2023年10月~12月分のバックナンバー

更新日:2023年12月31日

2023年12月27日(水曜日)

「2023年小野市10大ニュース」が決定しました!

2023年も残すところあと5日となりました。今年の小野市10大ニュースをお知らせします。

2023年小野市10大ニュース1
2023年小野市10大ニュース2

1年間ご愛読ありがとうございました。次回の掲載は1月1日元旦(月曜日)です。
皆様、よいお年をお迎えください。

2023年12月20日(水曜日)

災害対処能力の底上げを目指して

12月10日(日曜日)、「第6回兵庫県警察フェニックスレスキュー競技大会」が小野市山田町の兵庫県警察緊急自動車総合訓練センターで行われ、来賓として出席いたしました。

兵庫県警では、阪神淡路大震災の教訓に基づき、平成30年から県内における大規模災害の発生に備えて、警察署に勤務する警察官の災害対処能力の向上を目的に、警察署対抗(46署、約370人)で規模別に2部に分かれて競技が行なわれています。

県警察フェニックスレスキュー競技大会での競技の流れ

競技は、往復60mある直線コースに災害を想定した障害物等が設置され、選手は災害用装備資機材(ハンマーや鋸など)を活用してゴールまでの時間と正確性を競います。1部では長田署が優勝し、2部では前小野市市民安全部長の大戸署長が率いる加西署が3連覇を達成され、選手の皆さんに感謝と労いの言葉をかけさせていただきました。

県警察フェニックスレスキュー競技大会での白バイの紹介

普段は犯罪捜査や防犯・交通指導をされている警察署員の方々が、日ごろからこのような防災訓練に尽力されていることは市民にとって大変心強く、まさに防災の基本である「悲観的に準備をし、楽観的に対応する」を体現する1つの取組であり、改めて災害時における警察との連携や役割分担などの重要性を再認識したところです。

会場は一般公開されており、パトカーや白バイに乗って写真撮影されたり、防災に関する展示ブースも多くの方で賑わうなど警察官と市民がふれあう良い機会でありますので、皆さんも来年参加されてみてはいかがでしょうか。

2023年12月13日(水曜日)

10周年を迎えた小野ハーフマラソン

12月3日(日曜日)、晴天でマラソンにとって絶好のコンディションの中、「第10回小野ハーフマラソン2023」を開催し、全国から約4,800名(前年比約1,000名増)のランナーが小野市に集結しました。

今年は10周年の記念大会で、関西W優勝の阪神タイガースやオリックスバファローズの選手に加え、大会会長の赤星憲広さんもランナーの皆さんと一緒に走られるというサプライズもあり、また、小野市出身で北京五輪代表の小林祐梨子さんやジャカルタアジア競技大会銀メダリストの野上恵子さんにもゲストランナーとして大会を大いに盛り上げていただきました。

第10回小野ハーフマラソン2023の風景の組み写真

ランナーの皆さんがコロナ禍以前のように笑顔でマラソンを楽しまれる様子を見て、大会運営に携われた市スポーツ協会をはじめ、1,000人を超えるボランティアスタッフの方々には、ランナーへのサポートや沿道からの応援などの取組に深く感謝を申し上げたいと思います。まさに「記録だけでなく、記憶に残る大会」として、来年も冬のおの恋「第11回小野ハーフマラソン2024」で皆さんにお会いすることを楽しみにしております。

2023年12月6日(水曜日)

「金婚夫婦を祝う集い」を開催!

先日、うるおい交流館エクラにて、結婚50年目を迎えられたご夫婦をお祝いする「令和5年度金婚夫婦を祝う集い」を開催しました。会場には、23組46人のご夫婦が参加され、これまでに夫婦で歩んでこられた半世紀を振り返りながら、皆さんでともに記念すべき人生の節目をお祝いしました。

金婚夫婦を祝う集いにおける集合写真

参加された方々がご結婚された昭和49年は、第1次オイルショックの影響で消費者物価指数が前年比23%も上昇し、「狂乱物価」という言葉が生まれた年であり、同時に給料も右肩上がりに上昇した高度経済成長期でありました。結婚当初のそのような激動の時代を経ながらも、将来に夢を持って二人三脚で歳月を積み重ねてこられた先に、この良き日の仲睦まじく、固い絆で結ばれたお姿があるのだと、皆さんの様子を拝見し感慨深く感じたところです。

