国史跡広渡廃寺跡出土軒瓦(市指定)

更新日:2022年03月28日

  • 所在地:国史跡広渡廃寺跡歴史公園
  • 管理者:小野市
  • 市指定年月日:平成5年12月1日
広渡廃寺跡から出土した軒先を飾る軒瓦が横2列に7枚並べられた写真

広渡町に所在する国史跡広渡廃寺は、昭和48年から50年に渡って発掘調査が実施されている。この調査の時に出土した軒瓦は51点にも及ぶ。このうち軒先を飾る瓦当部がほぼ完存する軒丸瓦8点、軒平瓦1点の計9点が指定品となっている。
広渡廃寺跡から出土する軒丸瓦は4種類あるが、指定となっているのは重圏文縁単弁六葉文(奈良時代前期)、鋸歯文縁単弁九葉花文(奈良時代後期)、鋸歯文縁複弁八葉花文(平安時代前期)の3種の瓦である。軒平瓦は5種類あるが、指定となっているのは中心から左右に四転する唐草文をもつもので、軒丸瓦の鋸歯文縁単弁九葉花文と対応する。

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