小田城跡

所在地：小野市船木町

東条川左岸の段丘突出部に築かれた丘城で、三方を東条川の浸食によってできた絶壁により囲まれた天然の要害の地にある。段丘部に設けられた堀切りや石垣積みの土塁に囲まれた主郭部などの遺構が、比較的原形に近い状態で残っていた。
平成3年には、兵庫県埋蔵文化財調査事務所により主郭部の発掘調査が実施され、主郭の虎口、櫓台、石積みのなされた大手口などが明らかとなっている。城主は依藤氏とされ、揖保郡新宮町で自害して、依藤塚にまつられる依藤太郎左衛門の伝承は有名である。

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