三野 敬子 さん

 2003年、米国発祥のCAPの活動を広めようと「はりまCAPリバ」を発足させた。
 CAPとはChild Assault Prevention（子どもへの暴力防止）の頭文字を取ったもので、子どもが「いじめ・痴漢・誘拐・虐待・性暴力」といったさまざまな暴力から自分を守るための教育プログラム。1978年に、子どもへの暴力防止を予防教育によって進めようと米国で開発され、包括的な一次予防プログラムとして信頼を集め、現在世界11ヶ国で実施されている。1995年に日本で実施されてから、これまで470万人以上の方が参加している。
 学校などでのロールプレイや話し合いを交えたワークショップ（参加型学習）を通して、誰にでも生まれながらに持っている大切な3つの権利「安心」「自信」「自由」があり、もし暴力に遭って、それらの権利が侵害されそうになったら、何ができるかを教職員、保護者、地域の大人、そして子どもたちに伝え、共に考える。
 CAPプログラムを通して、1人1人が尊重され、安心して生きていけるコミュニティ作りをめざし、活動している。

子どもへの関わり方等、子育てのヒントがいっぱい学べる、ワークショップ形式の講座（CAPのプログラムを使用）

対象

保護者、地域の大人、保育士、教職員、子ども（クラス単位で実施可能）