金婚夫婦を祝い集いにおけるクイーンズティアーズハニーのアトラクションの様子

アトラクションでは、全国的にも珍しい女性だけのアカペラグループ「クイーンズティアーズハニー」により懐メロが披露されると、自然と手拍子がはじまり、体を動かしながら笑顔で歌を口ずさまれる方もおられるなど、会場全体が昔を思い出させる美しい歌声に酔いしれました。

「2人だけでお出かけするのは久しぶり」「改めて相手のことを思う良い機会になりました」など、それぞれに楽しいひと時を過ごされたご様子で、皆さまには一度しかないこの50年という 節目の「この日、この時、この想い」を大切にされ、ご夫婦が末永くお幸せになられますようにお祝い申し上げたところです。

2023年11月29日(水曜日)

ラジオ関西「三上公也の朝は恋人」生出演!

11月15日、ラジオ関西の朝の番組「三上公也の朝は恋人」(毎週月~木7:00~10:00放送)にお招きいただき、小野市の魅力を発信してまいりました。

ラジオ関西における三上欣也さんと市長との収録風景1

神戸ハーバーランドにあるラジオ関西本社(神戸情報文化ビル)に到着して間もなく、9時からのコーナーに向けて三上さんとの打合せを行いました。5年前にも同番組に出演させていただいたこともあり、久しぶりの“競演”となりましたが、ベテランパーソナリティの三上さんに進行をお任せできるということで、リラックスして本番に入ることが出来ました。

小野市の紹介では、播磨南東部で京阪神から約1時間の距離に位置し、高速道路や鉄道など交通の便が良く、産業面では、昔からそろばんや金物の「伝統産業」が盛んでしたが、近年は昨年完成した「ひょうご小野産業団地」を含む「4つの工業団地」など「働く場所」があり、「教育」「医療・福祉」「安全安心」にも力を入れるなど、「生活環境」が充実した自然豊かでとても住みやすいまちであるところをPRしました。

ラジオ関西における三上欣也さんと市長との収録風景2

また、見どころ紹介では、日本一低いアルプスとして有名な「小野アルプス」やその終点にある「白雲谷温泉ゆぴか」、「鍬渓温泉きすみのの郷」、また大型遊具が人気の「ひまわりの丘公園」、更には12月3日に開催する「小野ハーフマラソン」などもご紹介しましたが、三上さんもよくご存じの様子でしたので、小野市も少しは知名度が上がってきたのではないかと感じたところです。

番組最後には、小野市産山田錦を使った純米大吟醸、生一本純米吟醸「日本酒おの恋」や、地下1300mから湧き上がる太古の湯「白雲谷温泉ゆぴか」の入浴券をリスナープレゼントとするなど、「まずは小野市に来てみてくださいね」と小野市の「営業本部長」としてたくさんの魅力を発信いたしました。三上さんには、短い時間でしたが、小野市の話題に花を咲かせ、楽しいひと時をご一緒させていただいたことに感謝申し上げます。
※リスナープレゼントの申込は終了しております。

2023年11月22日(水曜日)

第33回小野市民文化賞表彰式を開催!

先日、うるおい交流館エクラにて、本市の芸術文化の向上と発展に貢献した方々を表彰する「小野市民文化賞表彰式」を開催しました。

小野市民文化賞表彰式の様子

表彰式は、小野市文化連盟主催の「市民芸能フェスティバル」の中で執り行い、「市民文化賞」に小野市茶道協会で茶道の指導・普及に長年取り組まれた富嶋邦子様、「市民文化奨励賞」に木版画の展覧や新聞連載など優れた活動をされた吉田士郎様、写真家として各種展覧会入賞・個展の開催などをされた石田泰彦様、そして、今年度に新たに創設しました児童・学生を対象とする「市民文化優秀賞」には、全国大会で受賞された方など9名、1団体に賞状等を授与いたしました。

芸能フェスティバルの様子

「市民芸能フェスティバル」では、小野市文化連盟加入の12団体の方々が、琴や三味線、太鼓の演奏をはじめ、舞踊や社交ダンスの演舞、吟詠、コーラス、オペラ、銭太鼓など多様なジャンルにわたり、普段の練習などから身に付けてこられた技術をいきいきと表現され、会場からは多くの声援と拍手が湧き起こっていました。

この様な行事の際には、いつも皆さんの発表を見ながら羨ましく思い、いつか本腰を入れて何かに挑戦したいと考えています。受賞や発表された方々には、今後も更なる成長に繋げていただくと共に、観覧された方も何か出来ることがあると新たにチャレンジされるなど、芸術や文化の活動を意欲的(ポジティブ)に“し続ける”ことが心豊かなまちづくりに寄与するものと感じたところです。

