「デートDV」の防止啓発に取り組んでいます
デートDVの啓発のため市内学校で講座をしています
デートDV予防講座を実施
夫婦間の暴力DVと同様に、交際相手からのDV(デートDV)が若い世代に起きています。デートDVとは、デートをするカップルつまり結婚していないカップルの間で起こる暴力のことです。
暴力とは殴る蹴るなどの身体的暴力だけでなく、心理的、性的、経済的、社会的なものも含まれます。暴力によって相手を思うように支配し、コントロールする行為がDVです。一旦コントロール下に置かれてしまうと、なかなかそのサイクルから抜け出すことはできません。また、正常な判断ができなくなります。DVの被害にあわないためにも、また、加害者にならないためにも若い世代が正しい知識を持つことは大切です。
ヒューマンライフグループでは、デートDV予防のため講座を市内学校で実施しています。
令和5年度デートDV予防講座
日時 | 学校・学年 | 人数 |
---|---|---|
午前10時50分から午前12時40分 |
小野工業高等学校生活創造科1年生 |
40名 |
人権・暴力について学び、デートDVとはどんなものか、もし被害にあってしまったら、友人から相談されたらどうしたらいいかを具体例を通して考える参加型学習です。
高校生の感想(抜粋)
- 一人一人に人権がある。生きていくために絶対に必要だとしっかり知ることができた。
- 相手が好きだからといって我慢することはよくない。2人の関係が対等であることが大事。
- 身体的な暴力以外にも、精神的(無視すること)・経済的なものも暴力だと詳しく学んだ。
- 人を傷つけた時、つけた側は忘れても、傷つけられた側は一生その傷が残ってしまうので気をつけて人間関係を築いていくべきだと思いました。
- お互いが楽しく良い関係を築くには…暴力を認めない・自分のことや相手の事を大切にする。
- 嫌なことにNOと言える。相手のNOを受け入れる。友だちのSOSを見落とさない。
平成24年から毎年、小野工業高等学校生活創造科1年生の皆さんにご協力いただき、パープルリボンプロジェクト啓発のためのパープルリボンのグッズの作成をお願いしています。
令和4年度 学校連携「デートDV防止出前講座」報告
日時 | 学校・学年 | 講師 | 人数 |
---|---|---|---|
10月5日(水曜日) 午後3時5分 |
小野工業高等学校 (1年生から3年生) |
NPO法人女性と子ども支援センター ウィメンズネット・こうべ |
394名 |
1月19日(木曜日) 午前12時 |
小野東小学校 |
上村茂仁さん (ウィメンズ・クリニックかみむら院長) |
99名 |
内容
生を受けた命の大切さ、DVとはどういうことかなどを知っておくことで、自分や身のまわりの人が直面した時の助けになります。クイズや児童たちの意見を聞きながら身近なジャンダーについての気づきと、寸劇で児童が自ら演じることで人の気持ちと自分の気持ちを考え理解を深めることができました。子どもの権利条約やLGBTについても解説され、自分も相手も尊重することの大切さをわかりやすく話していただきました。
小学生の感想
- デートDVについて教えてもらって、人生は自分できめる権利があるとわかりました。自分の権利と気持ちを大事にして心にふたを閉じないで生活していきたいです。
- ありのままの自分が「すてき」と思えるように自信を持って生きたい。
- 自分も相手も傷つかない言葉を選ぶことが大切で、逃げたい時は逃げて、頼りたい時は頼ることも大切にしたいです。これからは、相手にも自分にも優しい道を選び、ときには誰かに頼ることをしていきたいです。
小野市男女共同参画センターでは、毎年、市内小中学校・高等学校と連携し、学校連携「デートDV防止出前講座」を実施しております。
この記事に関するお問い合わせ先
〒675-1380 兵庫県小野市中島町531番地
(いじめ・男女共同参画推進)
電話番号:0794-63-4311
(人権)
電話番号:0794-63-1243
(共通)
ファックス:0794-63-3690
メールフォームによるお問い合わせ
更新日:2023年07月26日