着衣着火に気を付けて!

皆さん、ガスコンロで料理しているときに袖口を焦がしてしまったり、草焼きをしているときにズボンの裾に火が移りそうになったことはありませんか?
人が着ている衣服に引火する「着衣着火」が起こると、素材によっては一瞬にして衣類全面に燃え広がることがあります。
当市において、今年に入り(平成28年1月~3月25日)2件の着衣着火による死傷者が発生しました。
どちらも仏壇のろうそくの灯火が袖口に着火したものです。
着衣着火の原因
着衣着火する危険性はあらゆるところに潜んでいるものです。
ガスコンロで調理中による事故の他、ロウソク、線香、焼却火、暖房器具、花火などの火も原因となります。


着衣着火を防ぐために

- 火を扱う際、袖をまくる。
- 裾の広がった衣類を着用しない。
- 燃えやすい衣類を避ける。
- エプロンやアームカバーは防炎製品を使用する。
- むやみに火に近づかない。
燃え広がりやすい衣類は、綿・植物性繊維、レーヨン、ネル地、モール系、パイル地などになります。
また、生地の表面に空気を含んでいるものや起毛しているもの、毛羽立っているものも燃え広がりやすくなっています。
着衣着火の対処法
着火後すぐの小さな火の場合、吹き消すように強く息を吹きかける、手やタオルで炎を払い消す。
生地本体に炎が燃え移ってしまったら、大声で人を呼び、水をかけたり、濡らしたタイルや毛布などで衣服を包んでしまう、脱げる状態なら脱いでしまう。


更新日:2022年02月28日