令和5年度消防体験スクールを開催しました。

更新日:2023年08月16日

令和5年8月2日水曜日、小野市防災センター及び兵庫県広域防災センターにおいて、消防体験スクールを開催しました。
消防体験スクールは毎年の夏休み期間中、市内の小学校高学年を対象に実施しており、子どもたちが防火・防災に興味を持ち、火災や災害に対しての備えを学んでもらうことを目的としています。
今年度は市内の小学6年生児童17名が参加し、大部小学校の先生1名が参加協力してくださいました。さまざまな体験を通して防火・防災について学びました。

小野市防災センターでオリエンテーション。オリジナル消防手帳を作成

消防職員が消防体験スクールの説明と消防手帳について子供たちに説明している様子 羽原靖幸

参加児童は小野市防災センターに集い、兵庫県広域防災センターへ出発する前にオリエンテーションを行いました。

自分の将来の夢などを書きこむオリジナルの「消防手帳」をそれぞれが作ったあと、みんなの前で元気いっぱい発表しました。

兵庫県広域防災センターに到着、防災の授業を受講

スクリーンに映した映像を説明する職員とその話を聞く生徒たちの写真

防災センター職員による兵庫県広域防災センターの説明や防災対策についての講話を受けました。

わかりやすい映像も用意されており、災害時の行動などをしっかりと学びました。

体験開始!震度7の揺れの体験

揺れを発生させる起震車に子供たちが乗り揺れを体験している様子

震度とマグニチュードの違いについての説明を受けたあと、揺れを発生させる起震車に乗りこみ、震度7の揺れや過去に起こった地震や今後発生が想定される地震の揺れを体験しました。

地震発生時の対応、何よりも日頃の準備と心構えの大切さを身をもって学びました。

火事だ~!消火器取り扱い訓練

消火器の取り扱い訓練を行う子供たちの様子

消火器の取り扱い訓練を行いました。

消火剤を噴射させるときは地面をほうきで掃くようにして近づき、確実に火元に消火剤をかける方法が有効です。

火事になればまず大声で助けを呼ぶことも重要で、天井に届くような火の大きさになれば消火器での消火は諦めて、何よりも避難を優先することも学びました。

恐怖体験!煙避難体験

煙が充満している部屋で煙避難を体験し、脱出した女子児童2人の写真

熱気と模擬の煙(水蒸気)がたちこめる暗闇の空間で、火災発生時の恐怖感を体験しました。

煙を避け視界を確保するため、低い姿勢で避難することが重要と説明を受け、いざという時どのように避難すればよいかを体験しました。

備えあれば憂いなし。防災備蓄倉庫見学

大きな防災備蓄倉庫の中を見学している生徒たちの写真

防災公園内の陸上競技場のバックグラウンド下は大規模な防災備蓄倉庫となっており、内部を見学させていただきました。
大規模災害時には物資の集積・配送拠点となる場所で、大量の非常食や毛布、仮設トイレや救助資機材なども備蓄されており、それぞれの説明を聞きました。

私たち自身も備蓄することの大切さを改めて感じました。

全員が楽しく積極的に体験しました。

消防体験スクールを通じ、参加者全員が楽しく積極的に防火・防災について学ぶことができました。違う小学校であっても最後はみんな仲良くなり、新しい友達ができた子もいるようでした。

今回学んだこと、経験したことが未来を担う子どもたちにとって、防火・防災に関心を持つひとつのきっかけになればと思います。

消防体験スクール集合写真 羽原靖幸

この記事に関するお問い合わせ先

小野市消防本部 消防課
〒675-1378 兵庫県小野市王子町809
電話番号:0794-63-4635
ファックス:0794-63-7199

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