妙見塚古墳

更新日:2022年01月17日

所在地:小野市船木町・中番町

緑豊かな森にある妙見塚古墳の写真

東条川中流右岸段丘上には、100余基からなる船木・中番古墳群が存在していたが、農地開墾のために大部分が消滅し、現在は主墳の妙見塚および数基の円墳を残すのみとなっている。
妙見塚は、当地方における数少ない前方後円墳のひとつである。全長約33.4メートルで、周囲には幅約2.5メートルの堀がある。墳丘は二段築成で、周囲には円筒埴輪が認められる。主体部は不明であるが、古墳時代中期頃の築造と考えられている。
なお、昭和36年には22基の発掘調査が実施され、木棺直葬、横穴式石室、組合せ式石室、カマド塚など多様な埋葬形式が確認されている。特にカマド塚の確認は注目される。

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