浄土寺木造重源坐像(国指定)

更新日:2022年03月28日

  • 所在地:小野市浄谷町
  • 所有者:浄土寺
  • 国指定年月日:明治34年8月2日
  • 像高:約81センチメートル
台座の上に座っている木造重源坐像の写真

この像は、胎内に墨書銘があり、智阿弥陀仏の勧進によって、天福二年(1234)に奈良よりこの浄土寺へ迎えられ、建長八年(1256)に落成した御影堂に安置されたことが記されている。ほぼ頭身の像で、背をまるめ胸の前で数珠をもつ姿は、東大寺の重源像とまったく同じである。その衣文のひだ等の表現は、いかにも鎌倉彫刻らしく自然なさまを表しているが、面相はやや固く生気を欠いている。おそらくこれは、東大寺のものを模刻したものであろう。

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