こんにちは市長です

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2025年4月16日(水曜日)

地域防災の担い手である消防団~小野市消防大会開催~

4月13日に、「令和7年度小野市消防大会」がうるおい交流館エクラにて開催されました。あいにくの天気により分列行進は中止となりましたが、永年勤続功労など消防団員として永きにわたり消防業務に精励し、地域の防災リーダーとしてご尽力された方々が表彰されました。深く敬意と感謝の意を表します。

本年は、阪神・淡路大震災から30年という節目の年であり、北淡震災記念公園から震災の語り部として米山氏をお招きし、特別講演を行いました。災害に強いまちづくりを推進するためにも、これまでの震災から何を学んだのか、まさに「経験こそ最良の教訓」であることや、「日頃からの備え」がいかに大切であるかを改めて消防団員の皆さんに認識いただけたものと思います。

そのような中、今年に入り全国各地で大規模な山林(林野)火災が多発しており、小野市においても既に火災件数は17件(4月14日時点)にのぼっております。これは令和6年中における火災件数を超えており、出火原因の多くは、火の不始末や畔焼きの延焼などによるもので“少しくらいは大丈夫”といった油断が惨事につながっています。

このような状況を受け、巡回や広報による予防活動を展開する中、4月当初には小野市防災センターにおいて新入団員27名を含む約300名が参加する「小野市消防団総合訓練」を実施いたしました。消防職員の指導のもと小型動力ポンプの取り扱いや放水訓練など実践的な知識と技術を学び、災害対応に必要な知識と技術を再確認するなど、消防の組織力を更に高める取り組みを行ったところです。

常日頃申し上げていますが、危機管理の原則は、「悲観的に準備をし、楽観的に対応する」であります。地域防災の中核である消防団が、“先手管理”として地域に根差した地道な活動を行い、住民の防災への意識改革に繋げることが不可欠であり、これからも市民の安全安心を守るため“絶えず進化し続ける”消防団活動に期待いたします。
 

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