2016年4月~6月分のバックナンバー

更新日:2022年02月09日

2016年6月29日(水曜日)

小野市防衛協会のあり方に一石を投じる

先日、小野市防衛協会総会に出席し、「小野市防衛協会」、そして小野市、加西市、加東市、西脇市、三木市、篠山市、丹波市、多可町の各防衛協会代表者で構成されている「青野原駐屯地連合会」のあり方に対し、「無関心から関心へ」、「当たり前のことを当たり前にする」という思いで問題提起をしてまいりました。

といいますのは、「青野原駐屯地」は小野市、加西市、加東市にまたがり、その全体面積は645ヘクタールありますが、その内、小野市域に係る面積は346ヘクタールと約54%を占めており、まさに小野市は「基地のあるまち」であります。しかるに、平成2年に青野原駐屯地を支援する目的で「青野原駐屯地連合会」が発足して以来、その会長は、小野市、加西市、加東市から交代で選出されるというルールがあるにもかかわらず、設立以来27年間で小野市から就任されたのは、たった1人の方が2年間だけという驚くべき事実があるからであります。

また、自衛隊法第97条の規定により、市長は、国からの「法定受託事務」として、自衛官の募集事務の一部を行うことになっており、「自衛官募集相談員」の委嘱については、市長と自衛隊地方協力本部長との連名により行うことになっているにもかかわらず、これまでの実情は市長抜きで、「密室」といわれても仕方がないところで委嘱者が選定されていました。これに対する改善の必要性は、自衛隊地方協力本部長をはじめ青野原駐屯地司令、また、自衛隊関係者の方々にも十分ご理解を得たところであります。

申し上げるまでもなく、小野市と青野原駐屯地とはこれまでからも良好な関係を維持しております。来る7月5日(火曜日)には、災害時における更なる連携強化を図るため、青野原駐屯地司令自ら約20名の隊員を伴い「小野市防災センター」へ来られることになっております。また、小野市長は、基地のある「全国基地協議会」の兵庫県唯一の理事でもありますので、明日、6月30日、東京で開催されます「全国基地協議会役員会・総会」へも出席いたします。

小野市が「基地のあるまち」の中心としての自覚を取り戻し、「いままではこうであったという前例を踏襲することなかれ、かくあらねばならんという固定観念から脱却」すべく、これまでの悪しき慣習を断ち切るべきであるという強い思いを、小野市防衛協会総会、そして市議会本会議においても申し上げたところであります。それらを踏まえて、「小野市防衛協会」、そして「青野原駐屯地連合会」の新たな創造と変革に大いに期待しているところであります。

2016年6月22日(水曜日)

「短歌・詩歌のまち小野」の発信

第27回上田三四二記念小野市短歌フォーラムで女の子が表彰されている様子の写真

6月4日(土曜日)に「第8回小野市詩歌文学賞」、「第27回上田三四二記念小野市短歌フォーラム」を開催しました。「小野市詩歌文学賞」では、短歌部門 米川千嘉子様の「吹雪の水族館」、俳句部門 西村和子様の「椅子ひとつ」を表彰させていただきました。

一方、「小野市短歌フォーラム」は、小野市出身の歌人故上田三四二氏の功績を称えて平成2年から開催しており、国内のみならずアメリカ、マレーシアなどからも投稿いただき、今年は過去最高となる約8,000首もの投稿をいただきました。

おなかが大きくなった母親と子供が向かい合って微笑んでいる「広報おの ONO Press 5月号」の表紙の画像

先月の「広報おの ONO Press 5月号」の表紙を覚えておられますでしょうか?小中高校生の部で最優秀賞を受賞された小野東小学校 土江愛絆さんの作品「おかあさん おなかのなかで あかちゃん そだてているよ たのしみだなあ」が表紙を飾っております。

そして、なんと今回は、小野市の陰山教育長が一般の部で4席に入選してしまいました。市長18年目になる私も毎年投稿しておりますものの、いまだに一度も入選できず非常に羨ましい限りですが、選考委員を務めていただいている永田和宏先生から「市長が入選できるまでは、選者を務めます」と励ましの言葉を頂きましたので、来年こそはと、知恵を絞りたいと考えております。

