2002年7月~9月分のバックナンバー

更新日:2022年03月16日

2002年9月25日(水曜日)

皆さんにお伝えしたいうれしいニュースがあります。
小野流通等業務団地に、「大手パン・菓子メーカーのフジパン株式会社が進出する」というニュースです。
すでに新聞で、ご存知の方は多いと思います。

小野市には、平成元年に完成した小野工業団地と平成6年に完成した小野流通等業務団地の2つの産業団地があります。
工業団地は、アクシスマテリア、神戸合成?や来年早々の操業開始をめざすサイゼリヤの進出により全区画が売れ、進出企業は現在27社となりました。

一方、流通等業務団地は、現在5社が進出し、6区画が残った状態でした。今回、総投資額約30億円、従業員数約200人のフジパン株式会社の工場進出により、全12区画のうち8区画が埋まることになります。
この2つの産業団地を合わせ、充足率は97%となり、100%までもう少しです。

バブル崩壊後は、長引く景気低迷の影響で、企業の新たな工場進出などはなかなか難しいとよく耳にし、近隣の産業団地では企業誘致に苦戦していると聞いていました。しかし、今回の工場進出が決定したことは、山陽自動車道や4車線化された国道175号の優れた交通体系など小野市の良さをPRし、積極的に企業誘致に取り組んできた成果だと思います。

また、雇用が冷え込んでいる中での工場進出とあって、働く場が確保できるなど小野市の活性化にとって大変ありがたいと思っています。
今後も、流通等業務団地の早期完売を目指し、積極的に企業誘致を進めていきたいと思います。
進出が決定した時は、数年前の、企業に身を置き、日々全国各地を走り回っていた頃の自分を思い出しました。

2002年9月18日(水曜日)

「ハートランドフェスタ2002」や、「ひょうごフローラフェスタ」などが始まった9月14日からの三連休は、市内、市外から約16万人もの方々がひまわりの丘公園にご来場くださり、たいへんな賑わいでした。
皆さん、楽しんでいただけましたか。北播磨地域の多彩な魅力を感じていただけましたか。

野外でのイベントは、天候がたいへん気になります。おかげ様で、この三連休は、雨も降らず、良いイベント日和でした。世間では、水不足といわれているところもありますが、23日までの間、ひまわりの丘公園だけは、なんとかいい天気が続いてほしいものです。

さて、この3日間、私は、オープニング式典の出席をはじめ、すべての催し会場を見てまわりました。ハートランドフェスタでの太鼓演奏や子供歌舞伎などの郷土芸能やじばさん元気市などは、北播磨4市8町のそれぞれの特色や地域性が出ていて大変おもしろく感じました。

また、9月16日(月)、「ひょうごフローラフェスタ」の催しの一つである「ガーデンウエディング(2カップル)」で、私はミニスターを務めさせていただきました。ご結婚おめでとうございます。素晴らしい結婚式でありました。

私は、ミニスターなんて初めての経験で、新郎新婦たちに満足いただけたかどうか分かりませんが、その時は、新郎新婦たちの素晴らしい門出を祝福し、ただ「幸せになりますように」と心の中で祈りながら一生懸命務めさせていただきました。
私も結婚して二十数年が経つのか…。

これからは、2人で力を合わせ、素晴らしい家庭を築いていただきたいと思います。また、9月22日(日曜日)に、もう2カップルのガーデンウエディングが行われます。この時、私はミニスターでありませんが、式場に来られる方々と同様、新郎新婦たちの素晴らしい門出を祝福したいと思います。

「ひょうごフローラフェスタ」(9月14日~23日)はまだまだ続きます。
22日と23日は「小野市産業フェスティバル」が開催されます。たくさんの方々のご来場をお待ちしています。

2002年9月11日(水曜日)

「ひまわりの丘公園」南側農地の市花「ひまわり」50万本がもうすぐ満開です。「よかった」の一言です。
例年は、7月下旬に満開となっていますが、今年は、北播磨21世紀記念事業「ハートランドフェスタ2002」(9月14日~16日)や、第2回「ひょうごフローラフェスタ」(9月14日~23日)が「ひまわりの丘公園」で開催されるため、9月に開花時期をずらしました。
開花時期をずらして、「ひまわり」は咲くのかと心配していましたが、みごとに咲いてくれてよかったです。

