国史跡広渡廃寺跡出土品(市指定)
- 所在地:小野市広渡町
- 管理者:個人
- 市指定年月日:平成5年12月1日

国史跡広渡廃寺跡指定地内にあった墓地の造成時に出土した遺物で、個人が所蔵している。軒平瓦と須恵器の壷が1点づつあり、ともに完形品である。
軒平瓦は唐草文をもち、幅約28センチメートル、厚さ約5センチメートルで、長さは約34センチメートルとなっている。壷は、高さ約12センチメートル、径約14センチメートルの球形の体部に口が開く長い頸部を付けた長頸壷で、体部の上部に二段の刺突文が施されている。ともに奈良時代に製作されたものである。
更新日:2022年03月28日