関ヶ原合戦絵巻

更新日:2022年01月17日

  • 所在地:小野市立好古館
  • 所有者:小野市
城内に集まって話す様子が描かれた清州城軍議(上巻)と、川を渡って合流する軍の様子が描かれた河戸川渡岸場面(上巻)の二種類の絵巻物の写真

小野藩主の一柳家に伝来したもので、慶長5年(1600)年の関ヶ原合戦の様子を上下二巻に描いた絵巻物である。上巻は、石田三成らの伏見城攻めの軍議の場面から始まり、東軍の岐阜城攻めの結末まで、下巻は、上州沼田城の本多忠勝と真田昌幸の会談の場面から始まり、関ヶ原での合戦の勝敗が明らかとなり、松平忠吉らが家康の本陣に祝いに駆け付ける場面までが描かれている。
この絵巻の上巻には、清州城での岐阜城攻めの軍議や河戸川渡岸での一柳監物直盛の活躍が大きく描かれており、一柳家が祖先の活躍を伝えるために描かせたものである可能性が考えられる。ただ、残念なことに描かれた時期や絵師の名前は不明である。

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