手足口病が流行
手足口病は、子どもを中心に、主に夏に流行する感染症です。
本年は全国的に流行していますので、注意してください。
手足口病は、口の中や手足などに現れる水疱性の発疹を主症状とする感染症です。
5歳くらいまでの乳幼児を中心に、主に夏に流行します。
飛沫感染、接触感染、糞口感染(便の中に排泄されたウイルスが口に入って感染することです)により感染します。
感染してから3~5日後に、口の中、手のひら、足底や足背などに2~3ミリメートルの水疱性の発疹が出ます。発熱は約1/3にみられますが、あまり高くならないことがほとんどであり、高熱が続くことは通常ありません。
まれに髄膜炎などを合併することがあるため、経過を注意深く観察し、特に高熱が出る、発熱が2日以上続く、嘔吐する、頭を痛がる、視線が合わないなどの症状がみられた場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。
治った後でも、比較的長い期間、便などからウイルスが排泄されることがあります。
予防のポイントは、「流水と石けんによる手洗い」「排泄物の適正な処理」「タオルなどの共有を避けること」です。
家庭内や保育施設・幼稚園等において、感染が拡がらないように注意しましょう。
更新日:2022年01月15日