週休2日制度を活用する工事の実施について
建設業界では若手や女性技術者を中心とする将来の担い手確保が重要な課題となっており、工事現場における労働環境の改善が求められています。小野市では、より多くの建設会社がその必要性を認識し、休日を拡大する雰囲気を醸成していくことを目的として「週休2日制度を活用する工事」を令和7年4月より実施します。
週休2日制度を活用する工事の内容
1.週休2日制度
■対象工事
建設土木、農林土木工事及び上下水道工事
■対象外工事
・「小野市工事検査規程」において工事成績評定の対象外となる工事
・単価契約による工事、点検・清掃・除草等の作業、災害に伴う緊急工事及び応急工事
・「公共建築工事積算基準」を用いる建築工事、設備工事
・その他市長が対象外と認める工事
※災害復旧工事や終日通行規制工事などで、特に早期復旧、早期開通を必要とする工事は、本制度の対象から外すことができる。
2.週休2日制度(交替制)
■対象工事
建設土木、農林土木工事及び上下水道工事のうち、「週休2日制度」による実施が困難な下記の工事を対象とする。
・道路、河川等の公共性のある施設の維持管理工事等、緊急性が高く、休日(土日、祝日)に作業が必要な工事
・昼夜を問わず24時間体制で作業が必要となる工事
・現場条件や供用までの工期に制約があるなど現場閉所が困難と認められる工事
・災害復旧工事など社会的要請により休日確保が困難な工事
■対象外工事
・「小野市工事検査規程」において工事成績評定の対象外となる工事
・単価契約による工事、点検・清掃・除草等の作業、災害に伴う緊急工事及び応急工事
・「公共建築工事積算基準」を用いる建築工事、設備工事
・その他市長が対象外と認める工事
3.実施方法
対象工事については、入札段階(入札公告、特記仕様書等)で、「週休2日制度」又は「週休2日制度(交替制)」の対象であることを明記します。
4.予定価格への反映(労務費等の補正)
当初予定価格に4週8休以上を達成した場合の補正係数を諸経費体系別に乗じるものとする。
なお、現場閉所の達成状況を確認後、4週8休に満たないものは、週休2日制度の補正係数による補正を行わずに減額変更する。
経費等の補正については、次のとおりとする。
国土交通省 土木工事標準積算基準に基づく工事については、積算基準の運用(積算参考資料1)[兵庫県土木部]「週休2日制(土日現場閉所及び交替制(月単位))の経費補正における積算要領」により計上する。
農林水産省 土地改良工事積算基準(土木工事)に基づく工事については、農林水産省「工事における週休2日の取得に要する費用の計上に関する試行について」、兵庫県農林水産部農地整備課「週休2日制度等に関する補正係数と端数処理について」により計上する。
水道工事については、全国簡易水道協議会「水道事業実務必携」、兵庫県企業庁の運用により計上する。
※要領は適宜改定されるため、適用にあたっては、常に最新のものを参照すること。
5.工事成績評定
「週休2日制度」又は「週休2日制度(交替制)」の達成状況により評価する。
※考査項目別運用表:総括監督員の工程管理欄にて評価する。
6.確認方法等
・「週休2日制度」:「工事履行報告書」により確認する。
・「週休2日制度(交替制)」:「休日確保状況報告書」により確認する。
7.適用日
令和7年4月1日以降に入札公告又は通知を行う工事から適用する。
更新日:2025年03月03日