小野市の地場産業(25年版)
小野市の地場産業
小野市の地場産業は、江戸時代に農閑期の家内工業として始まり、加古川の水運を活かした大都市圏との取引により発達してきました。
小野市を代表する地場産品の「播州そろばん」は、江戸時代に小野市内で製造が始まったと言われており、最盛期の昭和35年には年間360万丁を製造していました。昭和51年には、国の伝統的工芸品に指定され、繊細な技術を生かして組み立てられたそろばんは、その使いやすさ、滑らかな珠の運びに加え、磨き上げられた美しさが工芸品としての価値も備えています。
また、播州そろばんの珠を利用した「珠のれん」が昭和30年代に開発されたのを契機に、昭和45年頃からマガジンラック、珠鏡、花かご、額縁等の「木工工芸品」の製造が盛んになりました。
播州そろばんと並び、小野市の地場産品として有名な「家庭刃物」も、江戸時代からその技術が受け継がれています。延亨年間(1744~48年)に剃刀の製法が伝えられたのをきっかけに、文化年間(1804~18年)には握鋏・包丁、明治44年にはナイフ、昭和5年にはラシャ切鋏の製造が始まりました。特にラシャ切鋏は全国シェアの約8割を占めており、現在では、池坊剪定鋏、刈込鋏、理髪用鋏等、多種多様な鋏が製造されています。
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更新日:2022年01月20日