算盤
伝統工芸品指定:昭和51年6月2日
算盤
安政元年(1854)に当地で算盤の製造が始まったといわれているが、小野藩『公私日記』によれば、「天保十四年(1843)三月小野高田村、太兵衛というものが算盤粒職を願い出、また同村与市が粒仲買いたる」と記されていることから、この頃にはすでに算盤の製造が始まっていたらしい。明治5年に学制が発布されると算盤の需要は一挙にのび、明治31年には播州算盤会社が設立された。播州算盤は、雲州の技術を取り入れたり、機械化に努力し、昭和35年頃の最盛期には、約360万挺を生産したが、その後電子計算機などの普及により製造業者も減少し、約70万挺となっている。その製造は分業化されており基本的には、枠作り、荒玉作り、玉仕上げ、ひご(軸)作り、組立ての5つの工程に分けられる。現在わが国の算盤の振興をはかり、伝統技術を守るために伝統工芸品の指定を受けている。
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更新日:2022年01月13日