帯状疱疹予防接種(任意)の接種費用の一部を助成

更新日:2024年05月28日

令和6年6月から接種費用の一部を助成

帯状疱疹予防接種は予防接種法に基づかない任意予防接種です。かかりつけ医師等にご相談のうえ、予防接種による効果や副反応等十分にご理解いただいたうえで、接種の判断をしてください。

対象者

  • 接種日において、小野市に住民登録がある満50歳以上の方

ただし、すでに小野市または他の市町から助成を受けた方対象外です。

※クーポン券の発行は行っていません。

助成期間

令和6年4月1から令和7年3月31日

助成対象ワクチン・助成金額・助成回数

  • 接種費用の助成は、いずれか一方のワクチンのみで、1回限りです。
ワクチンの種類 助成金額 助成回数
生ワクチン 8,000円 1回
不活化ワクチン 8,000円 1回

※接種費用が助成金額を下回る場合は、接種費用が助成金額となります。

助成方法

協力医療機関で接種する場合

医療機関窓口での会計時に、接種費用から助成金額が差し引かれて請求されます。

協力医療機関で以下の手順で接種してください。
  1. 事前に協力医療機関に接種日・接種するワクチンを予約
  2. 接種日に協力医療機関で専用の予診票に必要事項を記入し、接種
  3. 接種後、協力医療機関の接種費用から助成金額を差し引いた額を支払う
  • 接種される際は、必ず本人確認書類(マイナンバーカード、運転免許証、健康保険証等)を持参してください。

※市から個別に予診票の送付はしていません。協力医療機関に専用の予診票を置いています。

令和6年4月1日から令和6年5月31日の期間中に接種した場合

必要書類等をご用意のうえ、健康増進課窓口で償還払いの申請をしてください。

申請期限は、令和7年3月31日までです。

必要書類等
  • 接種費用の支払いを確認できる書類(接種した医療機関等が発行した領収書並びに明細書のコピー及び支払い証明書など)
  • 振込用の金融機関の口座がわかるもの(通帳など)
  • 印鑑
注意事項
  1. 「接種費用の支払いを確認できる書類」は、接種を受けた人の氏名、接種ワクチン名、支払額(ワクチン単価)、発行年月日、医療機関の住所、名称、領収印が確認できることが必要です。
  2. 原則として、接種を受けたご本人以外の口座へのお振込みはできません。

※申請から指定の口座に助成金が振り込まれるまでには、1か月程度かかります。

協力医療機関

※接種を希望される方は、事前に医療機関へお問い合わせください。

協力医療機関以外で予防接種を希望する場合

やむを得ない事情等により、小野市協力医療機関以外の医療機関で接種を希望される方は、事前に健康増進課に申請手続きを行ってください。

任意予防接種における健康被害の救済措置について

帯状疱疹ワクチンはあくまで任意接種であり、予防接種法に基づく予防接種ではありません。万が一、被接種者に健康被害が生じたときは、独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)が実施する救済制度及び市が加入している予防接種事故賠償保険による補償の対象となる場合があります。

帯状疱疹とは

水痘(みずぼうそう)と同じウイルスが原因で起こる皮膚疾患です。水痘が治癒した後もウイルスが神経に潜伏し、免疫低下や加齢に伴い、ウイルス
が再び活性化することによって発症します。50歳以上になると発症率が高くなり、80歳までに約3人に1人が発症するといわれています。帯状疱疹から帯状疱疹後神経痛に移行した場合、慢性的な痛みが長く続く場合があります。

帯状疱疹予防接種のワクチンについて

帯状疱疹予防接種のワクチンは、2種類あり、接種方法や効果などが異なります。

帯状疱疹予防接種を接種するか、どちらのワクチンを接種するか、かかりつけ医等に相談のうえ、接種の判断をしてください。

ワクチン種類 生ワクチン 不活化ワクチン
接種方法 皮下注射 筋肉内注射
接種回数 1回

2回

(1回目接種後2か月から6か月の間隔をあけて2回目接種を行う。)

※費用助成は、1回限りです

予防効果

50歳~59歳

  • 帯状疱疹発症阻止効果69.8%

60歳以上

  • 帯状疱疹発症が51.3%減少
  • 帯状疱疹後神経痛発症が66.5%減少
  • 疾病負荷が61.1%減少

〈注1〉

50歳以上の有効性:97.2%

(内訳)

  • 50~59歳:96.6%
  • 60~69歳:97.4%
  • 70歳以上:97.9%

<ZOSTER-006試験>

70歳以上の有効性:89.8%

(内訳)

  • 70~79歳:90.0%
  • 80歳以上:89.1%

<ZOSTER-022試験>
〈注2〉

持続期間

接種後 4~7年間

  • 発症が39.6%減少
  • PHN発症が60.1%減少
  • 疾病負荷が50.1%減少

接種後 7~11年間

  • 発症が21.1%減少
  • PHN発症が35.4%減少
  • 疾病負荷が37.3%減少
60歳以上帯状疱疹発症阻止効果
  • 接種後1年以内:68.7%
  • 接種8年目:4.2%

〈注1〉

  • 全観察期間(接種後9.6年間平均)における長期帯状疱疹予防効果:89.0%

<ZOSTER-049試験>
〈注3〉

副反応

副反応発現割合:50.6%

(内訳)
  • 発赤:44.0%、そう痒感:27.4%、熱感:18.5%、膨張:17.0%、疼痛:14.7%、硬結:13.5%、倦怠感・発疹:1~5%未満、紅斑・そう痒・関節痛・筋骨格痛・動悸・疼痛:1%未満、小脳性運動失調:頻度不明

〈注4〉

  • 局所(注射部位)副反応発現率:81.5%(うち、疼痛 :79.1%、発赤:38.0%、腫脹:26.3%)
  • 全身性副反応発現頻度:58.2%(うち、筋肉痛:41.4%、疲労:40.1%、頭痛 :33.9%)

〈注5〉

接種できない方

  • 明らかに免疫機能に異常のある疾患を有する方
  • 免疫抑制をきたす治療を受けている方
 
  • 注1:国立感染症研究所帯状疱疹ワクチンファクトシート平成29(2019)年2月10日より
  • 注2:第8回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会予防接種基本方針部会ワクチン評価に関する小委員会より
  • 注3:ワクチン製造メーカーホームページより
  • 注4:乾燥弱毒生水痘ワクチン「ビケン」添付文書(2020年10月改訂第3版)より
  • 注5:シングリックス筋注用添付文書(2020年10月改訂第1版)より

この記事に関するお問い合わせ先

市民福祉部 健康増進課
〒675-1380 兵庫県小野市中島町531番地
電話番号:0794-63-3977
ファックス:0794-63-1425

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