上田三四二歌碑

更新日:2022年03月28日

  • 所在地:小野市西本町(小野市立好古館)
  • 所有者:小野市
赤い紅葉を背景に、「ちる花は數かぎりなし ことごとく光をひきて 谷にゆくかも」と歌が刻まれた石碑の写真

上田三四二は、大正12年小野市樫山町に生まれる。医療に従事するかたわら、歌、文芸評論、小説など多分野で活躍し、日本芸術院賞をはじめ数多くの賞を受賞している。宮中歌会始詠歌進選者にも選ばれたが、平成元年に病気のため、おしくもその生涯をとじている。
小野市では、その功績をたたえるため、平成2年に上田三四二賞を制定、平成18年からは、上田三四二記念「小野市短歌フォーラム」と名称を改め、全国に発信している。この歌碑は、平成5年に建立された。
この碑に刻まれた「ちる花は數かぎりなし/ことごとく光をひきて/谷にゆくかも」という作品は、歌集『湧井』の代表作で、人間の生と死をみつめたテーマで詠んだものとされている。

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