麻しん(はしか)にご注意ください
麻しんは感染力の強い疾患です。麻しんにかかったことがなく予防接種を受けていない方や、予防接種が1回接種であった方は十分な免疫を獲得していない可能性がありますので、特に注意してください。
麻しんとは
麻しんは、空気・飛沫(咳やくしゃみ)・接触感染とさまざまな経路で起きる病気です。
麻しんに感染した場合は、10~12日の潜伏期を経て、発熱で発症し、重症な場合は肺炎や脳炎を起こすことがあります。
麻しんの症状
カタル期(前駆期:3~5日間)は38℃前後の発熱、咳、鼻水、結膜充血がみられます。
その後、発疹期(4~5日間)に再び高熱となり、赤い小さな発疹が、耳の後ろから顔面に出はじめて次第に手足などに広がります。
麻しんを予防するために
- 不要な外出を控えて感染のリスクを減らしましょう。
- 予防には、麻しんのワクチンを接種することが効果的な方法です。
すでに麻しんにかかったことがある人は、再びかかることはありません。
「麻しんのワクチンを接種したことがあるかどうか」は母子手帳などで確認してください。
ワクチンの供給不足により、接種をお待ちいただく場合がありますが、ご理解とご協力をお願いします。
定期予防接種
- 現在は1歳で1回目、小学校入学前に2回目を接種することになっています。
1歳のお誕生日を迎えたら、『麻しん風しん混合予防接種』を早期に接種しましょう。
麻しんにかかってしまったら?
早めに医療機関に相談、受診してください。
麻しん患者と直接接していた場合は、受診の前に必ずそのことを医療機関へ電話等で伝えてください。
また、人へうつさないように外出は控えましょう。
更新日:2024年04月05日