短歌フォーラムのような文化事業は、実績や成功、満足度を数値化しにくいものですが、今年第27回を数える「小野市短歌フォーラム」は、「単に消費するイベントではなく、継続することで市民の誇りという無形の資産を築き上げていく」ものでありますので、今後も「継続し続ける」ことで、小野市の魅力をさらに高め、市民の誇りという資産を築き上げてまいりたいと考えております。

2016年6月15日(水曜日)

35メートル級先端屈折式はしご付消防自動車導入

35メートル級先端屈折式はしご付消防自動車で救助訓練をしている様子の写真

小野市内にも10階建てホテルや北播磨総合医療センターなどの高層建築物が出現してまいりました。そこで、今年度「行政経営4つの柱」のひとつである「先手管理」の実践として、北播磨地域で最長の「35メートル級先端屈折式はしご付消防自動車」を導入しております。

早速、このはしご車を活用した救出訓練を、先月26日(木曜日)に「北播磨総合医療センター」で実施いたしました。火災により、上層部に取り残された要救助者を救出するという想定での緊迫した訓練でありました。

このはしご車は、先端が屈折することにより、障害物を回避しながら建物屋上に取り残された要救助者を迅速・的確に救出できるようになっているほか、先端には放水銃を装備しており、高所からの放水にも対応しております。

この最新鋭のはしご車が実際の現場において、使われることのないことを願っておりますが、いざという有事の際には確実に運用できるよう、このたびの訓練に限らず、日頃から十分な訓練を実施することにしております。加えて、今年度には「化学消防車」と「水槽車」の買い替えも予定しており、ますます、災害に対する「モノ」の備えが充実してまいります。

高層建築物からの救助訓練の様子を高いところから撮影した写真

しかしながら、これら「モノ」の備えだけでは、災害に対しては十分ではありません。そこで、今年度から女性消防団員の皆様とともに、避難所運営に関わる取組も始めております。「何が、どれくらい、いつまでに必要なのか?」、「物や人の配置の最善策は?」などを検証し、「避難所」を統率するリーダーを育成することにしております。

山崎断層帯地震や南海トラフ地震をはじめとする災害に対する「先手管理」の実践として「モノ」だけでなく「人」の備えもあわせて、今後一層の充実を図ってまいりたいと考えております。

2016年6月8日(水曜日)

神戸電鉄粟生線利用者数の謎

夕暮れに染まっている神戸電鉄粟生線の電車の写真

神戸電鉄粟生線は、利用者数の減少に加え、昭和40年代以降の複線化等の工事による多大な投資が経営を圧迫していることから、平成21年に沿線市である神戸市、三木市、小野市の3市と国、県、神戸電鉄等で「神戸電鉄粟生線活性化協議会」を発足させ、「乗って残そう未来の粟生線」を合言葉に利用者数の増加に向け、様々な利用促進施策に取り組んでおります。

そのような中、ビックデータを用いた平成25年度の神戸電鉄粟生線の実利用者数は、神戸電鉄が公表した672万人より190万人多い、862万人であったという驚くべき事実が判明し、唖然としているところであります。これは、湊川駅で電鉄小野駅までの切符を購入した場合、湊川駅は神戸電鉄有馬線に属するため、粟生線の利用者にはカウントされないという数え方に起因しております。

つまり、神戸電鉄を利用して電鉄小野駅から神戸三宮まで行く場合は、粟生線の利用者数にカウントされますが、神戸三宮から電鉄小野駅まで湊川駅経由で帰って来ても、神戸電鉄粟生線の利用者にはカウントされないということになるのです。この件について、神戸電鉄では一定のルールに基づき輸送人員をカウントしているため、特に問題はないという見解であります。

