個人情報保護に対する過剰反応
個人情報保護に対する過剰反応
個人情報保護法が平成17年4月1日に全面施行されてから、個人情報は大切なものだという認識が高まる一方で、個人情報保護を理由に、必要となる個人情報までもが提供されなくなったり、各種名簿の作成が中止されるなど、いわゆる「過剰反応」といわれる状況が一部で見られます。
個人情報保護法においては、あらかじめ本人の同意を得るか、又は同意に変わる措置を講じることにより、クラス名簿や自治会名簿あるいは緊急連絡網などを作成・配布することができますし、大規模災害や事故などの緊急時や捜査関係事項照会への回答のような場合には、本人の同意を得なくても情報提供できる場合があります。また、国勢調査など各種指定統計調査に対して、個人情報保護法を理由として協力しないというのは誤りです。
個人情報保護法を正しく理解し、個人情報を保護するとともに、個人情報を上手に利用することが大切です。
更新日:2023年04月11日