教育(北播書道展)
質問:北播書道展における目標の一つである表彰式やトロフィーを廃止しないでください。
回答
北播書道展のように伝統と歴史のある書写展覧会は、兵庫県内でも有数のものであり、その継続が、多くの児童生徒の書写についての関心、意欲を高めてきたことに間違いはないと考えます。
しかしながら、近年の児童生徒数の減少、過剰なまでの賞取り競争に加え、大会運営にかかる教員の業務負担、評価基準の曖昧さなど、本会を運営するにあたり様々な課題があり、書道展のあり方について見直しを図らざるを得ない状況となってきました。本来の趣旨からはずれ、学校における書写指導の範疇をはるかに超えた面も生じているのが現状です。
そのため、書道展を主催する「北播書写書道教育研究会」では各市町の代表校長や教育委員会からの意見も聞き、さまざまな観点から協議を重ねられた結果、「特別賞を廃止する」という対応で、今後も本展覧会を続けていくこととなりました。この決定に対し、市長として、評価の基準を明確にした正当な評価を行うこと、運営の中心団体を見直すことなどを提案し、子どもたちにとって有意義な展覧会となるよう改善を求めようと考えています。
更新日:2022年01月19日