まばらに人が座っている神戸電鉄粟生線の車内の写真

利用者数は、経営や活性化にとって非常に重要な指標であるにもかかわらず、その数が、実態と大きく乖離していたことは、これまで「神戸電鉄粟生線活性化協議会」を通じ、様々な利用促進施策を講じていただけに、大変残念で重大な問題であると受け止めております。

平成27年度の神戸電鉄粟生線の利用者数は、対前年度に比べて10万人少ない646万人と発表されているものの、神戸電鉄全体では利益目標などを前倒しで達成できる見通しであると言われていることから、引き続き、ソフト面での利用促進は行うものの、神戸電鉄への支援については積極的な静観の姿勢で臨みたいと考えております。

2016年6月1日(水曜日)

認知症は早期診断・早期治療が肝心

小野市では、平成27年6月から認知症などで徘徊される恐れのある方の迅速な身元確認のため、靴や杖など、日常お使いのものに簡単に貼り付けることができる『お出かけ見守りQRコードシール』の無料配布(10枚まで)を行っております。

「お出かけ見守りQRコードシールはご存じですか?」のチラシ

徘徊に気づいた方が、スマートフォンなどでQRコードを読み取っていただければ、市の連絡先が表示されるというもので、要介護認定を受けている40歳以上64歳未満の方又は65歳以上の方で登録を希望される市民の方にお配りしております。

小野警察署とも連携しておりますので、シールに記載された番号を市又は小野警察署に連絡していただければ、素早く身元確認・保護につながります。

認知症などで徘徊される方のご家族からの相談があった場合には、積極的にこの「QRコードシール」の貼り付けを勧めており、現在約40名の方に登録していただいております。このシールを見かけられた方は、お見守りをお願いします。

なお、認知症は、早期診断・早期治療により進行を遅らせることができます。そこで、小野市では認知症になっても住み慣れた地域で安心して暮らせるよう「認知症初期集中支援チーム」を地域包括支援センター内に設置しております。

このチームは、認知症の早期診断・早期対応のために保健師や社会福祉士などが地域のサポート医と連携しながら対応する医療と福祉の専門職で構成されたチームですので、「最近、物忘れが多くなった。どこに相談すればいいのか?」など、認知症が気になる方、認知症の家族のことでお悩みの方は、お気軽に地域包括支援センターまでご相談ください。

2016年5月25日(水曜日)

願い事スポット~祈願そろばん設置~

そろばんの玉をモチーフにした「祈願そろばん」のモニュメントの写真

本年4月に小野市役所東駐車場にある巨大そろばんの下に、そろばんモニュメント「祈願そろばん」を新たに設置しました。巨大そろばんに触れると受験に合格するとの風説があったことから、様々な願い事をしていただけるスポットとして、新たな観光資源となることを目指しております。

祈願方法は、願いを込めながらモニュメントに設置しているそろばんを弾いていただきます。例えば、受験の合格祈願であれば、「5・9(合格)」、夫婦円満であれば「1・1・2・2(いい夫婦)」など、願いを数字に込めて玉を弾き、大きなそろばん玉を触るという手順になっており、早速私も願い事をしてまいりました。ぜひ、皆さんの願い事を数字に置き換えてみてください。

「そろばんのまち 播州小野」と書かれた看板の上にある巨大そろばんのモニュメントの写真

また、巨大そろばんについても改修工事を実施いたしました。巨大そろばんは、昭和49年に「そろばんのまち小野市」のPRのため大池のほとりに設置し、昭和58年に現在の場所に移転しました。年末に、年越しを彩る風物詩として年表示の変更作業を行っておりましたが、近年、非常に老朽化が進んでいました。そこで、この度のモニュメント設置を機に改修工事を行い、看板についても「そろばんのまち 播州小野」と新たに重厚感のあるものに変更しましたので、ぜひ一度、ご覧になってください。

小野市の伝統産業には播州そろばん以外にも、兵庫県の伝統的工芸品に指定されている播州鎌などの小野金物があり、全国的に大きなシェアを誇っています。
平成28年度からは、これらの伝統産業に係る「伝統的工芸品等後継者育成支援事業」を実施しており、伝統ある匠の技術の継承を図ることとしております。古くから受け継がれてきた伝統産業を大切にしつつ、現代風にアレンジし、付加価値を付けていくことが重要であると考えております。

