救急車を呼んだのになぜ消防車が?
「救急車を呼んだはずなのに、消防車が先に来た。」「火事でもないのに救急車と消防車が一緒に来た。」と驚いた方がいらっしゃるかもしれません。
消防車(Pumper)と救急車(Ambulance)が同時に出動することを双方の頭文字から「PA連携」といい、救急隊だけでは迅速な活動が困難な場合や、救命のために一刻を争う場合などに、救急隊と同時に、現場に最も近い消防隊が出動しています。
消防車にもAEDや応急処置を行う資器材を積載し、救急隊員と同じ資格を持った消防隊員が出動しています。

消防車がPA連携で出動する場合
- 傷病者が心肺停止または重症であると思われるとき。
- 交通量の激しい場所等で、傷病者や救急隊員の安全を確保する必要があるとき。
- 近くの救急車が出動中で、他の救急車の到着が遅れると思われるとき。
- 救急隊だけでは傷病者の救出、搬送が困難と思われるとき。
- ドクターヘリや消防防災ヘリを運用するとき。
その他119番通報を受信する指令係が、救急隊の活動を支援する必要があると判断した場合は、救急隊と消防隊を同時出動させ、連携して救急活動を行っています。

消防車のサイレンは区別できます。
火災の場合
「ウーカンカン」(サイレン音と鐘の音)
火災以外の場合(PA連携、救助出動など)
「ウーウー」(サイレン音のみ)
皆様のご理解・ご協力をお願いします。
当市では、消防署北分署を開設した平成30年4月からPA連携の体制を開始しました。消防車が来て驚かれることもあるかもしれませんが、一人でも多くの命を救うことを目的としていますので、皆様のご理解とご協力をよろしくお願いします。
更新日:2024年10月31日