さて、「ハートランドフェスタ2002」は、住民・産業・行政が一体となって地域の魅力を創出・発信していく21世紀記念事業であり、「自然・匠・交流」をテーマに、4市8町で構成される北播磨地域の多彩 な魅力を体験できる地域交流型イベントです。
北播磨地域4市8町の自慢のパフォーマンスやプロを招いての歌と笑いのゲストステージ、キャラクターショーといったステージイベント。ミニSLの乗車会、鉄道模型の模擬走行、子犬や子牛とのふれあい、ポニーの乗馬といったアミューズメントコーナー。約80ブースものフリーマーケットなどなど。北播磨地域全体が一体となって行う初めての大規模なイベントです。誰もが楽しめるこの秋一番のおすすめイベントになること間違いなし!です。

また、第2回「ひょうごフローラフェスタ」は、淡路花博の理念を引き継いだ花と緑のまちづくりの推進を図る花と緑の祭典で、大花畑やガーデニングの展示、ガーデンウエディングなどが行われます。その他「じばさん元気市」「小野市健康福祉フェア」「かかしフェスタ2002」「小野市産業フェスティバル」も同時開催されます。

皆さん、小野市で、北播磨それぞれの地域の魅力を満喫してみませんか。
今週の土曜日(9月14日)から始まります。ぜひご来場ください。

2002年9月4日(水曜日)

平成13年度の決算がまとまりした。
一般会計をはじめ全ての会計で黒字となりました。特に、病院会計は、経営改善に取り組んだ結果、2年連続の黒字となりました。

一般会計についても、歳入194億6,800万円、歳出188億8,400万円で、翌年度への繰越分を引いた実質収支は4億円の黒字となりました。
市税が2年連続マイナスとなるなど厳しい経済環境でありましたが、市民の皆様の声を十分反映させ、事業を積極的に実施しました。
市の借金である地方債残高は、発行額の抑制により前年度並みとし、一方、入札制度の改善や人件費の抑制、その他経費の削減により基金の取崩しを行わず、また、現在使用していない普通財産を洗い出し、その売却による収入などを基金に積み立て、基金残高を10億円増やすなど健全財政に努めました。

主な事業については、まちづくりモニター制度等を創設し、これまで以上に市民の皆様の声を積極的に反映させ、福祉・教育分野をはじめ多くのソフト事業に取り組みました。きらら通りでは市民参加によるアダプトプログラムの活動を開始しました。
ハード整備では、4月にオープンしたひまわりの丘公園や温泉活用施設の整備など賑わいづくりに資する基盤整備や、ソーラー発電設備を導入した来住小学校校舎の改築、児童館「チャイコム」の建設に取り組みました。

ところで、小野市では、平成11年度から民間企業の財務諸表の一つであるバランスシート(貸借対照表)を作成しています。ご存知でしょうか。今までの決算書や決算報告書だけでは、庁舎や学校、図書館、道路などの資産がどれだけあって、それらに対する負債はどれだけあるのかなど、財務状態が解りにくいという点がありました。
このバランスシートという新しい財務諸表を取り入れることにより、年度末時点での財務状態を示し、より健全な財政運営に役立てようとしています。

平成13年度末のバランスシートでは、土地・建物、道路などの資産は675億円(2.4%の増)、地方債などの負債は201億円(2.0%の増)、資産から負債を差し引いた正味資産は474億円(2.6%の増)となりました。
市民一人あたりでは、資産が135万円で昨年より3万円の増、負債が40万円で昨年より1万円の増、正味資産が95万円で2万円の増となりました。
ちなみに、兵庫県民一人あたりでは、資産が117万円、負債が75万円、正味資産が42万円で、資産は小野市の方が多く、負債は兵庫県の方が多くなっています。

これからも、このバランスシートを活用し、また、行政コスト計算書なども取り入れ、健全な財政運営に努めていきたいと思います。

2002年8月28日(水曜日)

