浄土寺文書

更新日:2022年01月17日

  • 所在地:小野市浄谷町
  • 所有者:浄土寺
和紙に筆文字で文書が書かれている浄土寺文書の写真

浄土寺には、中世文書36通、近世文書74通、近代文書30通の計140通の文書が所蔵されている。このうち、中世文書は、「東大寺文書」とともに中世の荘園である大部荘を知る上で貴重な資料といえる。
特に、建久三年(1192)にだされた「左弁官下文」は、大部荘の四至を示した唯一の文書である。それによると四至は、「東限大墓(東は大墓を限る)、西限賀古川(西は賀古川を限る)、南限河内村(南は河内村を限る)、北限南條(北は南條を限る)」と記されており、現在にあてはめると、東は浄土寺の裏山、西は加古川、南は垂井町、北は久保木町あたりと推測される。

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