焼山群集墳(第22~25号墳)(県指定)

更新日:2022年03月28日

  • 所在地:小野市二葉町
  • 所有者:小野市
  • 県指定年月日:昭和37年6月15日
青空の下で手前と奥に2基の古墳を写した写真
出土した副葬品と一緒に写した主体部調査状況の写真

加古川左岸、万勝寺川と山田川との間にのびる焼山台地に営まれた古墳群で、かつては200基近くの古墳が存在していたが、戦後の開拓事業などにより失われ、現在は14基が残るのみである。この内、墳丘の大きさと保存度の良好な点で、もっとも顕著な4基が県指定の文化財となっている。その内の2基は、円墳に方形の張り出し部がある帆立貝式古墳で、周囲に浅い堀跡をとどめている。本古墳群は、6世紀を中心として築かれた古墳群で昭和33年には、発掘調査が実施されている。主体部は木棺直葬で、一墳丘に1~5体の埋葬が行われていた。副葬品としては、玉類、金環、刀、鉄鏃、馬具などのほかに坏を主とする須恵器及び土師器が出土している。
なお、この調査は、焼山群集墳の保存運動から実施されることとなったもので、兵庫県の文化財保存運動の先駆けともいえる。

大小の出土須恵器を並べた写真

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