11月は児童虐待防止推進月間
児童虐待は社会全体で解決すべき問題です。
現在、保護者や同居人などによる子どもへの虐待が深刻な問題になっており、相談対応件数は増加しています。
虐待は、特別な家庭だけの問題ではなく、育児不安や生活のイライラ、孤立感などから始まることが多いと言われ、親も子もともに苦しめ、心に大きな傷を残します。
こうした状況を踏まえ、平成16年度から、児童虐待防止法の施行月である11月を『児童虐待防止推進月間』と位置づけ、児童虐待問題に対する社会的注意喚起を図るため、『オレンジリボンキャンペーン』として、全国的に広報・啓発活動を実施しています。
令和6年度児童虐待防止推進月間標語
『189(いちはやく) 気づいてあげて そのサイン』
ステップ1 | 通告を受ける |
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ステップ2 | 家庭訪問や、学校・幼稚園・保育所(園)・認定こども園に子どもの様子を確認して、調査・安否確認を行う。 |
ステップ3 | 虐待が疑われる場合、情報を集め、「小野市要保護児童対策地域協議会」で関係機関と情報を共有。今後の支援対策を検討します。 在宅での生活が可能な場合、定期訪問や見守りなどを実施。 子どもの命に関わる状況や、養育環境が改善しないときは、こども家庭センターが、一時保護など緊急の対応をとります。 |
子育て中のおとうさん、おかあさんへ
このようなことはありませんか。
- イライラして子どもにあたってしまう
- 自分の子どもなのに、かわいいと思えない
- 子育てがうまくいかない
- 誰も気持ちを分かってくれない
- 子ども時代に受けた虐待によるこころの傷が残っている
子育てを一生懸命しているからこそ、イライラしたり落ち込んだりします。子育ては、一人でできるものではありません。
助けを求めることは、決してはずかしいことではありません。ひとりで悩まず相談してください。何か糸口が見つかるかもしれません。
子どもに対してイライラした時は…

- 子どものいない部屋に行き、ゆっくり深呼吸をしましょう。鼻から息を吸い込み、口からゆっくり息をはきましょう。
- 心の中で1から10まで数えましょう。
- 好きな音楽を聴いたり、ストレッチをしたり、ちょっと好きな物を食べて気分転換しましょう。
- 誰かに話を聞いてもらいましょう。
親も子も元気になる子育てのヒント…
とっておきのひとこと=共感的表現
ご飯の時間なのに、子どもがテレビを消さないとき、「いい加減にテレビを消しなさい」と言ってしまいがちですが、「テレビを見たい気持ちは分かるけど、ごはんだからテレビを消すよ」と共感的な表現を使うことにより、子どもの思いを理解しようとする親の気持ちが子どもに伝わり、つぎの行動へのやる気を起こさせます。
共感的表現の基本形は、「○○したい気持ちはわかるけど、…しようね」です。
地域の皆さんへ
あなたも子育てを応援し、虐待を防止するネットワークの一員です。
「子どもの激しい泣き声や親の怒鳴り声が毎晩聞こえる」などと心配していませんか。
子どもの泣き声は、「親自身が助けを求める心の叫び」でもあります。
通報は、支援の始まりです。通報された方の名前や内容についての情報は法律により固く守られます。
一人で抱え込まず、通報・相談をしてください。
小野市でのオレンジリボンキャンペーン ~児童虐待防止・早期発見にむけて~
公用車に児童虐待防止啓発用ボディパネルを掲示します。

更新日:2024年11月07日