八幡神社本殿(国指定)
- 所在地:小野市浄谷町
- 所有者:八幡神社
- 国指定年月日:大正2年4月14日
- 三間社流造
檜皮葺


八幡神社は、浄土寺境内の中央正面にある。本地垂迹説の八幡神の本地を阿弥陀とする説によって、本堂の置かれる位置に八幡神社を配したと考えられる。これは重源上人が八幡信仰を重要視した表れであろう。
本殿は、室町時代中期の代表的な三間社流造で、妻に二重虹梁大瓶束を用いた早い例である。向拝と身舎の間には虹梁がなく、手挟を配している。かえる股の図柄も左右対称で、よく時代の特徴を表している。
更新日:2022年03月28日