水質改善について、新明和工業株式会社様のご協力を得て、商業施設の誘致と同時に、ライトアップができる噴水10基の整備も行う予定であります。

この「ソロ池」総合開発は、小野市中心のシビックゾーンにおいて、地元自治会、民間事業者、そして行政が三位一体となって進めていく事業であり、「新たな賑わい空間」の創造と美しい景観街並み形成により、小野市のより一層の活性化に繋がるものと期待しております。

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