皆さん、ご存知ですか?
先般発行された経済誌「週刊ダイヤモンド」(株ダイヤモンド社発行)の特集「ニッポン全698都市ランキング2002『ベストシティ・ランキング』」で、小野市が昨年の43位に引き続き、2年連続して55位にランクインしました。
2年連続してランクインしたのは、近畿92市中でわずか5市、兵庫県では小野市だけです。
すごい!?うれしいですね。

このランキングは、地域経済専門のシンクタンク・日本統計センターと週刊ダイヤモンド編集部が共同で年に一回、各種の統計データ30項目をもとに日本の全698都市(東京特別区は23区ごと、残りは市制を敷く675都市)の実力評価を試みるものです。快適性、経済力、成長度を表す統計データをそれぞれ集計して算出し、「快適性」「経済力」「成長度」の3つの指標がすべて偏差値50以上の都市を「ベストシティ」と定義して選定されます。
小野市の偏差値は、「快適性」50.30(296位)、「経済力」50.44(316位)、「成長度」54.49(132位)、ベストシティ指標(3指標の偏差値の平均値)51.74(55位)でした。

この評価結果は、小野市が「快適性」「経済力」「成長度」の各要素をバランスよく併せ持った都市であるということと、また、将来においても期待が持てる素晴らしい都市であるということの証だと私は考えています。
一方、このような素晴らしい評価を受けた市であることに、どれだけの市民の方が実感しておられるのか…疑問?

このような素晴らしい評価が、市民の方により実感してもらえるように、これからも、「住んで良かったと思えるまち、住んでいることを誇りに思えるすばらしいまち」をめざし、全力で頑張りたい。
来年はもっと上位に…。

2002年8月21日(水曜日)

先日、久しぶりに、出石そばを食べてきました。実は、姫路へ行こうと思っていたのですが、たまたま道を間違えたおかげで出石へ行くことになりました。出石そばは、おいしかったです。
帰りに、但東町のシルク温泉につかってきました。肌がつるつるになると評判のある温泉です。私の肌がつるつるになったかどうかは分かりませんが、少し疲れがとれた感じがしました。

さて、小野市の「(仮称)白雲谷温泉」も平成16年の春オープンに向け、この秋から建設工事に着工します。「健康」「森と水」「ふれあい・交流」をテーマに、子どもから高齢者までの幅広い人々が親しみを持って利用し、ここしかない独自性のある温泉を考えています。

この温泉の位置は、小野市の南西部で、中国・山陽自動車道で大阪・神戸から約1時間圏内のところにあります。春を彩る八重桜やシベリア方面から鴨が飛来する県立自然公園「鴨池」、淡路島を眺望できる「きすみの見晴らしの森」など緑豊かな自然環境に恵まれたところです。

泉質は、鳥取県の皆生温泉や石川県の片山津温泉に似て、豊富なミネラルを含む食塩泉で「保温効果」に優れています。温泉に詳しい人ならどのような効用があるかお分かりだと思います。神経痛・筋肉痛・関節痛など19種類の病に効用があります。
その泉質を最大限活かすため、「水辺の湯」・「森の湯」(これは浴室です)には、合わせて20種類の温浴メニューを配置する予定です。そのほか、「福祉風呂」「足湯」を設置するなど、近隣にはない特色を活かした温泉を考えています。

皆様に喜んでいただけるよう最善を尽くし頑張りますので、どうぞご期待ください。
また、オープンまで待てないという方には、無料で温泉をお持ち帰りできる温泉スタンドをご用意しています。ご利用ください。
なお、只今、愛称募集中(8月30日まで)です。素晴らしい愛称をお待ちしています。
(詳しくは、温泉活用施設整備室のホームページをご覧ください。)

2002年8月14日(水曜日)

8月12日(月曜日)、多くの市民から望まれていた児童館がオープンしました。
愛称は「チャイコム」、チャイルド・コミュニティ・センターの略です。皆さん覚えてくださいね。

多くの親や子どもたちが訪れ、毎日元気な歓声で賑わう施設となるよう思いが込められています。また、子育てを地域社会で支援し、安心して子どもを産み育てることができる「子育て支援の拠点施設」として整備し、隣接する「ひまわりの丘公園(甲子園の約2倍の大きさ)」の広々としたロケーションを十分に活かし、公園と調和・融合し一体利用できる児童館です。施設の中には、遊戯室・幼児室・図書室・集会室・相談室などがあります。

