AEDとは?
AEDとは、Automated External Defibrillatorの略で日本語では自動体外式除細動器といいます。
簡単にいうと、普段どおりに動けていない心臓に電気ショックをあたえて普段どおりの状態に戻す機器です。
よくある質問
1.なぜAEDが必要なの?
心肺蘇生法が必要な人の心臓は、早期の段階ではブルブル細かく震える心室細動という状態になっていることが多いのです。
その震えをリセットし、取り除くこと(除細動)によって普段どおりの状態に戻る可能性があるからです。
2.使うのに資格はいるの?
資格はいりません。
初めて使用する人でも簡単に使えるようになっています。
3.AEDはどこにあるの?
小野市内では、市の公共施設や小中学校、保育所などに設置してあります。
一般的に多くの人が集まる場所(デパート・駅・空港など)にあり、自動販売機と一体になったものなどもあります。
4.小さな子どもにも使えるの?
AEDは0歳児から使えます。
小学校に入るまでの小さな子どもには小児用パッドや本体の切り替えスイッチで小児モードに切替える必要があります。
AEDの中に成人用のパッドしかなければ成人用で代用してもかまいません。ただし、小学生以上(6歳以上)に小児用パッド(モード)は使用できません。
5.AEDはすべての心肺停止の人に電気ショックを行えるの?
すべての人に電気ショックをできるわけではありません。
「1」で説明した心室細動など電気ショックをできる状態とそうでない状態があります。電気ショックができる状態は意識がなくなって早期に出現することが多く、時間が経過するごとにどんどん電気ショックができない(有効でない)状態に変化していきます。
そのため、できるだけ早くAEDを準備する必要があるのです。
6.AEDを使ってはいけない場所があるの?
体が水につかっていたり、可燃性ガスが滞留している場所で使用すると、感電や引火のおそれがあるので移動して使用してください。
また、電気カーペットや電気毛布の上では解析が正常に行われないときがあります。
7.体が濡れているときはどうするの?
胸が濡れていると、パッドがきちんと貼れなかったり電気がうまく伝わらないことがあります。
パッドを貼る部分をタオルなどで拭き取ってから貼ります。(胸が乾いていれば、床が濡れていても使用できます。)
8.AEDにはたくさん種類があるが、使い方はちがうの?
基本的な操作方法はどのタイプの機種でも同じです。
まずは電源を入れて(ふたを開ければ電源が入る機種もあります)音声メッセージに従い操作を開始します。
電源が入ればあとはすべて音声メッセージで指示してくれます。
更新日:2024年10月15日