家庭でできる節電
ご家庭での節電にご協力ください。(環境省:家庭でできる節電アクションより)
家電製品別の消費電力量の比較
出典:資源エネルギー庁 平成22年度省エネルギー政策分析調査事業「家庭におけるエネルギー消費実態について」
1.こまめにスイッチオフ!
照明も電化製品も本当に必要な時だけ使い、使わない場合は、こまめにスイッチを切りましょう。また長時間使用しない場合は、プラグを抜いておきましょう。
エアコン
タイマーを上手に使うなど、必要な場所で、必要な時だけ使いましょう。外出する場合は直前ではなく、早めにスイッチを切るようにしましょう。また、長時間使わない場合はプラグを抜きましょう。
照明
人のいない部屋や廊下はこまめに消灯しましょう。
また、照明の間引きや照度の調整を行って、必要最小限の灯かりを心がけましょう。
テレビ
テレビを見ていないときはこまめに消しましょう。リモコン待ち状態でもエネルギーを消費しているので、消す時は主電源から。長期不在の時はプラグを抜くようにしましょう。
パソコン
パソコンを使わないときは、必ず電源をオフにしましょう。また、長時間使わないときはプラグを抜きましょう。
2.待機電力を削減!
年間を通じて家庭で消費される電力量を見ると、待機時消費電力は約6%を占めます。
待機時消費電力を減らすための便利な機能や機器もあります。上手に使って消費電力を減らしましょう。
- こまめに主電源を切る。
- スイッチ付きタップを使う。
- オートOFF機能を使う。
3.エアコンで節電!
カーテンで窓からの熱の出入りを防ごう
外出時は、昼間でもカーテンを閉めると効果的です。夏は日照を遮るほか、冷房の冷気が逃げるのを防ぎ、冬は室内の暖気を閉じ込め、外気が入るのを防ぎます。
厚手のカーテンや床まで届く長いカーテンの他、断熱シートなどを使うことをおすすめします。
フィルターの掃除はこまめに
2週間に一度は、フィルターの掃除をしましょう。フィルターが目詰まりしているエアコンでは冷暖房の効果がさがり、無駄な電気を使います。冷房時で約4%、暖房時で約6%の消費電力の削減になります。
室外機の周りに物を置かない
室外機の吹出口に物を置くと、冷暖房の効果が下がります。
室外機は風通しのいいところに設置して、周囲はきちんと整理整頓しましょう。
扇風機やサーキュレーターを併用して風向きを上手に調整
扇風機やサーキュレーターを併用すれば、夏は風が体にあたると涼しく感じ、逆に冬は暖まった空気を循環させることができます。
室内温度は適度に保つ
夏の冷房時の室温は28℃を目安に、冬の暖房時の室温は20℃を目安にしましょう。
夏の冷房時の温度設定を1℃高くすると約13%(約70ワット)の消費電力の削減になり、冬の暖房時の温度設定を1℃低くすると約10%の消費電力の削減になります。
4.冷蔵庫で節電!
開いている時間を短く、余分な開閉はしないように
開閉が多いと冷気が逃げてしまいます。冷蔵庫と冷凍室のドアの開閉回数がそれぞれ50回・16回の場合は、25回・8回の場合にくらべて消費電力量が約6%増加してしまうことも。また、設定温度はできるだけ夏は「中」、冬は「弱」に設定しましょう。
物を詰め込みすぎないように
冷気の流れが悪くなり、冷蔵庫内が均一に冷えなくなります。また庫内の見渡しが悪くなるため、ドアの開閉時間が長くなる原因に。冷蔵庫の中を整理してみましょう。
熱いものは冷ましてから入れよう
麦茶やカレーなど、熱いものを冷まさずにそのまま入れると庫内温度が上昇して周囲の温度も上げてしまいます。再度、庫内を冷やすための余分なエネルギーがかかります。
壁から適切な間隔で設置しよう
冷蔵庫の周囲が壁などに接していると効率よく放熱できません。冷蔵庫の周囲には5センチメートル以上の隙間を空けましょう。
傷んだパッキンは取り替えよう
傷んでいる隙間から冷気が漏れて電気のムダ使いになります。
名刺などを挟んでずれ落ちるようだったら、パッキンを取り換えましょう。
5.照明で節電!
照明器具の掃除で明るさアップ
ランプやかさが汚れると、明るさは極端に低下します。
ダイニングキッチンなどの汚れやすい場所はこまめにお手入れしましょう。
点灯時間を短くしよう
必要のないあかりはこまめに消しましょう。長時間部屋を空けるときは消した方が経済的です。蛍光ランプは極端に頻繁に点滅させるとランプの寿命が縮むので注意しましょう。
待機消費電力を削減しよう
リモコン機能(点灯・消灯・調光など)を使用中は約1ワットの電気を消費しています。照明のスイッチの電源を切る習慣をつけて、待機消費電力を削減しましょう。
省エネ型の照明器具に買換えよう
買換えは、インバーター式器具がおすすめです。インバーターとは周波数変換機のこと。家庭に届く電気の周波数を目的に合わせて変換するものです。ON・OFFだけでなく明るさ調整もできるから、従来の器具にくらべて省エネ効果に優れています。また、白熱電球を利用している場合は、なるべく消費電力の少ない、電球型蛍光灯やLED電球に買換えましょう。
6.テレビで節電!
テレビを見ないときは消そう
消すときは主電源をOFFに
リモコン待ち状態でもエネルギーを消費しているので、主電源で消しましょう。旅行など長期不在の時はプラグを抜きましょう。
ゲームが終わったらテレビもOFFに
テレビゲーム機の電源を消した後は、忘れずにテレビの電源も消しましょう。
音量は不必要に大きくしない
必要以上に音を大きくしないようにしましょう。
画面は明るすぎないようにしよう
画面モードを省エネモードにしましょう。
7.他にもこんなところで節電!
台所で節電!
炊飯器
炊飯器の保温は控えましょう。保温よりレンジであたためましょう。
電気ポット
電気ポットの保温を控えましょう。
食器洗浄機
汚れを拭き取った上で節約モードに切り替えましょう。乾燥機能はできるだけ控えましょう。
トイレで節電!
- 温水洗浄便座の設定温度を低めに設定しましょう。
- 使わないときは温水洗浄便座のフタを閉めましょう。
洗濯で節電!
洗濯機
洗濯は、お風呂の残り湯を利用し、まとめ洗いで洗濯回数を減らす工夫を。
乾燥機
衣類乾燥機や洗濯機の乾燥機能の使用をできるだけ控えましょう。
お風呂・洗面器で節電!
- お風呂の自動保温をできるだけ止めましょう。
- 送水にも電気を使用するため、蛇口をこまめに閉めたり、シャワーの時間を少しでも短くする努力を。
生活スタイルを見直して節電!
早寝早起きのライフスタイルで節電
早寝早起きは、夜の消費電力を抑えることになり節電につながります。
早寝早起きの健康的な生活スタイルを実践しましょう。
更新日:2022年01月20日