西脇若一神社獅子舞(市指定)

更新日:2022年03月28日

  • 所在地:小野市西脇町
  • 保存関係者:西脇町獅子舞保存会
  • 市指定年月日:平成14年4月1日
高い梯子の上で曲芸的な舞をする獅子の写真
舞う獅子を周りで観客が見ている様子の写真

 氏神若一神社の神事として毎年10月第2日曜日に行われている。その始まりは定かではないが、代々使われてきた囃子太鼓に文化六年(1809)の年号があることから、遅くともこの頃には始まったものと考えられている。村の伝承では、当時村内に流行した疾病退散を祈願して奉納したものとされている。

 舞は、八州舞、弊の舞、吉野掛舞、洞返舞、花遊び舞、背継舞、花掛舞、攻獅子舞、唄獅子舞、勇獅子、女形道中、剣舞、谷渡り舞の13種がある。五穀豊穣を祈念、あるいは悪魔が神に屈服する様を表現したものである。この中でも圧巻な舞は、谷渡り舞である。2頭の獅子が左右から又状に組んだ高さ6メートルほどの梯子を舞い上がり、その上で入れ替わって反対側へと下りていく。梯子の途中では、獅子が反り返るという曲芸的な舞も加わり、神事の最後を飾るにふさわしいものである。

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