2023年11月15日(水曜日)

20回目を向けた小野市職員研究発表会

先日、平成16年度から職員の自主研修として実施している「小野市研究発表会」を開催しました。本発表会は今年で20回目を迎えますが、毎年、職員有志が行政運営における多種多様な課題について自由な視点から研究発表する場となっており、勤務終了後(ノー残業日)の時間帯に多くの職員が集まりました。

小野市職員研究発表会における発表者の写真


今回は、「窓口BPR」「5み(ごみ)~未来を変える5つのみ~意識改革への挑戦」「DXの活用によるオフィス環境改革」「おの恋ウエディング」をテーマに発表されました。全体的にレベルが高く甲乙つけがたい内容で非常に審査に苦慮しましたが、過去から発表してきた方々が作り上げてきたものが20年間でここまで進化してきたものだと嬉しく感じたところです。

また、本年5月に観光振興に関する連携協定を締結した流通科学大学の学生による発表もあり、エクラや商店街などを活用した“ブライダル”による観光振興策の提案でありましたが、審査員で兵庫大学現代ビジネス学部長の松本茂樹教授からは、「若い世代や地元でない方のフレッシュな発想が大事」と物事を角度を変えて見ることが重要と評価されました。

全体の発表を通じては、プレゼンの技術面や表現力は非常に高く、内容も無関心から関心へと意識を持って「現状分析」「新たな課題の抽出」をこれでもかと深掘りされていました。あえて言うなら「改革・改善への方向性の展開」の部分が更にあればと辛口の講評をさせていただきましたが、何よりも発表に「夢」と「熱意」を感じ、今後の施策展開に活かしていくことを申し上げました。

この研究発表会は、組織の枠を超えた「知識習得や業務遂行能力」や市民に対しての「職員の説明能力」、そして「仕事へのモチベーション」の向上など“リスキリング”の一つでありますが、今後も市役所の本質である市民を顧客と捉えた「顧客満足度志向(CS)」を意識しながら、受ける側に「説得ではなく納得してもらえる」研究へのチャレンジに期待しています。

2023年11月8日(水曜日)

防火防災体制の強化に取り組まれて50年

10月29日、うるおい交流館エクラのエクラホールで開催されました「小野市防火協会創立50周年記念式典」に出席いたしました。

小野市防火協会創立50周年記念式典

同協会は、昭和37年に市内の危険物取扱事業所で結成されていた小野市危険物安全協会から始まり、昭和48年に一般事業所やガス取扱い事業所等が加わり小野市防火協会に改名され現在に至ります。50年という長い年月の間、事業所における自主防災力の強化や、市民への防火啓発冊子の全戸配布、防火防災講習会の開催など、様々な活動を通じて安全で安心なまちづくりに貢献されています。

式典では、長きにわたり協会運営に尽力された方や火災発生「ゼロ」の事業所が表彰されましたが、私も民間出身でありますので他の職員と共に防災訓練を行ったり、コージェネレーションの発電による災害時の停電対策でBCP(事業継続計画)を講じるなど、企業における防災対策の重要性というものを理解するなかで、災害等を起こさせない取組をし続けておられることに対し敬意を表するところです。

防火協会記念式典での市長と蓬莱大介氏の記念撮影写真

記念講演では気象予報士の蓬莱大介氏が「気候変動の時代にどう暮らすか」をテーマに、当市における風水害の特徴や地球温暖化、気象警報や警戒レベルなどを説明されるなかで、災害時には気象庁のホームページや地域の防災情報を素早くリアルに得ることの重要性を話され、市の安全安心メールや県のひょうご防災ネットへの登録を呼びかけられました。

「“これまでの50年”を過去からの経緯を反芻して振り返り、“これからの50年”は、想定外の災害に対する防火防災の仕組みを構築していくことが使命である」と挨拶で申し上げると同時に自分にも言い聞かせ、50年後の方々が「当時の人はよく決断されたものだ」と言って下さるように、小野市の安全安心なまちづくりに取り組んでまいりたいと再認識したところです。

2023年11月1日(水曜日)

秋の恒例イベント「おの恋楽市楽座・北はりまビジネスフェア」開催!

