第20回大会
第20回上田三四二記念「小野市短歌フォーラム」
今回は、一般の部に1504首、学生の部に4511首の合計6015首の過去最高のご投稿を頂きました、ありがとうございました。
また、新型インフルエンザの関係で表彰式が中止となり、受賞者の皆様、ならびに関係各位にご迷惑をお掛けしました。謹んでお詫び申し上げます。
一般の部
- 1席 パソコンの位置を変えれば意外にも花を活けたき場所のみつかる
(兵庫県姫路市 藤川みえ子) - 2席 飼ひ猫の遺影の前のぬひぐるみどれも似てゐてどれも似てゐず
(東京都足立区 小菅暢子) - 3席 この夏のパラソルぴちりと折り畳む君のことばをこぼさぬように
(兵庫県明石市 梶原貞江) - 4席 対岸の村も畑も霧のなか裁判員になりたくはない
(兵庫県たつの市 内海鈴子) - 5席 培養容器に芽吹く生命を思いつつ梅ひとつまたひとつ受粉す
(兵庫県芦屋市 三木 郁)
*入選15首・佳作30首
学生の部
- 最優秀…リフティングやってもやってもできなくてすわりこんだら夕やけの空
(小野市立中番小学校 四年 奥田祥平) - 最優秀…人間とあまりしゃべらぬ父だけどしゃべれぬ犬に一人つぶやく
(私立三田学園中学校 一年 名倉朋希) - 最優秀…ムンムンと鋳造室にこもる熱とろとろアルミを鋳型に寝かせる
(長崎工業高等学校 三年 岳本芳孝)
*優秀30首
更新日:2022年02月08日