青野ヶ原獅子舞(市指定)
- 所在地:小野市青野ヶ原町
- 保存関係者:青野ヶ原町獅子舞保存会
- 市指定年月日:令和8年4月30日
青野ヶ原獅子舞谷渡り
青野ヶ原獅子舞は、小野市復井町所在の若宮八幡神社で毎年10月第2土曜日に行われる秋祭りで奉納される獅子舞である。口承では、嘉永4年(1851)に始まったとされている。
現在12の演目が伝承されており、秋祭り宵宮において神社拝殿や梯子で次の11の演目が実施され、翌日の本宮では氏子各戸の玄関口で五穀豊穣・家内安全・悪魔祓いを祈る荒神払いが行われる。
奉納獅子舞が一時廃れた際、流行り病が蔓延したため、獅子舞が復活したとの伝承がある。コロナ禍にあたる令和2~5年(2020~2023)の3年間は一時中断したが、令和6年(2024)より再開されている。
主な練習場所は青野ヶ原会館(小野市復井町316-4)を利用している。10月の本番に向けて9月毎週土日の夜に合計10回を目途に練習を重ね、複雑な舞を体得し、鳴り物の稽古を行っている。また、小野市芸能フェスティバル(11月)やコミセンまつり(11月)での出演のほか、多方面からの出演依頼にも応じている。
保存会は昭和32年(1957)8月に設立された。現在、保存会の会員は、大人18名である。これに加え、希望した町内の小学生に囃子を指導し、地域一体となって次世代への継承を図っており、地域の紐帯や愛着の醸成に寄与している。
青野ヶ原獅子舞は、古様の演舞を伝えており、また谷渡りの演目では播磨・淡路特有の脚立型に組んだ梯子を用いており、分布の北東限にあたることから学術的に重要である。また、高い意識のもと次世代への継承にも積極的に取り組んでおり、小野市を代表する伝統芸能として継承していくべき貴重な民俗文化財といえる。
- 演目
鈴の舞、剣、四方拝、橋弁慶、洞入り、和唐内、洞返り、花掛り、八嶋、
谷渡り、扇の舞
更新日:2026年06月19日