2016年5月18日(水曜日)

市内全校小中一貫教育開始

小野市では、平成17年度より市内全4中学校区で進めておりました小中連携教育を生かし、平成28年度より国で制度化された「小中一貫教育」を、市内全4中学校区で推進しております。

「7年1組」と書かれた教室と廊下の写真

中学校区内の小中学校を一つの学校とする「義務教育学校」とは異なり、校区内のそれぞれの小中学校は、そのまま維持しつつ、中学校区内の小中学校が一体となり、共通の「教育目標」を設定し、子どもたちの発達段階に応じて義務教育9ヵ年を系統立てた一貫教育を行い、子どもたちの成長を促すことにしております。

中学校長が総合調整を担い、校区内の小中学校教職員が、9ヵ年の連続性を意識して組織的に議論しながら「教育目標」を明確にし、方向性を合わせて児童生徒の発達段階に応じた指導を行うことで、創造力豊かな教育を展開しつつも、揃えるところは揃える軸のしっかり一貫した組織的な教育を展開することができます。

教職員一人ひとりにとっても、授業スタイルや生徒指導のあり方など、お互いに協議・研究しながら、それぞれの教職員の良さを学ぶ機会が増え、OJTにより、教職員の指導力も高まっていくものと考えております。

通し学年(1年生~9年生)の使用も、義務教育9ヵ年の連続性の意識を高める取組のひとつであります。義務教育9年間を、「4・3・2」と区分し、1年生から4年生までの『生きる力の基礎養成期』では「わくわく感のある意欲的な学び」を、5年生から7年生までの『おとなへの変容期』では「知的好奇心に基づく主体的な学び」を、8年生と9年生の『夢と希望に向かう自立期』では「目標意識を大切に自立した学び」を目指しています。

小中一貫教育のポイントは、校長を含めた教職員全員が目標を共有し、組織として一体的継続的に取り組むことであると考えております。

2016年5月11日(水曜日)

小野市で就職するという選択~おのワクナビ開設~

小野市では、若者が市内で就労することによる地元定着と企業の人材確保を目的として、企業の魅力や特徴を紹介する「小野市企業紹介ウェブサイト“おのワクナビ”」を開設いたしました。

「住むなら!やっぱりおの」と書かれたおのワクナビのホームページのトップ画像

現在、市内企業48社に登録していただいており、企業の事業概要、魅力、特徴、直近3年間の正規社員の採用状況、企業代表者から若者へ向けたメッセージなどを紹介しております。

この48社には、市内工業出荷額の約4割を占めている小野工業団地、小野流通等業務団地にある企業18社のほか、オンリーワンの技術や国内外でトップシェアを誇る優れた製品を有する企業にも多数登録していただいております。

学生の皆さんの就職活動が本格化するシーズンを迎えておりますが、新卒の方だけでなく、転職をお考えの方や小野市で起業をお考えの方にも、是非とも「おのワクナビ」をご覧になっていただきたいと考えております。

また、来春卒業予定の学生だけでなく、平成26年3月以降の既卒者を対象として、下記のとおり「北播磨学生就職フェア2016」を開催予定としておりますので、こちらも是非とも参考にしていただければと考えております。

  • 日時:平成28年6月15日(水曜日)13時30分~15時30分
  • 場所:小野市うるおい交流館エクラ 市民交流ホール・大会議室

安全安心な暮らしのもと、子育て支援や教育環境が充実している小野市で働き、小野市に住んでみませんか。小野市の地方創生は、元気な若者が市内で就労し、住んでいただくことで始まります。

2016年5月4日(水曜日)

兵庫県市長会会長に就任

先週、4月28日(木曜日)に神戸で開催されました「兵庫県市長会」総会におきまして、「兵庫県市長会会長」という大役を仰せつかりました。昭和30年に結成以来、61年に及ぶ歴史と伝統のある「兵庫県市長会」の会長に選任いただきましたことは、この時代の大転換期において、その責任の重大さを痛感しております。

