小野市災害廃棄物処理計画の策定
災害廃棄物処理計画のパブリックコメントの結果をお知らせします。
小野市では、今後発生が予測される大規模地震等の災害により生じた建物被害によるがれき、避難所からのごみ・し尿等の災害廃棄物を円滑に処理するため、市及び市民・事業者の役割、事前準備や発災後の処理体制、分別・リサイクルの方針等、基本的な事項を定める災害廃棄物処理計画を策定します。
このたび、その計画(案)について市民の皆様から募集した意見につきまして、その内容と意見への回答についてお知らせします。
意見募集期間
令和3年2月8日(月曜)から 3月8日(月曜)
提出意見件数
2件(1名)
意見と意見に対する回答
意見:1
災害廃棄物はごみ質がよく、燃焼時のカロリーが高くなりがちです。水噴霧、燃焼空気等を調整しながら運転しても、ごみ中間シュート部や供給口の保護剤、乾燥段耐火物等が損傷してきます。特に供給口や乾燥段までは高温での燃焼設計はしてないと考えます。(小野市クリーンセンターの設備構造が理解できていません。)メンテナンスメーカーに問い合わせて、災害廃棄物処理運転時の、緊急手配不可能な部材の備蓄が必要と考えます。(火格子、廃ガス処理のろ布、特注品は納期に日数を要すると考えます。)
回答:1
大規模災害時の小野クリーンセンターの稼働については、ごみの質や投入量を見極め、火格子、バグフィルターろ布が燃焼するような火災とならないよう、適切な温度管理等による制御を行っております。
災害時につきましては、管理運営にあたる構成3市と調整しながら、通常のごみ処理に加えて災害廃棄物を受け入れつつ、焼却炉の構造上の能力を超えないよう、ごみの受け入れ自体を一部制限することとなります。なお、小野クリーンセンターにおいて災害廃棄物の受け入れ制限を行う場合の燃焼物の処分先については、広域連携の仕組みにより市外の施設等への搬出を検討してまいります。
意見:2
燃焼物には少なからず重金属が含有されているものと考えます。特に水銀は気化が早く処理には養生含めて非常に手間が必要です。処理には十分な知識だけでなく、現場経験を得た職員を配置しなければ取り返しのつかない始末になりがちです。DXN及び水銀類の取扱い現場実務及び知識教育を担当職員に提案いたします。
回答:2
小野クリーンセンターでは、バグフィルター内にて活性炭を噴霧し、燃焼によって気化した水銀、DXN類を活性炭に吸着して回収しております。
水銀類については、一時集積所等での災害廃棄物ごみの受け入れ時ならびに搬出時に、処理困難物として分類することで可燃ごみとして取り扱わないことが重要ですので、集積所に配置する職員等の作業マニュアルにおいて、取扱いルールの周知徹底を行います。
更新日:2022年01月26日