垂井町住吉神社三十六歌仙図絵馬(市指定)
- 所在地:小野市垂井町
- 所有者:住吉神社
- 市指定年月日:平成30年4月1日
三十六歌仙は、平安中期の歌人・藤原公任が代表的な歌人36人を選んで「三十六人集」を作ったのが始まりとされている。
住吉神社の三十六歌仙図絵馬は、左右18人に分けられ、表面には歌人の姿と和歌が書かれ、裏面には奉納に関する内容が墨書されている。
それによると、この絵馬は絵を法眼狩野探幽の弟子甲田重信が描き、和歌は四辻中将季賢の筆によること。奉納者は宮脇村出身の大原重政で、江戸時代初期の万治2年(1659)に奉納されたことがわかる。
なお、住吉神社の三十六歌仙図絵馬は、1面のみ裏面の墨書の記述が異なるが、36面そろって残されている。
更新日:2023年09月08日