ところで、この「チャイコム」の総事業費はいくらだと思いますか。建築費や土地代などで約2億3千万円です。財源は地方債で、金融機関からの借り入れにより資金調達しています。借り入れを行えば、当然、返済が必要になります。その返済は、税金で支払っていきます。財源は地方債といっても、最終的には税金です。

何故、借り入れを行うのか少しお話をします。
今、お金がないという理由だけで借り入れを行うのではありません。その事業効果が将来にわたって及ぶことから、その計画を立て、今の世代だけでなく、後の世代にも均等に、公平な負担となるよう考慮して借り入れを行います。

この「チャイコム」にもたくさんの税金が使われています。
市民の皆さんに、愛着をもって活用していただき、また、多くの親や子どもたちが訪れ、毎日元気な歓声で賑わうように、市民の皆さんと一緒に、この「チャイコム」を育てていきたいと思います。

最後に、名付け親は、小野市市場町の藤原さん(高校2年生)です。愛称応募数132点の中から選ばれました。

2002年8月7日(水曜日)

「市長に再質問します。市長が言われた市の決まりをほとんどの大人の人は知っておられるのですか。ほとんどの大人の人が知っておられたら、私たちのすんでいるまちのごみはなくなると思うのです。」と、ある議員の質問。
私は、正直「こまったな」と思いました。(おそらく、助役をはじめ議会に出席した関係者は皆同じ思いだったのでは?)

「行政は条例などの決まりを作れば、広報などでみんなにお知らせをしています。しかし、お知らせをしたからといって、どれくらいの人がそれを知っているのかは調査しておりませんので分かりません。十分に伝わっているとは言いがたいです。大切なことは、みんながそれをどれだけ実感しているのかということです。これを機に、決まりをどうやって分かりやすく知らせるかについて、検討していきたい。」と、私の答弁。

このやりとりは、7月31日に行った「小学っ子議会」での1シーンです。
20名の議員から、「大池の水のよごれについて」や「ひまわりの丘公園になぜペットが入れないのか」など、たくさんの鋭い質問を受けました。質問の中には、事前に十分調査をされているものもありました。日ごろから、小野市のことについて関心をもたれ、真剣に考えておられるのだと感じました。この日は、子どもたちに、大変勇気づけられました。

私は常々、「今まではこうであったという前例を踏襲するのではなく、固定観念にとらわれないフレキシブルな思考で行動」と職員に言っておりますが、この子どもたちの目を見ていて、私も含め職員に「今一度、自分自身を見つめ直そう」と言いたい…。
子どもたちに、大いに期待しています。

2002年7月31日(水曜日)

小野市のホームページに新たに加わりました「こんにちは市長です」の出番です。「ちょっと、感じたこと」や「ひとりごと」、「思い付き」などを、毎週、水曜日にお届けします。(ほんまに続くやろか?大変!)

小野市と私について少しお話をします。
小野市は2本の高速自動車道、すなわち中国道と山陽道に挟まれたところで、夜7時のNHKニュースの前にある天気予報で、兵庫県南部の「お天気マーク」がつく場所です。気にかけてくださいね。
学生時代に下宿していた時、また、サラリーマン時代に、ふるさと小野を天気予報とダブらせながら思い出したこともありました。ふるさとを一度離れてみた人ならこの気持ちが少しわかるかもしれませんね。
ふるさと小野を離れて二度と帰ることはないと思っていたのに、今、小野市の行政に携わっている。人の運命とは、ご縁とは、不思議なものです。

そんな小野市から母校の後輩たちが、ふるさとを全国に発信してくれました。
169校が参加した全国高校野球兵庫大会で、小野高野球部がベスト8。そして、全国から5,094人がチャレンジした「NHK杯全国高校放送コンテスト朗読部門」で、小野高三年の大西君が見事「優勝」。8月8日からの全国高校野球大会の開会式で司会を務められるそうです。頑張ってください。

今日は、元気な若者の発信から

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