10月21日(土曜日)、22日(日曜日)に「おの恋楽市楽座・北はりまビジネスフェア」がうるおい交流館エクラ周辺で開催され、2日間で、おの恋楽市楽座は43,000人、北はりまビジネスフェアは3,200人を超える来場者で大きく賑わいました。

「おの恋楽市楽座」は、地域の皆さまに北播磨の産業の魅力をアピールする “BtoC(企業と消費者)”の催しとして、また、「北はりまビジネスフェア」は企業相互の交流・情報交換の促進によりビジネスチャンスを創出する“BtoB(企業と企業)”の催しとして、企業にも市民の皆さまにもWinWinになっていただくことを狙いに、同時開催されております。

このたびのビジネスフェアでは、市も初めて出展し、「小野市×小野商工会議所×みなと銀行」の“SDGs連携協定”寄付金を活用した「ラッピングEV公用車」の展示や、カーボンニュートラルに貢献する市内企業の先進的取組の紹介ブースの設置など、今回のテーマである「共創」の理念に基づいた「民間と行政のコラボレーション」にチャレンジしました。

おの恋楽市楽座・北はりまビジネスフェア・企業大交流会の写真

また、フェア初日の夕方には、懇談を通して参加企業の交流を深める「企業大交流会」も開催され、私も出席させていただく中で、長年に渡り引き継がれてきた老舗やスタートアップで意欲的な新規企業など多種多様な業種の方々と顔合わせをし、一企業戦士として、また自治体の首長として奔走してきた経験を踏まえ、今後の企業や行政の在り方について、活発な意見交換をさせていただきました。

昭和59年から形を変えながら開催されている「おの恋楽市楽座・ビジネスフェア」は、市を代表する産業振興の祭典として継続されてきた歴史があり、この積み重ねこそが、地域に「賑わいづくり」をもたらし、それが市民の「誇りづくり」となり、そして郷土を愛する「愛着づくり」に繋がっているものと考えています。今後も、市民・企業・行政が一体となった地域に愛されるこれらのイベントを起点に、小野市の産業がますます発展していくことを願っています。

2023年10月25日(水曜日)

令和6年度に向けて予算編成指示会議を開催!

令和6年度の予算編成指示会議を開催し、小野市総合ビジョンに掲げる「愛着と誇りを育み 未来に飛躍するまち」の実現に向けて、各部署の管理職に対して次年度の予算編成に係る基本方針を指示しました。

令和6年度に向けての予算編成指示会議

予算編成における基本的な考え方は、小野市の行政経営の基本理念である「行政経営の4つの柱」、すなわち、「顧客満足度志向の徹底」、「成果主義」、「オンリーワン」、「後手から先手管理」に全て帰結し、その理念を職員が再認識すると共に、市民が何を求めているのか、市民に何をもたらそうとするのかを反芻することが重要であります。

その上で、上司と部下が徹底した議論を重ねるOJT(人材育成)を行う「プロセス管理」、将来を見抜く洞察力を磨き、新たな視点や発想で施策立案する「オリジナリティ」、コロナ以降、これまでの前提が通用しない社会情勢の中で事業を再構築する「リストラクチャリング」、そして、持続可能な財政基盤の確立を目指す「経営」の4つの指針について申し上げました。

次年度は、予算編成における4つの政策の柱として「市民力による地域づくりの推進」、「子育て支援・教育環境の充実」、「安全・安心に暮らせるまちづくりの推進」、「次世代につなぐまちづくりの推進」を掲げて重点施策を展開してまいりますが、その中で、財政指標のガイドラインである基金残高70億円の維持、実質公債費比率10%以下、将来負担比率30%以下を堅持することは言うまでもありません。

とは言うものの、目先の数値改善のみを念頭に置いた支出抑制や削減により単に基金積み立てを増やすことを財政健全化とせず、30年先を見通した将来のための必要な投資を行い、良好な経済循環を図ることも不可欠であります。令和6年度は市制70周年という節目でありますが、予算編成を通じて今一度その“本質”を職員全員で共有し、議論を深め、新たな政策課題に取り組んでまいりたいと考えています。

2023年10月18日(水曜日)

約400万本のコスモスがお出迎え~ひまわりの丘公園~

ようやく秋の気配を感じられるようになりましたが、「ひまわりの丘公園」ではまもなく約400万本のコスモスが見ごろを迎えます。10月下旬ごろ、同公園の南側に広がる約2.8ヘクタールの農地でコスモスが一面に咲き誇り、例年、来園者の皆さんは、広大なコスモス畑の中に入って花々を観賞したり、記念写真を撮ったりと秋の訪れを楽しまれます。