兵庫県市長会会長で市長が前で発言している写真

国においては「一億総活躍社会」を目指し、男性も女性も、若者も高齢者も、国民一人ひとりが、それぞれの能力を発揮でき、それぞれが生きがいを感じることができる社会を創ろうとされております。

しかしながら、国に言われるまでもなく、それぞれの地域が「画一的横並びの仲良しクラブ」から脱却し、地域の特性に応じ、創意工夫を凝らし、その地域にしかない「オンリーワン」を、これまでからも追求し続けてまいりました。

現在、日本の最大の危機は「3Y」の若者が急増していることだと言われております。すなわち、「欲ない」、「夢ない」、「やる気ない」ということであります。
兵庫県市長会におきましては「3Y」ではなく、「欲」と「夢」、そして「やる気」を出して、精一杯、直面する課題に取り組むとともに、「この兵庫から国を変える」という強い思いを持って、取り組んでまいりたいと考えております。

人口減少、超少子高齢社会の一層の進展に伴い、我々、自治体を取り巻く環境は、益々厳しさを増し、縮小していくこれからの自治体を支えるものは、まさにリーダーたる市長の「知恵」と「熱意」であります。

平成22年の近畿市長会会長、そして現在の全国市長会副会長の経験を活かし、兵庫県市長会会長として、意見を集約一本化し、まとまりを持って、兵庫県、近畿市長会、全国市長会と連携を図りながら、円滑な運営に努めてまいりたいと考えておりますので、皆様方のご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

2016年4月27日(水曜日)

小野市新庁舎建設基本計画策定

昭和39年10月に竣工した小野市役所庁舎は、昭和の高度成長期を経て50年以上の長きにわたり、市の拠点施設として小野市の発展を支えてまいりました。しかしながら、老朽化は著しく、雨漏りをはじめ、各部署が本庁舎、第2、第3庁舎、西庁舎と分散していることに加え、バリアフリー化にも対応できておらず、来庁の皆様にはご不便をおかけしております。

上空から見た小野市役所新庁舎周辺の完成イメージ

このような背景から、昨年9月市議会冒頭のあいさつで新庁舎建設を申し上げたわけでありますが、このたび、『郷土を愛する人たちの「夢」と「誇り」のランドマーク~”未来(ゆめ)のまち小野“の創造拠点~』を基本コンセプトに、「小野市新庁舎建設基本計画」を策定いたしました。

新庁舎建設予定地周辺は、うるおい交流館エクラ、図書館をはじめ、小野警察署、ホテルやショッピングセンターなどの様々な都市機能が集積している「シビックゾーン」に位置し、新しいまちの核として相応しい場所になっています。さらに県道三木宍粟線に面し、国道175号へのアクセスも優れ、将来の地理的ポテンシャルの高い立地場所でもあります。

四つの基本方針、すなわち、(1)「徹底した市民サービスの追求」、(2)「効果的な行政運営の展開」、(3)「市民の安全・安心な暮らしの確保」、(4)「環境変化への対応」のもと、総延床面積約10,000平方メートル、事業費約50億円規模の庁舎整備目標を定めております。今後、50年、100年先を見据えた“NEXT小野”創生のランドマークとなるよう具体的な整備計画を進めることにしておりますので、ご理解、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

2016年4月20日(水曜日)

熊本地震被災者の方々にお見舞い申し上げます

このたびの熊本県を中心に相次いで発生している地震により被災された方々に対し、心からお見舞いを申し上げます。4月14日夜 熊本県益城町において震度7という大きな地震が発生したかと思えば、4月16日未明には「本震」とされるマグニチュード7.3の阪神淡路大震災級の大地震が発生し、その後も地震活動が終息する気配もなく、改めて地震の恐ろしさを感じております。

4人の消防隊員のうちの1人が市長に向かって敬礼している写真

小野市においても、緊急消防援助隊として消防本部の隊員を被災地に派遣したほか、被災地では断水の状況が続き、飲み水が不足している状況でありますので、ペットボトルに詰めた「おのみーず」2,000本と給水袋を、取り急ぎ被災地に発送することにしております。今後も必要に応じて、さらにお送りする予定であります。

