王塚古墳(県指定)

更新日:2022年03月28日

  • 所在地:小野市王子町
  • 所有者:熊野神社
  • 管理者:小野市
  • 県指定年月日:平成4年3月24日
青空の下で木々が生えている王塚古墳の写真

加古川左岸段丘上に所在する王子古墳群の主墳であるが、周辺の古墳は、開発によりそのほとんどが消滅している。昭和27年には、発掘調査が実施され、ぞの全貌が明らかとなっている。直径45メートル、高さ7メートルの円墳で、周囲には幅約8メートル、深さ約1メートルの堀を有している。主体部は、竪穴式石室で、内部からは、鏡、甲、冑、鉄刀、三輪玉などの副葬品が出土し、当地方の首長級の墳墓であると推測される。当古墳は、古墳時代中期(5世紀中頃)の築造で、年代規模においても市内の代表的な古墳といえる。
なお、この古墳群の北方に所在する敷地大塚古墳からは、7面の鏡が出土しており注目される。

竪穴式石室の主体部から出土した三輪玉と鏡の2枚の写真

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