ひまわりの丘公園のコスモスと各種施設

昨年に開園20周年を迎えた「ひまわりの丘公園」は、高さ13mにも及ぶ大型複合遊具「ひまわりタワー」や花づくりの拠点「アペロ」(育苗ハウス)の整備などリニューアルし、市内外から子ども連れなどが訪れる北播磨屈指の観光スポットとなっており、例年では年間約70万人の来園者数のところ、今年度は100万人を超える勢いでお越しいただいております。

また、子どもたちに人気の大型複合遊具のみならず、農産物直売所や物産館、児童館などの施設も賑わっており、家族全員で丸1日楽しめる公園となっています。思いっきり遊んだ後は、「白雲谷温泉ゆぴか」や「鍬渓温泉きすみのの郷」の温泉でゆっくり疲れを癒されるなど、秋の行楽シーズンは、たくさんの思い出をつくりに小野市に来てみませんか

※2023年のコスモス開花状況はこちら

2023年10月11日(水曜日)

開院10周年を迎えて~北播磨総合医療センター記念講演会~

9月30日に小野市と三木市の統合病院である北播磨総合医療センターの開院10周年記念講演会をうるおい交流館エクラにて開催しました。

北播磨総合医療センター開院10周年記念講演会の様子の写真

講演会では、西村善博病院長が「10年の歩みと今後の展望」と題して、同病院が診療科34科、病床数450床、医療従事者約900名を有し、病院の健全経営を図りつつ高度医療として手術支援ロボット“ダヴィンチ”を導入するなど、年間38万人超の患者が訪れる北播磨地域の中核病院に成長してきた経過について、様々なデータを示しながら報告されました。

また、専門的ながん医療の提供、がん診療の地域連携協力体制の構築、がん患者さんやご家族に対する相談支援及びがんに関する情報提供等を行っている現状を評価され、今年の4月に「地域がん診療連携拠点病院」に国から指定されたことや、人口減少のなかでの医療従事者不足やかかりつけ医と総合病院の連携と役割分担など、地域医療のあり方も説明されたところです。

来賓祝辞では、地域医療の連携や病院運営でご尽力いただいている兵庫県病院事業管理者の杉村和朗先生、神戸大学医学部附属病院長の眞庭謙昌先生に、普段聞けない貴重なお話で講演会に花を添えていただき感謝の意を表します。杉村先生には10年前、新病院の立ち上げにご協力いただきましたが、10年が経った今、講演いただいた先生方をはじめとする医療スタッフや最新の高度医療を提供できる北播磨総合医療センターを見て、当時の首長としての決断(final decision)は間違えていなかったと実感するところです。

2023年10月4日(水曜日)

2度にわたり日本記録を更新!~田中希実選手「特別栄誉賞」~

ブダペスト世界陸上での田中希実選手が快走する写真

ハンガリー・ブダペストで開催された陸上世界選手権において、女子5,000mで日本記録を大幅に更新(14分37秒98)し、日本勢で26年ぶりに8位入賞の快挙を遂げた田中希実選手が、9月25日に小野市役所に来訪され、日本記録の樹立など市民の誇りとなる特に顕著な功績を称える「小野市スポーツ特別栄誉賞」を授与しました。

田中選手とは東京オリンピック後から約2年ぶりの再会となりましたが、世界で戦っているためか以前に比べて落ち着いた雰囲気に変わったことをお話すると、「ケニアでの合宿により、スタミナに加えて精神的にも強くなった」、「世界基準で戦える感覚があった」と、彼女なりに世界選手権での結果を評価されていました。

また、田中選手は陸上の世界最高峰シリーズとなる「第13戦ダイヤモンドリーグ(ブリュッセル)」においても、9月8日の女子5000mで自ら樹立した日本記録を8秒以上も更新(14分29秒18)し、3位表彰台に上がっています。「まだまだ改善点はある」と尽きない向上心と自信に満ちた彼女のことばから、世界のトップと戦える選手へと日々成長し続けているのだと実感しました。

田中希実選手が小野市長へ表敬訪問された際の写真

過密スケジュールで地元滞在もわずかですが、「皆さんの励ましの言葉が元気につながっています」と笑顔で話され、最後に「今後の目標はパリ五輪と東京世界陸上」と意気込みを語ってくれました。小野市民のみならず日本全体が、再び大舞台で“のんちゃん(愛称)”の雄姿が見られることを期待しています。