おのみーずが入った段ボール箱が積み上げられている写真

また、先週15日(金曜日)からは、市役所ロビーに、義援金箱を設置し、市民の方々に被災地への義援金を呼びかけております。

先日、毎年恒例の「小野市消防大会」を開催し、地域に根ざした地道な消防団活動が、万が一の災害に対する「先手管理」であると申し上げたところでありましたので、このたびの熊本地震を教訓として、小野市においても今一度、発生が予測される山崎断層帯地震、南海トラフ地震等の災害対応への備えを、さらに進めてまいりたいと考えております。

2016年4月13日(水曜日)

中国青海省西寧市の代表団が小野市を視察

晩餐会で撮影した中国青海省西寧市の代表団との記念写真

先週の4月4日から5日にかけて、中華人民共和国の青海省西寧市(せいかいしょう・せいねいし)の代表団が小野市を訪問されました。この代表団は、昨年7月から8月にかけて、全国市長会副会長として全国市長会を代表して、「日中地域間交流推進セミナー」における基調講演とパネルディスカッションのコメンテーターとして西寧市を訪問させていただいたご縁で、小野市を訪問されたものであります。

西寧市は、日本の面積の2倍の広さを誇る青海省の省都で、人口230万人を有する大都市でありますが、昨年のセミナーにおける基調講演に対して「環境、教育、医療などは西寧市でも大きな問題であり非常に参考になった。人口規模は違っても自治体経営の基本理念と管理手法は大変勉強になった」との高い評価をいただいておりました。

クリーンセンターに中国青海省西寧市の代表団を案内している様子の写真

このたびの訪問では、先方が希望された「小野クリーンセンター」、「小野中学校」、「北播磨総合医療センター」を視察いただきました。さらに、せっかくの機会でありますので、小野市を広く知っていただくために「国宝浄土寺」や「おの桜づつみ回廊」へもご案内したところです。

たとえ国が違い、人口規模が大きく異なっても、抱える課題は同じであります。その同じ課題に対し、自治体経営を預かるもの同士として、行政経営の理念を共有し、その管理手法を議論することは非常に有益でありました。

同時に、このたびの西寧市代表団の訪問に際し、小野市内から3名の方々に通訳のご協力をいただきました。専門用語も出てくる中で、会話の通訳だけでなく、配布資料の中国語への翻訳までご協力いただき、小野市にこのような素晴らしい人材がおられることを発見したことも大きな成果でありました。

桜が満開のおの桜づつみ回廊に中国青海省西寧市の代表団を案内している様子の写真

このたびの訪問に際しては、施設などを表面的に案内するだけでなく、その背景にある仕組み、理念などもあわせて説明したところです。西寧市代表団の方々も非常に満足されていた様子であり、歴史や文化も日本とは大きく異なりますが、この訪問を契機に西寧市の発展に少しでもお役に立てればと考えております。

2016年4月6日(水曜日)

新年度市長方針 「次世代の『礎』を築くためのチャレンジ」

今年度の市長方針は「次世代の『礎』を築くためのチャレンジ」です。小野市も、ようやく他の都市並みに都市基盤が整い、まさにこれからが、小野市の更なる発展のための「真の正念場」を迎えます。平成28年度においては、「市役所庁舎の移転新築」、「新産業団地の整備」というビッグプロジェクトに加え、「子育て支援」や「教育」の更なる強化、「高齢者の活躍推進」など、いよいよ“小野市流地方創生”のチャレンジが実行段階に入ります。

人口減少、超高齢社会の真っ只中にあって、未来の小野市の“あるべき姿”を追求するための、いわば『小野市百年の計』の礎を築く年でありますので、確固たる”理念“のもと、ゼロベースの発想で『新たな価値観の創造』にチャレンジしてまいりたいと考えております。

平成28年度の市長方針について書かれた画像

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