浄土寺鐘楼(県指定)

更新日:2022年03月28日

  • 所在地:小野市浄谷町
  • 所有者:浄土寺
  • 県指定年月日:昭和47年3月24日
  • 桁行三間
    梁間二間
    袴腰付
    入母屋造
    本瓦葺
各部の釣り合いがよく整った袴腰付きの浄土寺鐘楼の外観写真

鐘楼の歴史は、あまり明らかでない。今の建物は、寛永9年(1632)に加東郡河合郷新部村粟津七右衛門の建立したものである。このことは、歓喜院が所蔵する『粟津七右衛門位牌厨子扉裏の誌文』によって知られる。
袴腰付きの鐘楼で、外観は各部の釣り合いがよく整っている。和様を基調とし、部分的に唐様を混合した様式をもち、建築各部の手法には建立当初の形式や手法が看取される。この種の建築は、江戸時代初期における数少ない遺例として貴重である。平成17年~18年には、解体修理が行われている。

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