庁舎および市立図書館の省エネ設備の導入(地方公共団体カーボン・マネジメント強化事業)

更新日:2023年05月09日

小野市では、二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金「地方公共団体カーボン・マネジメント強化事業」の採択を受けて、市役所庁舎及び図書館の空調・照明設備について省エネ設備の導入を行い、エネルギー起源CO2排出量の削減に取り組んでいます。

庁舎外観

空調設備

空調機への負荷低減のため、湿度調整可能なデシカント空調機を採用しています。デシカント空調機は、外気を除湿するのではなく、室内からの還気を除湿・吸気と熱交換することで、ローターの低温再生が可能となり、更なる省エネ実現が可能となる機種を導入しています。また、BEMS等の制御機能の活用により、負荷に応じた熱源機の台数制御、空調機制御、中間期の外気冷房、ナイトパージなどの効率的な空調の運用を行っています。

庁舎チラー

チラー

庁舎外調機

デシカント空調機

照明設備

蛍光灯、白熱灯を高効率LED照明に新設・更新しました。庁舎は旧庁舎各棟を整理統合縮小し、電灯の総個数も削減しました。比較的使用頻度の少ない共用部は人感センサー、執務室や窓際等は昼光を利用した照度センサーを利用して省エネを実現しています。また、配電盤で区分したブロック毎に使用状況確認や細かなON/OFF設定を行っています。

庁舎LED照明(きららモール)

LED照明(きららモール)

庁舎LED照明(保健センター)

LED照明(保健センター)

「地方公共団体カーボン・マネジメント強化事業」

「地方公共団体カーボン・マネジメント強化事業」は、地方公共団体において、地球温暖化対策の推進に関する法律(平成10年10月9日法律第117号)第21条第1項の規定に基づく地方公共団体実行計画(事務事業編)の策定・改定作業や、同計画に基づく取組の大胆な強化・拡充を促し、取組の企画・実行・評価・改善(カーボン・マネジメント)のための体制整備・強化に向けた調査・検討及び省エネルギー設備等の導入を行う事業に要する経費の一部を補助するものです。

庁舎におけるCO2排出削減量(実績値)

令和2年度:232.1t-CO2

令和3年度:254.9t-CO2

令和4年度:269.8t-CO2